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「前のめり」の意味・読み方・類語【使い方や例文】

「前のめり」の意味や類語を紹介します。

さらに「前のめり」の使い方や、「前のめり」を使った例文を紹介します。

前のめり

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「前のめり」の意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「前のめり」の意味とは?
  • 「前のめり」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「前のめり」の言葉の使い方
  • 「前のめり」を使った例文
  • 「前のめり」を使った言葉と意味を解釈


「前のめり」の意味とは?

「前のめり」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。

「前のめり」には大きく分けて、三つの意味がありますので、それぞれの意味を見て行きましょう。

  • 「前方に傾く」
  • 「積極的な姿勢」
  • 「性急な様子」

「前方に傾く」

「前のめり」という言葉の意味のひとつが、「前方に傾く」という意味です。

身体の状態をそのまま表現したもので、体全体が垂直方向から前方に倒れている時に「前のめり」と言います。

例えば「歩いていたら、石ころにつまづいて、『前のめり』になった」という文章を作る事ができます。

石ころにつまづいて、転びそうなくらい前方に体が傾いている状態をイメージさせる文章になっています。

「積極的な姿勢」

「前のめり」の二つ目の意味が「積極的な姿勢」という意味です。

身体の状態ではなく、気持ちの持ちようを表現した言葉です。

「前のめり」「積極的な姿勢」という意味で使う機会が多いので、この意味でしっかりと覚えておくと良いでしょう。

例えば「彼は投資の話に『前のめり』になった」と言う場合は、投資の話を持ちかけられた時に、積極的に投資に対する興味を示したという意味になります。

実際に、興味がある話を積極的に聞く時は、発言者の方に頭が傾き、姿勢も「前のめり」になる事があります。

「前のめり」は、心と体がつながっているという事が良く分かる言葉かもしれません。

「性急な様子」

「前のめり」の最後の意味が、「性急な様子」という意味です。

例えば「結婚に『前のめり』過ぎて、心配だ」とい文章を作る事ができます。

結婚したいという気持ちが先走り過ぎて、相手の事を良く知ろうとしたり、周囲の状況を整えたり、根回しをするなどの準備が不足している様子が見てとれます。

性急に物事を進めようとすると、何かミスが出たり、周囲の人から批判されるなど、困った状況に陥りやすいという特徴があります。



「前のめり」の類語や言い換え・似た言葉

続いて「前のめり」の類語や、似た意味の言葉を紹介します。

「前のめり」の仲間と言えるような言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「行け行けどんどん」
  • 「生き急ぐ」
  • 「積極的」

「行け行けどんどん」

政治やビジネスシーンなどで使われる言葉に、「行け行けどんどん」という言葉があります。

この言葉には「前のめり」で勢いに任せて物事を進めるという意味があります。

「行け行けどんどん」で物事を進めると、物事が速く進みますが、大切な事が抜け落ちていたり、重大なミスにつながるような欠陥を見過ごす事にもなります。

政治ならば、弱者の意見などを無視するなど、大雑把な政治になりがちです。

「行け行けどんどん」で物事を進める場面も必要ですが、慎重に物事を進めるべき場面がある事を忘れないようにしましょう。

「生き急ぐ」

「前のめり」には、性急に物事を進めるという意味がありますが、「生き急ぐ」にも同様の意味があります。

「生き急ぐ」には、明日死んでしまうかのように、様々な事に手を出し、急いで物事を進める様子を言葉にしたものです。

みなさんの周囲にも「生き急いでいる」と感じられるような人がいるかもしれません。

例えばアイドル経験者が「アイドル時代は『生き急いで』、恋愛をしたり、友達と普通に遊びに行くような時間がなかった」などと振り返る事があります。

みなさんも「生き急ぎ」過ぎて、大切な何かを失っていることがないでしょうか。

「積極的」

「前のめり」の二つ目の意味を、簡単な言葉にした言葉が「積極的」です。

「積極的」には、「物事を進んでする様子」という意味があります。

日常的に良く使う言葉ですので、知っているという人がほとんどだと思います。

例えば「『積極的』に合コンに参加する」「慈善活動に『積極的』な心の優しい人だ」などという使い方をします。

ほとんどの人が、好きな事や興味がある事に「積極的」で、そうでない事には「消極的」になると思います。

「前のめり」と言い換えられるような、似た意味を持つ言葉です。

「前のめり」の言葉の使い方

「前のめり」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。

「前のめり」には、「体が前方に傾く」という意味、さらに「積極的に物事に取り組む」という意味、「性急に何かをする」という意味があります。

それぞれの意味に対応する場面が訪れた時に、「前のめり」という言葉を使ってみましょう。

特に「積極的にものごとに取り組む」という意味と、「性急に何かをする」という意味で、「前のめり」という言葉が使われる事が多くなります。

誰かが何かに「前のめり」で行っている時、ポジティブな意味では「積極的」、ネガティブな意味では「性急」という意味で、「前のめり」という言葉が使われるという事を覚えておくと、きちんとした使い分けをする事ができるでしょう。



「前のめり」を使った例文

続いて「前のめり」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「前のめり」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

ビジネスシーンにおける「前のめり」を使った例文を紹介します。

「まだ新人のA君は、上司に自分でできる事が無いかを聞くなど、『前のめり』に仕事をして、周囲から好感を持たれている」 仕事を始めたばかりの新人時代は、やれる事が少ないので、つい受け身になってしまいます。

しかし自分からできる事を探して仕事をするような新人は、積極的な姿勢が見られて周囲のスタッフから好感を持たれます。

この例に登場するA君の姿勢は、まさに「前のめり」と呼ぶのにふさわしいでしょう。

例文2

恋愛の場面における「前のめり」を使った例文を紹介します。

「B君はCさんの事が好きすぎて、何度もデートに誘うなど『前のめり』な姿勢を見せた。

しかしCさんの心の準備が整わない中、何度も告白するため、ついには嫌われてしまった」
この例では、B君の「性急な様子」「前のめり」という言葉で表現しています。

本来ならCさんの心の準備が整ったタイミングで、告白をするべきでした。

B君の準備不足な様子が見える、「前のめり」な様子が良く分かる例文です。

「前のめり」を使った言葉と意味を解釈

最後に「前のめり」を使った言葉と、その意味を解釈して行きましょう。

「前のめり」を使った定型句のような言葉ですので、覚えておくと便利でしょう。

  • 「前のめり気味」
  • 「倒れる時は前のめり」

「前のめり気味」

「前のめり気味」という言葉は、比較的よく使われる言葉です。

「積極的な様子」「性急な様子」のどちらにも使われる言葉です。

また「A君は『前のめり気味』だ」と呼ばれる時は、積極的過ぎる様子や、性急すぎる様子を、茶化されているケースが多いでしょう。

もっと冷静になった方がいいよ、という発言者の意図が見えるような言葉です。

「倒れる時は前のめり」

映画や小説などの戦いの場面などで使われる言葉が「倒れる時は前のめり」という言葉です。

もし戦いに敗れて倒れてしまう時には、せめて「前のめり」に倒れたいという意思が読み取れる言葉です。

前方に倒れる事ができれば、敵から逃げずに最後まで戦う姿勢を見せられた証拠になるからです。

icon まとめ

「前のめり」という言葉の意味や使い方、例文等を見てきました。

ビジネスシーンでもプライベートでも「前のめり」な姿勢は、時には好感され、性急すぎる場合は心配な印象を与えてしまいます。

積極的な気持ちと、冷静に自分の状況を観察する気持ちのバランスが大切になります。