「粒ぞろい」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
「粒ぞろい」という言葉の意味や類語を紹介します。
さらに「粒ぞろい」の使い方や「粒ぞろい」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「粒ぞろい」の意味とは?
- 「粒ぞろい」の類語や言い換え・似た言葉
- 「粒ぞろい」の言葉の使い方
- 「粒ぞろい」を使った例文
- 「粒ぞろい」の「粒」を使った言葉
「粒ぞろい」の意味とは?
みなさんは、「粒ぞろい」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
日常的にも良く使われる一般的な言葉ですので、知っているという人が多いはずです。
またすでに「粒ぞろい」という言葉を使った経験がある人もたくさんいると思います。
このように市民権を得ている「粒ぞろい」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
そこできっちりと知っておきたい、「粒ぞろい」の読み方や意味を紹介して行きます。
- 「粒ぞろい」の読み方
- 「粒ぞろい」の意味
「粒ぞろい」の読み方
「粒ぞろい」は「つぶぞろい」と読みます。
「粒」は「つぶ」と読み、「りゅう」とは読みませんので注意しましょう。
「粒ぞろい」の意味
「粒ぞろい」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。
「粒ぞろい」には大きく分けて二つの意味があります。
まず「たくさんの優秀な個々が揃う」という意味があります。
次に「同程度に揃っている事」という意味があります。
多くの場合は、前者の意味で「粒ぞろい」という言葉を使います。
なので「粒ぞろい」の意味は「たくさんの優秀な個々が揃っている」という意味だと覚えておきましょう。
例えば真珠のネックレスを買いに行った時に、「この真珠は粒ぞろいです」と販売員が言う場合は、「素晴らしい品質の真珠が揃っているネックレスです」という意味になります。
「粒ぞろい」の類語や言い換え・似た言葉
「粒ぞろい」という言葉を言い換えたい時に、どのような言葉を選べばいいでしょうか。
そこで「粒ぞろい」の類語や言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
- 「粒選り」【つぶより】
- 「選り抜き」【よりぬき】
- 「厳選」【げんせん】
「粒選り」【つぶより】
「粒選り」という言葉は、「粒ぞろい」とよく似ている言葉です。
「粒選り」は、「同程度に優れたものや人」という意味があります。
例えば「オーディションを勝ち抜いた『粒選り』のアイドルが集う」という使い方をします。
使い方によっては「粒ぞろい」と言い換える事ができる言葉ですので、「粒選り」という言葉を覚えておきましょう。
「選り抜き」【よりぬき】
「選り抜き」には「選び抜かれたもの」「特に必要な物を選び抜く事」という意味があります。
例えば「選り抜きの楽曲で作ったベストアルバム」という使い方をします。
また旅行に行く時は、お気に入りの道具をすべて持って行くわけにはいきません。
そのため「必要な道具や服の中から、「選り抜き」した道具や服を持って行く」という事になります。
「厳選」【げんせん】
「厳選」は、「厳しい目で選んだもの」という意味があります。
何かをセレクトして、優秀な物だけをピックアップするという意味では、「粒ぞろい」と似た意味を持つ言葉です。
「厳選された麦から作られたビール」、「魚河岸のプロが厳選したお刺身セット」などという使い方をされます。
誰かが真剣に選んだものは、平均点が高くなり、価値が高くなる傾向があります。
「粒ぞろい」の言葉の使い方
「粒ぞろい」はどのような場面で使えばいいでしょうか。
「粒ぞろい」には「たくさんの優秀な個々が揃っている」という意味がありますから、そのような場面を見た時やイメージした時に使いましょう。
「たくさんの人がいる、またはたくさんの物がある」という要素と、「それがみな優秀」という場合に「粒ぞろい」という言葉を使ってみましょう。
すぐに思い浮かぶのが、会社の入社式です。
「今年の新人は優秀なメンバーが揃っている」と言う場合、「今年の新人は粒ぞろいだ」となります。
また高校野球部のメンバーを見た時も、優秀な選手が多ければ「今年に野球部の選手は粒ぞろいだ」となります。
このように「粒ぞろい」という言葉は、「たくさんの優秀な個々が揃っている」時に使うようにしましょう。
「粒ぞろい」を使った例文
「粒ぞろい」という言葉を使った例文を紹介します。
様々なシーンにおける「粒ぞろい」という言葉を使った例文を見ると、その意味や使い方が見えてくるかもしれません。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
日常的な場面における「粒ぞろい」を使った例文を紹介します。
「美味しいいくらの軍艦だな。良く見ると『粒ぞろい』のいくらだよ。北海道のお寿司屋さんに来て良かった」、「ああ、可愛いアイドルが登場したな。
メンバーが『粒ぞろい』でみんな可愛いよ。どの子を見ていいか迷うくらいだ」、「あのスーパーのレジ係は、『粒ぞろい』のメンバーが集まっているよ。
レジが行列する事がほとんどないくらい優秀だ」という感じです。
たくさんの優秀な人や物が集まっているシーンは、日常生活でも見る事ができます。
このような時に「粒ぞろい」という言葉を使ってみましょう。
例文2
ビジネスシーンにおける「粒ぞろい」を使った例文を紹介します。
「○○社のプレゼンメンバーは『粒ぞろい』だと評判だ。こちらも負けないようなメンバーを選ばないといけない」、「あの会社の女子社員は『粒ぞろい』だな。ぜひ合コンをして知り合いになりたいものだ」などです。
「粒ぞろい」な人たちがライバルになった時、仕事をするための気合が入るかもしれません。
また自分の会社や取引先の異性の社員が粒ぞろいだった時も、その会社との仕事に気合が入るかもしれません。
例文3
スポーツの世界がいちばん「粒ぞろい」という言葉を使う事が多くなるかもしれません。
そこでスポーツの世界における「粒ぞろい」を使った例文を紹介します。
「今年ドラフトで取った選手は、本当に『粒ぞろい』だ。
10年後はきっと第一線で活躍しているだろう」、「オリンピック選手団は『粒ぞろい』だと評判です。
過去最高の金メダルが期待できるでしょう」、「『粒ぞろい』のメンバーが集まった選考レースがスタートします。
激しいデッドヒートが期待できます」という感じです。
特に団体スポーツは「粒ぞろい」という言葉を使う機会が多いでしょう。
そのため部活動をした経験がある人は、「粒ぞろい」という言葉を掛けてもらった事があるかもしれません。
また強豪チームを率いている人は、「粒ぞろい」なメンバーを揃えるために、苦労しているかもしれません。
「粒ぞろい」の「粒」を使った言葉
「粒ぞろい」という言葉にも使われている「粒」を使った言葉を紹介します。
「粒」を使った言葉が多い事に気付かされるかもしれません。
- 「粒立つ」
- 「粒粒」
「粒立つ」
「粒立つ」は「つぶだつ」と読みます。
「粒立つ」には、「表面が粒状になる」という意味があります。
例えば雨が降ると、地面に水たまりができます。
その水たまりに雨が降ると、水の表面が粒状になるのが見えるでしょう。
このような時に「粒立つ」という言葉を使い、「雨が降って、地面が『粒立っている』ね」という使い方をします。
「粒粒」
「粒粒」という言葉があります。
「粒粒」は「つぶつぶ」と読み、「多くの粒が集まった様子」という意味があります。
例えば筋子を見た時に、「粒粒だ」という声を出してしまう人もいるかもしれません。
「粒ぞろい」という言葉の意味や使い方を見てきました。
たくさんの優秀な個々が集まっている時に、「粒ぞろいという言葉を使います。
自分たちが「粒ぞろい」と呼ばれたら嬉しいように、ある集団に「粒ぞろい」という評価をすると、評価された人はきっと喜ぶでしょう。
新卒社員や、新人選手、新人アイドルなどを見た時に、優秀な人が集まっていると感じたら、「粒ぞろい」という言葉を掛けてあげましょう。