「知見を得る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや実務書などで「知見を得る」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「知見を得る」とは?
- 「知見を得る」の表現の使い方
- 「知見を得る」を使った例文と意味を解釈
- 「知見を得る」の類語や類義語
「知見を得る」とは?
「知見を得る」の概要について紹介します。
- 「知見を得る」の読み方
- 「知見を得る」の意味
- 「知見を得る」を分解して解釈
「知見を得る」の読み方
「知見を得る」は「ちけんをえる」と読みます。
「知見」を「ちみ」と読み間違わない様にしましょう。
「知見を得る」の意味
「知見を得る」の意味は「実際に体験を通じて知識や考え方を身に付けること」です。
最近では何か調べる時にはすぐにインターネットや電子辞書を使うことが多くなっていますが、時間と労力をかけて実際に自分で体験することにより、ものごとに対する知識や考え方を身に付けていくことを言います。
目で見る情報よりも確かで、度合いも分かるので、自分のキャリアにもなるのです。
「知見を得る」を分解して解釈
「知見を得る」は「知見+を(助詞)+得る」で成り立っています。
「知見」は「実際に見て身に付ける知識や見識」という意味です。
「得る」は「努力して手に入れること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「実際に努力して自分のものにする知識や見識」という意味で使われています。
「知見を得る」の表現の使い方
「知見を得る」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味で使われる
- 自分で苦労をしていないことには使われない
文法的な使い方
「知見を得る」は動詞として文末に使われ、「得る」は語幹が「え」の「下一段活用」です。
他に「知見を得て」と副詞として使われたり、「知見を得た〇〇」と形容詞として使われることもあります。
良い意味で使われる
「知見を得る」は自分で苦労して覚えた知識や身に付けたスキルを表すので、良い意味で使われます。
面接の時などに自分の強味として「~により知見を得て来ました」とアピールできます。
自分で苦労をしていないことには使われない
「知見を得る」は自分で実際に経験するなど、苦労をして身に付けた知識や考え方のことを言います。
幾ら時間をかけてもただ調べた知識に対しては使われません。
「知見を得る」を使った例文と意味を解釈
「知見を得る」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「知見を得る」を使った例文1
- 「知見を得る」を使った例文2
「知見を得る」を使った例文1
「海外数十か国を旅して各国の文化への知見を得てきた」
実際に海外旅行を数十回もして、それぞれの国の文化について学んできたことを表しています。
「知見を得る」を使った例文2
「数多くの高齢者を受け持つ中で介護に関する知見を得た」
介護士として多くの高齢者を担当して、介護に関する様々な知識や見解を身に付けたことを表しています。
「知見を得る」の類語や類義語
「知見を得る」の類語を紹介します。
- 「見聞を深める」【けんぶんをふかめる】
- 「知識と経験を積む」【ちしきとけいけんをつむ】
「見聞を深める」【けんぶんをふかめる】
「実際に見たり聞いたりして知識を増やしていくこと」という意味です。
「知識と経験を積む」【ちしきとけいけんをつむ】
「情報を集めて、更には実際に行動してみて、さまざまなノウハウを学んでいくこと」という意味です。
「知見を得る」は「実際に体験を通じて知識や考え方を身に付けること」という意味です。
苦労をして学んできたことに対して使ってみましょう。