「震えて眠れ」の意味とは?使い方や例文を紹介!
映画やドラマなどに登場する事が多い言葉、「震えて眠れ」の意味や使い方を紹介します。
さらに「震えて眠れ」という言葉を使った例文や、使う人の心理も紹介して行きます。
目次
- 「震えて眠れ」の意味とは?
- 「震えて眠れ」の言葉の使い方
- 「震えて眠れ」を使って相手の行動を変えたい時
- 「震えて眠れ」を使った例文
- 「震えて眠れ」と言う人の心理
「震えて眠れ」の意味とは?
「震えて眠れ」という言葉を使った事があるでしょうか。
もし使った事があるとすれば、友達に冗談を言うような形で使ったのかもしれません。
どちらかといえば「震えて眠れ」は、ドラマや映画アニメーションなどに登場する言葉で、少し特殊な状況で使われます。
ほとんどの人が、一生口にする事なく、生涯を終えるのではないでしょうか。
とはいえ、ドラマや映画などで「震えて眠れ」という言葉が登場したら、意味を知りたくなるはずです。
そこで「震えて眠れ」の読み方と意味を紹介して行きます。
- 「震えて眠れ」の読み方
- 「震えて眠れ」の意味
「震えて眠れ」の読み方
「震えて眠れ」は「ふるえてねむれ」と読みます。
「震えて」は「ふるえて」と読みますので、読み間違えのないようにしましょう。
「震えて眠れ」の意味
「震えて眠れ」にはどのような意味があるでしょうか。
文字通り、ベッドの中や布団の中で震えている誰かの姿をイメージし、「そのようにしろ」と命令しているのが、この言葉に意味となります。
「震える」理由は、何かが怖いから、何かが強い心配材料だから、不安が強すぎるからなどさまざまです。
つまりこの言葉には「ベッドや布団の中で、震えてしまうくらい怖がれ」という意味があります。
本来ベッドや布団の中は、家の中でもいちばん安心感があり、ほっとできる場所です。
そのような場所で、眠る瞬間まで震えていろという命令は、「もう、お前には心や体が休まる場所も時間もない」という意味も含まれています。
「震えて眠れ」の言葉の使い方
「震えて眠れ」はどのような場面で使えばいいでしょうか。
そこで「震えて眠れ」という言葉の使い方の基本を紹介します。
- 言う相手に怒りや悪意がある
- 震える理由を提示する
言う相手に怒りや悪意がある
基本的に「震えて眠れ」は、相手に対して強い怒りや悪意を抱えている場合にしか使いません。
友達に冗談として「震えて眠れ」というフレーズを口にする事はあるかもしれませんが、中が良い人や、知り合いに使う言葉ではないからです。
安心できるはずのベッドの中で、ゆっくりと心と体を休めるはずの眠る時間に、震えるほど怖がれと言うのですから、相手に嫌われてもいいという覚悟が必要になります。
震える理由を提示する
映画などに登場する「震えて眠れ」には、なぜ震えなければならないのか、理由が同時に提示されています。
例えば、時効間際の逃走犯に対してテレビで「もう、お前の居場所は判明寸前だ。
逮捕される日まで、『震えて眠れ』」という場合は、「逮捕される事」という震える理由が見えます。
またケンカをした相手に対して「お前の事は許さない。
いつか寝込みを襲ってやるから『震えて眠れ』」という場合は、「夜中に襲われる恐怖」が震える理由になります。
このように「敵意や悪意のある相手」に「震えなければならない理由」を添えて、「震えて眠れ」という言葉を使いましょう。
「震えて眠れ」を使って相手の行動を変えたい時
「震えて眠れ」は、敵意や悪意が相手に使う事がほとんどですが、相手の事を考えて使う事もある言葉です。
例えば友達が犯罪に手を染めようとしている時、何度「やめろ」と言っても聞かないかもしれません。
このような時に、「犯罪をしたら、警察に追われて心が落ち着く暇がないぞ。それでいいのか。だったら『震えて眠れ』」という感じです。
「震えて眠れ」というフレーズと一緒に、犯罪をしたら心身が追い込まれる事になるという説明をすると、犯罪を犯すリスクの高さが理解できるかもしれません。
その結果、犯罪を犯す事をやめてくれるかもしれません。
また治安の悪い海外で暮らそうとする友達や、DVをする男性と噂がある人と交際しようとしている友達にも、「震えて眠れ」という言葉と一緒に、そうする事のリスクを伝える事ができるでしょう。
「震えて眠れ」を使った例文
「震えて眠れ」という言葉を使った例文を紹介します。
どのような場面で「震えて眠れ」という言葉を使えばいいのかが、分かりやすくなるかもしれません。
- 「震えて眠れ」の例文1
- 「震えて眠れ」の例文2
- 「震えて眠れ」の例文3
「震えて眠れ」の例文1
ビジネスシーンにおける「震えて眠れ」を使った例文を紹介します。
「こんなに大きな赤字を出すプロジェクトリーダーがどこにいる!取締役会の後に、処遇が発表されるから、それまで『震えて眠れ』!」、「私との会社の取引をやめて、ライバル企業と契約するなんてひどすぎる!罰が当たるぞ!それまで『震えて眠れ』」という感じです。
ビジネスシーンで「震えて眠れ」という言葉が飛び交うのは、関係性が壊れてしまった時でしょう。
その瞬間までギリギリ耐えるからこそ、壊れた時に飛び出す「震えて眠れ」という言葉には破壊力があります。
「震えて眠れ」の例文2
ドラマや映画に登場しそうな「震えて眠れ」を使った例文を紹介します。
「私はお前をずっと追いかけている。そして夜になったらこっそりお前のいる部屋に入り、とんでもない事をしてやる。さあ、『震えて眠れ』」、「お前の頭の中には、四方八方が吹き飛ぶような強力な爆弾を埋め込んだ。爆弾を止める方法は私しか知らない。さあ、行け。そして死ぬ瞬間まで『震えて眠れ』」などです。
ドラマや映画などには、強烈な悪役キャラが登場しますので、「震えて眠れ」という言葉を使いやすいでしょう。
復讐劇や、アウトローが多数登場する映画などに、しっくりくる言葉です。
「震えて眠れ」の例文3
恋愛場面でも「震えて眠れ」という言葉を使うシーンがあるかもしれません。
「私がいながら浮気をするなんて許せない。絶対に復讐してやるから、その日まで『震えて眠れ』」、「あなたが彼の奥さんですか。私は彼と結婚するために、邪魔なあなたを排除する。時と場所は選ばないから『震えて眠れ』」などです。
恋愛のもつれが、誰かの心を壊して、「震えて眠れ」という過激な言葉を言わせてしまう事があります。
もしかしたら「震えて眠れ」という言葉を使っている人こそが、本当の意味での被害者と言うケースもあるかもしれません。
このような修羅場を迎えたくない人は、誰かを傷つけるような恋愛を避けるようにしましょう。
「震えて眠れ」と言う人の心理
「震えて眠れ」という言葉を誰かに放つ人の心の中はどうなっているのでしょうか。
まず「不安に陥れたい」という気持ちがあるはずです。
自分を裏切った人やひどい目に遭わせた人に、同じような辛い目に遭わせるために「震えて眠れ」という言葉を使って不安に陥れようとします。
また強めの「嫌味」というケースもあります。
何となく好きじゃない友達などの、粗相な発言ミスなどを拾い、「こんなこと言って、クラス全員から無視されるよ。それまで『震えて眠れ』」などと、ひどい言葉を掛けます。
言った本人はそれほど記憶になくても、言われた側はたまりません。
さらに「相手がした事を後悔させたい」という心理もあります。
恐怖で、ベッドの中で夜の間、震えて過ごしている間、「何であんなひどい事をしてしまったのだろう」と後悔させたいという狙いもあります。
「震えて眠れ」という言葉の意味や使い方を見てきました。
自分では使わないだろうと思いながら、いざという時のために知っておきたい言葉のひとつかもしれません。
「震えて眠れ」という言葉を使ったら、その相手との関係が終わるくらい強い言葉ですので、使う時は注意するようにしましょう。