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「シャバ・娑婆」の意味・対義語・ヤンキー用語【使い方や例文】

50代のおじさんの年代の人達は、「ナウい」「アベック」という言葉が懐かしく聞こえるかもしれません。

もう、今では完全に死語になっている言葉なのですが、今ドキの若いギャルでさえ、「チョベリグ〜」なんて言葉でノリノリになるようなことはないでしょう。

「ノリノリ」でさえ死語なのでしょうか。

こんな死語と呼ばれる言葉は数知れず、「聞いたことがある」というものもかなり多いのではないかと思います。

どうしてかと言うと、今は死語でも、瞬間的に流行った言葉だからです。

それだけにブレイクし過ぎたから、廃れて死語になると思うのです。

そんな中でも、今の若い人達が聞いたことがない言葉に「シャバ」というものがあったのです。

シャバ・娑婆

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「シャバ・娑婆」の意味・対義語・ヤンキー用語【使い方や例文】>


目次

  • ヤンキー用語のシャバ「娑婆」の意味とは?
  • 元々の「娑婆」の語源
  • ヤンキー用語の「シャバ」の言葉の使い方
  • ヤンキー用語の「シャバ」を使った例文・短文(解釈)
  • ヤンキー用語の「シャバ」の英語
  • ヤンキー用語の「シャバ」の対義語
  • ヤンキー用語の「シャバ」を使った言葉と意味を解釈


ヤンキー用語のシャバ「娑婆」の意味とは?

この言葉はヤンキー言葉の1つとなっていました。

ヤンキーの世界での「シャバ」というと「冴えない」「ダサい」「根性なし」なという意味があります。

当時の男性が最も言われたくない言葉ですが、ヤンキーに「シャバ」という言われたら、もう生きていけないくらいに重みを感じてしまう厳しい言葉でした。

  • 「シャバい」がポヒュラーな表現?

「シャバい」がポヒュラーな表現?

ただ、「シャバ」でも、よく使われていたのは、「シャバい」という表現です。

「シャバい」が流行したのは1980年代後半〜90年代にかけてのことです。

この頃は、時代的にちょうどマンガの「ビーバップハイスクール」が社会現象化までなって、「ヤンキーが時の中心的存在」とも言える時期で「ヤンキー達の間で「シャバ」「シャバい」が多く使われたこです。



元々の「娑婆」の語源

「シャバ」というと、漢字で書くと、「娑婆」という言葉になりますが、元々は、仏教から来た言葉です。

仏教ではサンスクリット語で「人間界」のことを指している言葉で、「サーハ」「娑婆」という言葉を当てはめたものでした。

そして、サンスクリット語の「サーハ」とは、「苦しみに満ちた土地」という意味があります。

「シャバい」「シャバ」「シャバの空気を吸う」といったように使われますし、この「娑婆」に由来して使われるようになったと考えられます。

「シャバ」が流行った当時は、ヤンキー全盛期と言うことができる時代で、「不良じゃない人種」「シャバの奴ら」となり、最終的に「普通の奴ら」というふうに変化されたのかもしれません。

「シャバい」もあえて漢字で書くなら、「娑婆い」となりますのが、厳密に解釈するなら、「一般っぽい、普通っぽい」というようなニュアンスで、必ずしも悪い意味ではありませんでした。

しかし、漫画の「ビーバップハイスクール」やアニメで不良っぽい人達が、普通の人(=不良でない人達)を「シャバい」と表現したことから、「冴えない」という意味に転じて使われるようになっていった経緯がありました。

ヤンキー用語の「シャバ」の言葉の使い方

「シャバ」は、主に話し言葉で使われることが多いので、「シャバい」という形で聞くことがありました。

相手を見下す時によく使われていたので、喧嘩の時などによく出てきた言葉ですね。

前出しの「ビーバップハイスクール」の中でもよく使用されたのが知られていて、やんちゃをしている人達の間で浸透していました。



ヤンキー用語の「シャバ」を使った例文・短文(解釈)

では、「シャバ」を使っている場面を例分で見ていくことにことにしましょう。

ただ、ここでは死語となっているワードなので、現代風、今ドキにアレンジしていると思ってください。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「アイツはいつも人の恋愛について偉そうにアドバイスしているんだけど、自分の恋愛となると全く勇気が出ずに告白もできないシャバい奴なんだ」

こんなふうに言われてしまう人は、まさに「シャバ」っぽい人の典型的存在です。

昔から、こんなタイプの人間っていますが、人の前だと色恋沙汰にうるさいのですが、いざ自分がその立場になると、臆病で一言も発言できなくなるのでした。

もし、今の恋愛シーンであれば、「アイツはメールやLINEだと告白できるみたいだけど、目の前に相手がいると、直接告白できないヤツだ」というような表現になるでしょう。

例文2

「上司に対して陰では大きな口を叩いて悪口を言っているが、上司が目の前にいると、全く発言できないし、視線も反らしてしまうシャバいヤツ」

今では、オフィスで「シャバ」「シャバい」という言葉を使える人はほとんどいないでしょうが、上司に対してこのような態度をする人間が必ずいますね。

陰では偉そうにして辛辣な悪口を言っているのですが、上司が目の前に現れると、掌を返したように態度を豹変してしまうので、やはり「冴えないヤツ」のです。

例文3

「いざ喧嘩になるとすぐ謝ってしまうアイツは、相手が去っていくと悪口を言っているかや、やっぱりシャバいんだ」

喧嘩は弱くとも口だけは達者な人は、いつの時代でもいましたね。

でも、こんなタイプの人間がしっかりと生き延びていたりしていやしませんか? 「シャバ」的な人は、もしかすると、生き残るためには、何でもできる目ざといタイプの人種かもしれませんね。

ヤンキー用語の「シャバ」の英語

シャバ・娑婆 meaning in english

「シャバ」を英語で表現するのは、かなり難しそうに思えるのですが、ヤンキー語でもある「シャバい」を直訳することができませんが、 「It goes out of fashion」となると、「流行のファッションから外れている=遅れている」という解釈ができます。

「That's ugly」という英語になると、「格好悪い」「That's not cool」「それって、すごく格好悪い」という意味になり、「シャバ」の英訳として使えそうです。

ヤンキー用語の「シャバ」の対義語

「シャバ」の対義語としては、次のような言葉があります。

  • 「エクセレント」
  • 「格好いい」

「エクセレント」

「洗練された」という意味がありますが、「エクセレント」と言われる人は、やること全てが洗練された振る舞いに写ってしまうのでしょう。

会話をしていると、気持ちが癒されたり元気が出たりするでしょうし、外見だけでなく、中身もとてもできたタイプの人のことを言っています。

おそらくこんなタイプの人だと、ヤンキーも一目置いていたのではないでしょうか?

「格好いい」

まさに言葉の通り、「格好の良い人」ということになります。

今のイケメンタイプの人を指すことになりますが、「格好良さ」は外見だけでなく、内面的なことも「格好いい」のです。

ヤンキー用語の「シャバ」を使った言葉と意味を解釈

では、ヤンキーが使っていた「シャバ」の言葉を見ていくことにしましょう。

  • 「シャバ僧」
  • 「シャバの飯」
  • 「シャバい」

「シャバ僧」

「シャバ」を使った言葉で「シャバ僧」というものがあります。

「シャバい小僧」が略されて「シャバ僧」となったのですが、これも当時、「シャバい」と同じくメジャーな言葉でした。

ビーバップ世代の人達から「お前はシャバ僧か?」 いじられた人もいるのではないかと思います。

「シャバい」ことばかり言っているような人のことですが、今の時代でもこんなタイプの人は、残っていますね。

「シャバの飯」

「シャバの飯がうまい!」 こんなセリフが昔のヤクザ映画で出ていたような記憶を持っている人もいるのではないかと思います。

ここでいう「シャバの飯」とは、「外の世界の飯」というような理解になるでしょうか?

「外の世界?」と首を傾げる人もいるでしょうが、罪を犯して刑務所に服役していた人が、外に出た時に使っていた言葉ですね。

「シャバ」とは、「刑務所」の外である「普通社会」のことで、「シャバの飯」とは「普通社会で食べることができる飯」となります。

「シャバい」

「シャバい」は、今回の説明で何度も説明していますが、「シャバ」の形容詞的なワードと理解することができます。

「シャバ」は名詞形の言葉で「シャバい」は形容詞形の言葉ですね。

意味は前述の通りです。

icon まとめ

このように「シャバ」を見てみると、ヤンキー用語も当時を一世風靡したことが分かります。

現代で流行っている言葉と言うと、ネットスラングなどがありますが、インターネットの時代は、さらに流れが速いので、私語がますます増えていくのではないでしょうか? もしかすると、「死語」という言葉も「死語」になるかもしれませんね。