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「蚊帳の外」の意味・読み方【使い方や例文】

「蚊帳の外」の意味や語源を紹介します。

さらに「蚊帳の外」という言葉の使い方や、「蚊帳の外」を使った例文を紹介していきます。

蚊帳の外

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「蚊帳の外」の意味・読み方【使い方や例文】>


目次

  • 「蚊帳の外」の意味とは?
  • 「蚊帳の外」の語源
  • 「蚊帳の外」の言葉の使い方
  • 「蚊帳の外」を使った例文
  • 「蚊帳の外」になったときの対処方法


「蚊帳の外」の意味とは?

「蚊帳の外」の意味とは?

みなさんは「蚊帳の外」という言葉を耳にした事はあるでしょうか。

知っているという人の中には、自分がそのような立場に立たされた経験があるという人もいるかもしれません。

一方で、まだ「蚊帳の外」という言葉を知らない人もいるでしょう。

そもそも「蚊帳」という言葉を読む事ができないという人も多いかもしれません。

そこで「蚊帳の外」の読み方と意味を紹介します。

意味を知ってみると、「自分もそのような経験がある」と感じる人もいるはずです。

  • 「蚊帳の外」の読み方
  • 「蚊帳の外」の意味

「蚊帳の外」の読み方

「蚊帳の外」「かやのそと」と読みます。

「蚊帳」「かや」と読み、「外」「そと」ます。

「かちょうのがい」などと読み間違えないようにしましょう。

「蚊帳の外」の意味

「蚊帳の外」には、「無視されたり、不当な扱いを受ける」という意味があります。

さらに内情が分からない状態に置かれて、どんどん物事が進んで行く様子も「蚊帳の外」と言います。

特に仲間はずれにされたり、無視される場合に使う事が多い言葉です。

例えば家族旅行に行くのに、自分以外の家族同士で話し合いが進み、自分は話し合いに加われないような場合、「蚊帳の外に置かれた」と表現する事ができます。

このように「蚊帳の外」には、無視される、内情が分からない状態に置かれる事などの意味があります。



「蚊帳の外」の語源

「蚊帳の外」の語源

「蚊帳の外」という言葉には、「無視される」「不当な扱いを受ける」「内情が分からない状態に置かれる」などの意味があります。

しかしなぜ「蚊帳の外」にそのような意味があるのでしょうか。

「蚊帳」とは、夏の夜に、蚊に刺される事を防ぐために吊るす網のような道具の事です。

昭和の時代までは、「蚊帳」は一般家庭で普通に使われていました。

40代以降の方なら知っているのではないでしょうか。

「蚊帳の外」に置かれてしまうと、当然蚊に刺されてしまいます。

痒くて辛い思いをする事になり、「不当な扱いを受けた」と感じるでしょう。

これが「蚊帳の外」の語源になります。

「蚊帳の中」にいる人同士が楽しそうに話をしているのを、「蚊帳の外」にいる人が聴いている様子は、「内情が分からない状態に置かれる」という雰囲気ぴったりです。

「蚊帳の外」の言葉の使い方

「蚊帳の外」の言葉の使い方

「蚊帳の外」はどのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。

「蚊帳の外」という言葉には、「無視される」「不当な扱いを受ける」「内情が分からない状態に置かれる」などの意味があります。

そこで、自分がそのような状況に置かれた時に、「蚊帳の外」という言葉を使ってみましょう。

例えば同じ職場にいるスタッフに無視をされてしまった時、または自分以外の人が楽しそうに会話をしている様子を見た時は「蚊帳の外」という言葉が浮かんでくると思います。

また自分があずかり知らぬところで話し合いが行われて、物事がどんどん進んで行く場合も、「蚊帳の外」という言葉を使う事ができます。

職場だけでなく、学校や友達の集まり、家族の中でも、「蚊帳の外」と呼べるような状況が訪れる可能性はあります。

そのような時に「蚊帳の外」という言葉を使ってみましょう。



「蚊帳の外」を使った例文

「蚊帳の外」を使った例文

「蚊帳の外」を使った例文を紹介します。

様々な場面における「蚊帳の外」を使った例文を紹介して行きます。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

ビジネスシーンにおける、「蚊帳の外」を使った例文を紹介します。

「俺、このプロジェクトメンバーの一員のはずなのに、会議に誘われないんだよね。

もしかして『蚊帳の外』に置かれているのかな」
「そろそろランチを食べようかな。

あれ?みんなもう食べに行っちゃったの?俺だけ『蚊帳の外』かよ」
「わが社はこの業界ではまだまだ『蚊帳の外』に置かれている存在だ。

中心に食い込むために、より一層奮起してくれ」
という感じです。

職場で「蚊帳の外」に置かれてしまうのは辛いですが、もしかしたら「蚊帳の外」に置かれるような原因があるのかもしれません。

例文2

日常生活における、「蚊帳の外」を使った例文を紹介します。

「え?今年はハワイに旅行に行くの?なんで一家の長である、俺に相談してくれないの?」「卒業旅行はどこに行く?え?もう決まってるの?あれ?私、『蚊帳の外』になってるの?急いで一緒に行ってくれる友達探さないと」、などです。

日常生活でも「蚊帳の外」に置かれる事があるかもしれません。

特に旅行に行く時などに、「蚊帳の外」になっているとショックが大きいと思います。

さらに「仲の良い友達に、彼女ができていた。

俺だけ一人『蚊帳の外』だと知った」
など、恋愛関係の「蚊帳の外」状態も辛いものがあります。

「蚊帳の外」になったときの対処方法

「蚊帳の外」になったときの対処方法

実際に「蚊帳の外」になったときの対処方法を紹介します。

考え方や振る舞い方をコントロールしてみましょう。

  • 「孤独も悪くない」と考える
  • 「二つ以上のコミュニティに参加する」
  • 「自分がリーダーになってみる」

「孤独も悪くない」と考える

「蚊帳の外」になったと気付いた時に、動揺し過ぎてしまうのは問題です。

取り乱してひどい態度を取ってしまったり、関係が修復不可能なくらい悪くなってしまう可能性があるからです。

「蚊帳の外」になったと思ったら、取りあえず落ち着きましょう。

そのために「孤独も悪くない」と考えてみましょう。

誰かと一緒にいなければいけないという考え方は、幼少期からの刷り込みに過ぎません。

別に一人でも楽しい事はたくさんできますし、有意義な時間も過ごす事ができます。

「蚊帳の外」に置かれた時に「孤独も悪くない」と思えれば、取り乱す事なく対処する事ができるでしょう。

「二つ以上のコミュニティに参加する」

親しい友達や家族から「蚊帳の外」にされると傷つくと思います。

そこにしか居場所がないと思っている場所で、「蚊帳の外」に置かれると、どうしていいか分からなくなるかもしれません。

そこで「二つ以上のコミュニティに参加する」事をおすすめします。

例えば「家族」「飲み仲間」「大学の友達」「小学校時代の友達」「会社の仲間」「スポーツジムの仲間」など、居場所をふたつ以上作ると、一つのコミュニティで「蚊帳の外」に置かれても、もう一つのコミュニティで楽しい時間を過ごす事ができるでしょう。

「自分がリーダーになってみる」

旅行に誘われない…、ランチに誘われない…このような時に、「蚊帳の外」に置かれていると感じやすいものです。

このタイプの人は、常に人から誘われるのを待っているため、「蚊帳の外」に置かれると、どうしていいか分からなくなってしまいます。

そこで、友達や会社の同僚との付き合い方を変えて、「自分がリーダーになる」という自覚を持って行動すると良いでしょう。

リーダーの自覚を持てば、「自分から旅行に誘う」「自分からランチに誘う」事ができます。

断られる事もあるかもしれませんが、その場合は他の人を誘う事ができます。

自発的に「蚊帳」を作る事ができますので、「蚊帳の外」に置かれる事はなくなります。

幹事役をやるのは大変かもしれませんが、「蚊帳の外」に置かれるリスクを減らせるなら、十分に意味があるかもしれません。

icon まとめ

「蚊帳の外」の意味や使い方を見てきました。

言葉の意味を知って、「あれは蚊帳の外に置かれた状態だったのか」と、過去の状況を振り返る事ができるかもしれません。

また「蚊帳の外」に置かれないための対応策を取る事で、孤独になっても恐れない心と、孤独になりにくい状況を作る事ができそうです。