「自己陶酔」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「自己陶酔」という言葉が出てくることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「自己陶酔」とは?
- 「自己陶酔」の表現の使い方
- 「自己陶酔」を使った例文と意味を解釈
- 「自己陶酔」の類語や類義語
「自己陶酔」とは?
「自己陶酔」の概要について紹介します。
- 「自己陶酔」の読み方
- 「自己陶酔」の意味
- 「自己」とは
- 「陶酔」とは
「自己陶酔」の読み方
「自己陶酔」は「じことうすい」と読みます。
「陶酔」は普段あまり使わない言葉で読み難いので、覚えておく様にしましょう。
「自己陶酔」の意味
「自己陶酔」の意味は、「自分で自分にうぬぼれてうっとりしている様子」です。
人よりも自分が優れている、自分は美しい、素晴らしいと思い込んでしまっている状態です。
容姿に「自己陶酔」している人は、鏡の前で長時間自分の姿を見てうっとりしていたり、性格に自信のある人は人から頼られたり褒められたりした時の様子を思い出してうっとりしています。
「自己」とは
「自己陶酔」は「自己」と「陶酔」に分けられます。
「自己」とは「他人から見た自分」「客観的に見た自分」という哲学的な意味があります。
因みに「自分」は「自分という存在」という単なる名詞の意味です。
「陶酔」とは
「陶酔」の「陶」は「陶芸品」「人を教え育てる」「うっとりとする」「心がふさぐ」という意味があります。
意味がバラバラなのですが、「陶酔」の場合は「うっとりする」が使われます。
「酔」は「酔っぱらうこと」「感覚がなくなること」「熱中すること」という意味があります。
「陶酔」で「お酒を飲んで酔っ払うこと」という意味で使われていましたが、次第に「うっとりと良い気持ちになる」という意味で使われる様になりました。
「自己陶酔」の表現の使い方
「自己陶酔」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 周囲から言われる言葉
文法的な使い方
「自己陶酔」は名詞で、一般的には動詞を伴い「自己陶酔する・している」として使われることが多くなります。
どっぷりと浸かっている時には「自己陶酔に浸る」と言います。
周囲から言われる言葉
「自己陶酔」は自分では気づいていないことが多く、周囲から「酔いしれている」と思われた時に使います。
悪い意味ではありませんが、性格的に難があるイメージの言葉です。
「自己陶酔」を使った例文と意味を解釈
「自己陶酔」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「自己陶酔」を使った例文1
- 「自己陶酔」を使った例文2
「自己陶酔」を使った例文1
「彼はすっかり自己陶酔して鏡の前で長時間自分を見ている」
イケメンと言われてその気になり、身だしなみを気にしてうっとりとしている様子を表しています。
「自己陶酔」を使った例文2
「彼女は彼氏に尽くすことで自己陶酔している」
恋人に尽くし過ぎている女性がいるのですが、自分で「これが愛」と思い込んでいて友人のアドバイスに耳を貸さない状態です。
「自己陶酔」の類語や類義語
「自己陶酔」の類語を紹介します。
- 「勘違い」【かんちがい】
- 「ナルシスト」【なるしすと】
「勘違い」【かんちがい】
「誰もそう思っていないのに『自分は優れている』と思い込んでしまっている人」という意味です。
「ナルシスト」【なるしすと】
「自分のことが大好きで誰よりも素晴らしいと思っている人」という意味です。
「自己陶酔」は「自分で自分にうぬぼれてうっとりしている様子」という意味です。
自分のことが一番と考えている人に対して使ってみましょう。