「激情家」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
人は「感情的な生き物」と例えられることがよくありますが、それは何故でしょうか?
楽しい時は笑顔でいい顔をするし、悲しい時はクシャクシャな顔つきで、傍目から見て辛そうな顔をしてしまいます。
そのように喜怒哀楽という感情があるから、「感情的な生き物」として言われるわけです。
その中で、「激情家」タイプの人も世の中にはたくさんいらっしゃるのですが、どのような人を指すのでしょうか?
「激情家」という言葉はぐく身近な言葉でありますし、あなたの周りにもそのような人が何人かはずです。
ただ、「激情家」、「激情」という言葉は、とても抽象的な意味を持つ言葉なので、色々な場面を見て、どのような人のことを言っているのか、言葉の意味や状況を見ていくことにします。
目次
- 「激情家」の意味とは?
- 「激情家」の類語や言い換え・似た言葉
- 「激情家」の言葉の使い方
- 「激情家」を使った例文
- 「激情家」の英語
- 「激情家」の反対語
- 「激情」を使った言葉と意味を解釈
「激情家」の意味とは?
「激情」とは、「激しい感情が爆発的に湧き上がる感情」を意味している言葉なのですが、「激情家」というと「とても激情しやすい人」を意味していますことから、感情表現が激しく感情の波の乱高下も大きな人などを指している言葉だと言ってもいいでしょう。
世の中には、実に色々な個性やパーソナリティ、考え、好みを持っている人がたくさん存在していますし、人の個性や感情、特徴などを表現する言葉も数えきれないほど数多くあります。
そのような言葉を人は、その時々において、シチュエーションに応じた言葉や言い回しを使いながら、人それぞれの「個性」、「感情」など目に見えない抽象的な事象を表現しているのです。
- 「激情家」の読み方
「激情家」の読み方
「激情家」の読み方は、「げきじょうか」となります。
「激情家」の類語や言い換え・似た言葉
では、激しいまでの性格を持っている「激情家」の似たような言葉、すなわち、類義語には、どのような言葉があるのでしょうか?
- 「熱血漢」
- 「熱情家」
「熱血漢」
「激情家」の類語には、私達の身近な日常生活の中でも、比較的多く使われている、「熱血漢」という言葉がありますが、この言葉は「激情」の類語の1つとして挙げることができると思います、
「熱血」という言葉の意味には、「熱い血潮」また、「血がわきたつような激しい情熱」、「熱烈な意気込み」などの解釈がありますので、「熱血漢」と言うと、そのような性格、あるいは気質の人を指しています。
何事にも、情熱を注いで物事に取り組む人達も「熱血漢」と呼ばれることがあります。
「熱情家」
「激情」の類語は、「熱血」の他にも、色々とありますが、その中でも「激情」と漢字や音のイントネーションまで似ているような感じがする言葉が、「熱情」という言かもしれません。
使われている漢字や読み方まで「激情」と似ている言葉ですが、どのような意味あるかというと、「燃え上がるような激しい感情」または、「熱心な気持ち、情熱」ということを指していますので、「熱情家」というと、「熱い気持ちを持っている人」となるでしょう。
このような人から愛される人は、ある意味、幸福なのかもしれませんが、時として「うざい人」を敬遠されてしまうころもあるかもしれませんね。
「激情家」の言葉の使い方
「激情家」という人を指す時は、何事に対しても、すぐに怒り出す「爆発型の人」や「直情的な人」を指すこともあるでしょう。
このような人と付き合うことは、時には頼もしく感じたり、少し距離を置いておきたいと思う場合もあるかもしれません。
「激情家」を使った例文
では、「激情家」を使った例文を見ていくことで、どのような場合に使えるのかを見ていきたいと思います。
- 「激情家」の例文1
- 「激情家」の例文2
- 「激情家」の例文3
「激情家」の例文1
「私の彼は、激情家なので、怒らすと怖くなるの」
「激情家」の人は、感情的になりやすいことがあるので、「怒らせると怖くなる」というような例文や使い方が出てくると思います。
「激情家」タイプの人は一般的に怒らすと怖いというイメージが付きまとっていることが多いのですが、世の中には「静かな人ほど怒ると怖い」ということを言っている人も少なくありません。
普段は紳士と呼ばれるほど穏やかだったり優しかったりする人が、何かの発言や現象で、突然、激昂することや怒り出したりすることがあり、普段から怒りっぽい短気な人よりも、よけいに怖いと感じる場合があるのです。
「激情家」の場合は、感情の起伏が非常に激しいためも、機嫌が良い時と怒った時の気分の落差が大きくなって見えます。
そのような人がいきなり怒り出した時に、このような例文で表現することがあります。
「激情家」の例文2
「短気で激情家の彼でも、私にとっては大切な人なのです」
「激情家」と呼ばれる人の中には、「短気で激情家の彼」というように、すぐに怒る気質の人もいるので、このような言い回しもできる言葉です。
短気な人を指している時の「激情家」は、「怒りっぽい」あるいは「激昂しやすい」といったようなニュアンスで使われていることが多くて、この例文に出てくる「彼」が、ちょっとしたことで怒りだしたり、激昂したりを表現しているセリフとなっており、特に「怒りの感情が強く表れる人」について述べる時には、比較的多く使われる言葉だと言えるでしょう。
それでも、大好きな彼氏だったら、何でも許せるのでしょう。
「激情家」の例文3
「彼は時として激情家になってしまので、困っています」
「激情家」という言葉を使うシーンの中に、「彼は時として激情家になる」という言い回しもあります。
ここで登場してくる「彼」は、普段から感情の起伏が激しくなるタイプの人ではないケースが多いのではないでしょうか?
普段は非常に温厚な性格であったり、クールなまでに冷静な言動をしている人であったりするのですが、何らかのタイミングやトリガーでいきなり激情家になってしまうことを表現する時に、使われる言葉であるとも思われます。
「激情家」のタイプの根底には、「感情的になりやすい」という気質があるのだと思います。
「激情家」の英語
「激情」の英語表現は“passion”となりますが、“passion”という言葉にはは、「激情」を「激しく燃え上がるような感情」と解釈した場合の英語表現として使うことができる言葉ですし、そのまま「激情家」として解釈することもできます。
「激情家」の反対語
「激情家」の反対語としては、「温厚な人」があるでしょう。
「温厚な人」とは、「性格が穏やかな人」のことで、会話を交わしても、ある意味「癒し系」と思えるほどに物静かな人のことを指しています。
このような人が友人であったなら、自分が精神的に疲弊している時でも、救われる気持ちになることもあります。
「激情」を使った言葉と意味を解釈
「激情家」を使った言葉をもう少し見ていくことにしましょう。
- 「激情的な性格」
- 「激情的な感情」
「激情的な性格」
「激情的な性格」というと「自分の気持ちや感情を留めることができないほどの強い感情の性格」のことを指しています。
人は、通常、本音と建前を使い分ける傾向がありますが、心の中では喜んでいたり悲しんでいたりしても、その感情を表に出すようなことをしないなどのコントロールをすることも可能です。
話していることと心の中で考えていることが、全く逆であったりするケースも存在します。
しかし、一旦「激情的な性格」となると、理性で表情や言動をコントロールできなくなり、強い感情に引きずられていく可能性があります。
その時の感情があまりにも大きな喜びであれば、表情や仕草も喜びを表現する仕草に変わっていきますし、強い怒りから表情や言動にも、もろにそれが表に出てしまったりすることもあります。
そのよぅな人を「激情的な性格の人」と呼べると思います。
「激情的な感情」
「激情的な感情」と表現する場合は、激しく高ぶっている感情を指している場合が多いと思われるのですが、「激しく高ぶる感情」は、「興奮」や「高揚」といい言葉に言い換えるができます。
「興奮」や「高揚」に置き換えると、強い怒りや激昂を連想する人も多いでしょうが、これらも「激情」に当てはまる言葉なので、強い喜びや悲しみ、憎しみといったような心の動きもまた、「激情」があてはまるケースかもしれません。
「激情家」タイプの人は良しにつけ悪しにつけても、その人の感情がはっきりと理解することが容易にできます。
しかし、世の中には、仮面をかぶったように感情を表に出さない「冷酷」な印象を覚えるタイプの人も少なくありません。
そのことを考えると、このような人と付き合うことができることは、ある意味、いいことかもしれません。