「たをやめ」の意味とは!類語など詳しく解釈
「たをやめ」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「たをやめ」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「たをやめ」とは?
- 「たをやめ」の表現の使い方
- 「たをやめ」の対義語
- 「たをやめ」の類語や類義語
「たをやめ」とは?
「たをやめ」とは、優しい女性、おしとやかな女性のことを言う言葉です。
しかし、それとは別に、浮かれ女、遊び女といった意味で使う場合もあります。
- 「たをやめ」の語源
「たをやめ」の語源
「たをやめ」とは「たおやめ」とも言いますが、漢字で書くと「手弱女」となります。
古い言葉なので現在では日常的に使われることは少ないでしょう。
「手弱女振り」という言葉がありますが、これは「女性的で優雅な歌風」という意味になります。
古今和歌集以後の歌風を非難する意味合いでこのように言います。
一方で万葉集の歌風は「益荒男振り(ますらおぶり)」と言います。
こちらは男性的で大らかな歌風のことです。
「たをやめ」の表現の使い方
「たをやめ」とは古い言葉ですから、それほど日常的に使うことはないと思われます。
しかし知識と教養として覚えておくようにしましょう。
「美しい、たをやめに惹きつけられた」「僕の理想は、見るからに、たをやめという雰囲気を備えているような人かな」などと使います。
「たをやめ」の対義語
「たをやめ」の対義語と言えば「ますらお」となります。
「ますらお」とは漢字では「益荒男」と書きますが、意味は雄々しくて強い男性、立派な男、武人、狩人ということになります。
「たをやめ」同様古い日本の言葉ということで、日常的に使うことは少ないでしょうが、併せて覚えておくといいでしょう。
「たをやめ」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「たをやめ」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「貴婦人」【きふじん】
- 「大和撫子」【やまとなでしこ】
- 「優女」【やさおんな】
「貴婦人」【きふじん】
「貴婦人」とは身分が高く、上流の婦人であるという意味になります。
「あちらにいる貴婦人のお名前は何と言うのでしょうか」という風に使います。
「大和撫子」【やまとなでしこ】
「大和撫子」とはナデシコの別名なのですが、日本女性の清楚な美しさのことを言う言葉でもあります。
つまり「大和撫子」とは女性に対しての褒め言葉としても使えます。
か弱く見えて、品がある、強さもあるといったニュアンスです。
「大和撫子タイプを好む男性は多い」「ああ、彼女はいかにも大和撫子って感じだな」という風に使います。
「優女」【やさおんな】
「優女」とは、優しい女性、おしとやかで美しい女性のことを言います。
ちなみに男性の場合は「優男」となるのですが、こちらは優しい男性という意味もありますが、柔弱な男性という意味も含みます。
「結婚するなら優女タイプがいいな」「彼女は優女に見えるが、本性は違う」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「たをやめ」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。