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「兎に角」の意味・読み方【使い方や例文】

「兎に角」の読み方や意味を紹介します。

さらに「兎に角」の使い方や、「兎に角」を使った例文を紹介して行きます。

兎に角

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「兎に角」の意味・読み方【使い方や例文】>


目次

  • 「兎に角」の意味とは?
  • 「兎に角」の語源
  • 「兎に角」の言葉の使い方
  • 「兎に角」を使った例文
  • 「兎」がつく言葉


「兎に角」の意味とは?

「兎に角」という言葉を知っているでしょうか。

「兎に角」という言葉を、どのように読めばいいか分からない人の方が多いかもしれません。

一方で「兎に角」を読む事ができる人なら、日常的に使っている言葉だと気付く事ができるでしょう。

しかし、それでも「兎に角」の意味を具体的に説明するのは難しいかもしれません。

そこで実は誰もが使っているメジャーな言葉、「兎に角」の読み方と意味を紹介して行きます。

  • 「兎に角」の読み方
  • 「兎に角」の意味
  • 「兎に角」のもう一つの意味

「兎に角」の読み方

「兎に角」「とにかく」と読みます。

「ウサギにツノ」と書いて「とにかく」と読むため、初見では読めない人の方が多いのではないでしょうか。

しかし「兎に角」「とにかく」と読めてしまえば、あの「とにかく」だと分かるでしょう。

いつも使っている「とにかく」は、「兎に角」と書く事を知っておきましょう。

「兎に角」の意味

「兎に角」には、「ひとまず保留して、当面の問題にあたる」「いろいろな事情や問題は置いておいて」などの意味があります。

例えばケンカ中のカップルがいて、彼女が彼氏にSNSを使って嫌味を言っているとします。

彼氏はこのままでは状況が改善しないと思い、「兎に角、会って話そう」と言います。

この場合は「喧嘩をしているという事情は、ひとまず保留して、会って話して仲直りしよう」とか、「あなたが私に対して文句を言いたいという事情や置いておいて、会って二人の問題を解決しよう」という意味になります。

「兎に角」のもう一つの意味

「兎に角」には「ひとまず保留して」「置いておいて」という意味があります。

また「兎に角」には、「強調する」というもう一つの意味があります。

例えば「彼は兎に角、真面目な人だから」という場合は、「彼の真面目さ」「兎に角」という言葉が強調しています。

この場合の「兎に角」「なにしろ」という言葉に言い換える事ができます。

「彼は兎に角、真面目な人だから」「彼はなにしろ、真面目な人だから」と同じ意味になります。

このように、「兎に角」には、続く言葉を強調する意味がある事を知っておきましょう。



「兎に角」の語源

「兎に角」の語源を見て行きましょう。

「兎に角」は仏教語の「兎角亀毛」という言葉がもとになっていると言われています。

この言葉は、ウサギにはツノが存在しない、亀には毛が存在しないため、「現実にはありえない」ものの例えとして使われています。

また「兎角亀毛」には、現実にはないものをあるものとする事という意味もあります。

「兎に角」には、「それはさておき」「問題は置いておいて」などの意味がありますが、「兎角亀毛」にはそのような意味がありません。

そのため、「とにかく」という言葉に、「兎角亀毛」を単にあてはめたものではないかと予想されています。

「兎に角」の言葉の使い方

「兎に角」という言葉を、どのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。

「兎に角」には二つの意味がありました。

「兎に角、真面目な人」のように「強調する」意味で使う時は、強調したい言葉がある時に使うようにしましょう。

例えば「兎に角、好きだ」と言えば、「ものすごく好きだ」という気持ちを表現する事ができます。

また「問題は置いておいて」という意味で「兎に角」を使うケースがあります。

この場合は、「問題がある」「事情がある」上で、「当面の問題にフォーカスを当てたい」時に「兎に角」を使うようにします。

「(ケンカをしているけど)『兎に角』仕事を再開しよう」とか、「(仕事は残っているけど)『兎に角』食事に行こう」という感じです。

このように「兎に角」という言葉を、二つの意味ごとに使い分けるようにしましょう。



「兎に角」を使った例文

続いて「兎に角」を使った例文を紹介して行きます。

様々な場面における「兎に角」を使った例文を見る事で、「兎に角」という言葉をどのように使えばいいか、見えてくるかもしれません。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

ビジネスシーンにおける「兎に角」を使った例文を紹介して行きます。

例えばケンカをしている二人が一緒に営業活動をしている場合があります。

しかし当面の仕事にフォーカスしなければならない場合、「『兎に角』仕事に集中しようぜ」とか、「お前の事はまだ許せない。

しかし大切な仕事が目の前にあるから、『兎に角』仕事に集中だ」
という例文を作る事ができます。

他にも「『兎に角』飯を食ってからじゃないと仕事ができない」とか、「疲れた…。

『兎に角』家に帰って寝よう」
などという文章も作る事ができます。

仕事をしていると様々な事情を抱える事になりますが、「兎に角」という言葉で気持ちを切り替えて仕事に集中する事になります。

例文2

日常的なシーンにおける「兎に角」を使った例文を紹介して行きます。

「ああ、もう夜になり休日は終わりだ。寝たり起きたりして何もせずに終わってしまった。…『兎に角』ご飯を食べに牛丼屋に行こう」「まだ怒っているのか?浮気をして悪かったって何度も謝っただろ。

『兎に角』晩御飯を作ってくれよ」
などです。

いろいろな反省があったり、感情があったとしても、「兎に角」ご飯が食べなければ話にならない、そのような場面が多くあります。

またご飯を食べているうちに、悩みがどうでもよい事に思えたり、怒りが消えたりするから不思議です。

例文3

協調する意味の「兎に角」を使った例文を紹介します。

「彼は『兎に角』一途な人だ。だから絶対に浮気したりしないよ」「僕は『兎に角』カレーライスが好きなんだ。

だから結婚した後、毎食カレーライスでも怒ったりしない」
「『兎に角』アイドルのライブビデオが見られたら幸せだ。

現実の彼女なんて必要ないよ」
などです。

「兎に角」という言葉がつくくらい一途な人も、カレーライスが好きな人も、アイドルの事が好きな人も素敵な人だと思います。

「兎」がつく言葉

  • 「因幡の白ウサギ」
  • 「二兎を追う者は一兎をも得ず」

「因幡の白ウサギ」

「因幡の白ウサギ」は、「古事記」に掲載されている出雲神話のひとつです。

ウサギがオキノシマから因幡まで、海の上を渡ろうと計画します。

そのためにワニザメをだまして並ばせて、その上をジャンプして渡る事に成功します。

しかし、もう少しで渡り切る段階で、ワニザメをだました事を口にしてしまいます。

怒ったワニザメに皮をはぎ取られてしまうという話です。

この物語には様々な教えが含まれていますので、読んで自分なりの感想を持つ事をおすすめします。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」

「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉にも「兎」が使われています。

二羽のウサギを捕まえようとした人が、結果的に一羽も捕まえる事ができないという意味があります。

二つの物事を欲張ると、結局一つも成果を出す事ができないという教えが込められています。

現在は会社員に副業が認められるなど、必ずしも「二兎を追う者は一兎をも得ず」が正しいとは言えない世の中になっています。

しかし一つの物事に集中できない人が、成功しにくいのは事実です。

時には「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉を、かみしめて見てはいかがでしょうか。

icon まとめ

「兎に角」の読み方や意味、使い方について見てきました。

いつも使っている言葉ですが、他の人に意味を説明するのが意外に難しい言葉です。

これを機会に「兎に角」の意味と、使い方をマスターしてみるのも良さそうです。