「活路を見出す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や映画などで「活路を見出す」という言葉が使われていることがありますが、一体どの様な意味があるのでしょうか。
類語や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「活路を見出す」とは?
- 「活路を見出す」の表現の使い方
- 「活路を見出す」を使った例文と意味を解釈
- 「活路を見出す」の類語や類義語
「活路を見出す」とは?
「活路を見出す」の概要について紹介します。
- 「活路を見出す」の読み方
- 「活路を見出す」の意味
- 「活路を見出す」を分解して解釈
「活路を見出す」の読み方
「活路を見出す」は「かつろをみいだす」と読みます。
「見出す」は「みだす」「みいだす」の2つの読み方がありますが、違いは後程紹介します。
「活路を見出す」の意味
「活路を見出す」の意味は「困難な状況を切り抜ける方法を発見すること」です。
非常に困った状態に陥り、何とかして解決したいと一生懸命方法を探っているうちに、乗り越える手段を見つけ出すことを言います。
ただ発見しただけではなく、それにより状況が改善されたことまで表しています。
「活路を見出す」を分解して解釈
「活路を見出す」は「活路+を(助詞)+見出す」で成り立っています。
「活路」とは、囲碁から来ている言葉で、「石が生きる道」という意味から「苦しい状況から生き延びる方法」「生活する手段」という意味として使われています。
「見出す」は「隠されていたものを発見すること」という意味です。
「見出す」は「みだす」と読むと、「何かを見る行為を始めること」という意味です。
「みいだす」の場合は「見る」の未然形「み」+「いだす」という言葉になります。
「いだす」は「出る」という意味があり、「出だす」は「でだす」ではなく「いだす」と読みます。
非常にややこしいのですが、「活路を見出す」の場合は「みいだす」と読むのが正しくなります。
「活路を見出す」の表現の使い方
「活路を見出す」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 本当に苦しかった時に使う
文法的な使い方
「活路を見出す」は動詞としてそのまま文末に使えます。
また、副詞として「活路を見出し~する」と使うこともあります。
本当に苦しかった時に使う
「活路を見出す」はもうダメかと思った時に、何らかの方法を見つけてピンチを切り抜けることを言います。
単にその時に思いついた方法で成功したことには使われません。
「活路を見出す」を使った例文と意味を解釈
「活路を見出す」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「活路を見出す」を使った例文1
- 「活路を見出す」を使った例文2
「活路を見出す」を使った例文1
「廃村になりそうな時に外国人観光客に人気が出て活路を見出した」
過疎化が進んで廃村になりそうだった時に、外国人観光客に人気が出て賑わう様になったことを表しています。
「活路を見出す」を使った例文2
「商品ではなくサービスを提供することで活路を見出した」
メーカーとして経営が苦しくなっていた時に、メンテナンスなどのサービスも始めたところ業績が持ち直したことを表しています。
「活路を見出す」の類語や類義語
「活路を見出す」の類語を紹介します。
- 「突破口を開く」【とっぱこうをひらく】
- 「血路を開く」【けつろをひらく】
「突破口を開く」【とっぱこうをひらく】
「敵の守りを破る箇所を見付けること」「困難を乗り越えるきっかけを掴むこと」という意味です。
「血路を開く」【けつろをひらく】
「敵の包囲を破って逃げること」「困難を乗り越える方法を見付けること」という意味です。
「活路を見出す」は「困難な状況を切り抜ける方法を発見すること」です。
諦めかけていた問題を解決できた時に使ってみましょう。