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「元サヤ」の意味・読み方【使い方や例文】

「元サヤ」とは、「一度別れた相手と復縁する」「本来あるべき姿・状態に戻る」ということです。

「元サヤ」「意味・使い方・例文と解釈・英語・由来・漢字」などについて、詳しく説明していきます。

元サヤ

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「元サヤ」の意味・読み方【使い方や例文】>


目次

  • 「元サヤ」の意味とは?
  • 「元サヤ」の言葉の使い方
  • 「元サヤ」を使った例文・短文(解釈)
  • 「元サヤ」の英語
  • 「元サヤ」の由来
  • 「元サヤ」の漢字
  • 「元サヤ婚」とは?


「元サヤ」の意味とは?

「元サヤ」の意味とは?

「元サヤ」の意味は、「いったん別れた恋人(カップル)や離婚した夫婦が、再び以前と同じ関係に戻ること」「元々の慣れている状態・関係に戻ること」になります。

「元サヤ」という言葉は、「元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる)」の略語であり、元々の慣れている男女関係に戻る、別れた相手とよりを戻す(縒りを戻す)という意味が中心になっています。

「元サヤ」は、インターネットが普及した現代の恋愛関係(男女関係)では珍しくないものになっていて、元サヤに収まった後で結婚するようなカップルも増えています。

相手と衝突していったん別れたとしても、偶然の再会や定期的な連絡(LINE)などで「元サヤ」になることは多いのです。

「元サヤ」に肯定的な意見も否定的な意見もありますが、お互いの短所を克服する努力と相手に対する思いやり・尊重があれば、元サヤの復縁が良い男女関係の結果に結びつくこともあります。



「元サヤ」の言葉の使い方

「元サヤ」の言葉の使い方

「元サヤ」の言葉の使い方は、いったん喧嘩や価値観の対立、経済問題などの何らかの理由で別れてしまったカップル(恋人・夫婦)が、再び以前と同じような男女関係に戻る時に使うというものです。

「元サヤ」という言葉は、一般的にいったん別れた相手と「よりを戻す時(よりを戻したい時)・復縁する時(復縁したい時)」に使用することができます。

「元サヤ」を使った例文・短文(解釈)

「元サヤ」を使った例文・短文(解釈)

「元サヤ」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「元サヤ」の例文1
  • 「元サヤ」の例文2
  • 「元サヤ」の例文3

「元サヤ」の例文1

あれだけ激しい喧嘩をして別れたのに、彼女以上の女性に出会うことはできず、結局元サヤに収まってしまった。

スマホやネットが普及した現代では、連絡先を残しやすいこともあり、一度別れても元サヤに収まるカップルの比率が上がっているといいます。

この例文も、いったんは相手と性格や価値観がぶつかって別れたとしても、別れて暫くしてから「別れた恋人(配偶者)以上の相手はいないこと」に改めて気づいて惚れ直す人も多いのです。

「元サヤ」の例文2

元サヤの関係や結婚なんてダサいという考え方もあるけれど、やっぱり長年一緒に過ごしてきた相手だから、良いところも悪いところもお互いに分かり合えているという安心感は強い。

「元サヤ」に対する評価は人によって大きく変わりますが、元サヤを否定的に見る人は「一度ダメになって別れた相手に執着して未練がましくこだわること」を格好悪い(プライドがない)と考えるようです。

一方、この例文のように、元のパートナーの方が「お互いの長所も短所も良く分かり合えている」とプラスに評価する人も多いのです。

「元サヤ」の例文3

元サヤに収まった二人の関係が上手くいくかダメになるかは、相手のことを思いやり、お互いが相手と一緒に歩む未来に責任と覚悟を持てるかにかかっています。

元サヤで「元の関係に戻った男女」がその後に上手くいくかダメになるかのポイントが、「思いやり・相手への愛情・相互扶助・責任感と覚悟」にあることを示唆している例文になっています。



「元サヤ」の英語

「元サヤ」の英語

「元サヤ」の英語は、ストレートに直訳すれば“Fits in the original sheath.”になりますが、このままだと比喩的(メタファー的)な表現になるので英語圏の人には通じにくいでしょう。

一般的に「元サヤ(元の鞘に収まる)」を簡単な英語で表現するなら、“get back together”が分かりやすい表現になります。

“to bury the hatchet”“to make up”“to be reconciled,to be reunited”といった英語でも「元サヤ」の意味を示せます。

“The couple have gotten back together agein. ”(あのカップルは元サヤに収まった。)

「元サヤ」の由来

「元サヤ」の由来

「元サヤ」の由来は、刀の構造を前提にした「元の鞘に収まる(元の鞘に納まる)」ということわざ(諺)にあります。

「鞘」とは刀・剣などの刀身の部分を収めておく筒状の部分のことであり、抜いた刀はいずれ必ず鞘に戻して収めることになります。

刀が必ず鞘に戻されて収まることから、「本来のあるべき状態・関係に戻る」という「元サヤ」の意味が生まれたのです。

「元サヤ」の漢字

「元サヤ」の漢字

「元サヤ」の漢字は、「元鞘」になります。

「元サヤ」は略語なので、正しくは「元の鞘に収まる」という漢字表記になります。

「元の鞘に納まる」という漢字表記も間違いではありませんが、「元サヤ」は刀の刀身を鞘に入れるという意味から来ているので、現代の漢字の意味では「納まる」よりも「収まる」の方が適切でしょう。

「元サヤ婚」とは?

「元サヤ婚」とは?

「元サヤ婚」とは、恋人時代に一度別れた相手と再び付き合い直して、そのまま結婚してしまうことを意味しています。

「元サヤ婚」は性格・価値観の衝突や経済問題などでいったんは別れてしまったものの、相手と別れていた期間に「再び相手の魅力・良さ・安心感」を思い出して、復縁に向かう流れになることが多いのです。

別れて別の異性と付き合ってみて、やっぱり「元の恋人の方が自分には合っていた」ということに改めて気づかされることもあります。

「元サヤ」に戻れたということは、それだけ「相手の短所・欠点・嫌な部分も受け入れる覚悟」ができたということなので、別れる前よりも結婚にたどり着く可能性はアップします。

icon まとめ

「元サヤ」という言葉について徹底的に解説しましたが、元サヤには「本来あるべき姿・状態に戻る」「一度別れた相手と復縁する」などの意味があります。

「元サヤ」という言葉の使い方は、「一度別れた相手とよりを戻す時」「慣れている元々の状態・関係に戻る時」などに使うことになります。

「元サヤ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。