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「詮無きこと」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

何をやっても無益だ。そんな「詮無きこと」について紹介します。

詮無きこと

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「詮無きこと」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「詮無きこと」の意味とは?
  • 「詮無きこと」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「詮無きこと」の言葉の使い方
  • 「詮無きこと」を使った例文と解釈
  • 「思うて詮なきことは思わず」の名言について解釈


「詮無きこと」の意味とは?

「詮無きこと」の意味とは?

詮無きことというのは、蓋の栓の意味ではありません。

これは、所詮という意味で、しょせん無いという意味になります。

つまり、所詮の方策なきことが正確な意味になります。

しょせんというのは、古語に由来することばですが、所謂のように、前置詞として作用します。

これは、方策なきことを意味します。

  • 「詮無きこと」の読み方

「詮無きこと」の読み方

詮無きことは「せんなきこと」と読みます。

詮無きというのは、これ以外にないという意味で、うわさ話など多用無用という意味のこともあります。

というのも、これしか無い、これほどのものも無いという意味で、所詮なんでもないという慣用句として使用されています。

つまり、詮無きことでは詮索無用という慣用的用法になります。



「詮無きこと」の類語や言い換え・似た言葉

「詮無きこと」の類語や言い換え・似た言葉

詮無きことでは、類義として、「無益」「無駄」が類語にあたります。

つまり、一般概念からすれば、仕方なし、他方の利用面も無しという意味になります。

「詮無きこと」の言葉の使い方

「詮無きこと」の言葉の使い方

詮無きことの言葉の使い方は、所詮無きことして、使用法なしとする場面があります。

他には、他言するまでもない、よくあることとしてつまらない事項と表現する場合があります。

または、詮無きとして、その評価を最低とする意味もあり、批評するにも値しないという評価表現もあります。



「詮無きこと」を使った例文と解釈

「詮無きこと」を使った例文と解釈

詮無きことを使用する例文は、詮無きことをあえて、皮肉な表現として、使いみちがないでしょうという、無視に近い言い表し方があります。

そして、詮無きイメージをそんなつまらないうわさ話をしてもしょうがないと一掃する場面があります。

それから、詮無きことでまったく無価値なものとしてあしらう方策があります。

  • 「詮無きこと」の例文1
  • 「詮無きこと」の例文2
  • 「詮無きこと」の例文3

「詮無きこと」の例文1

「詮無きことをいつまでいうつもりですかの表現には、皮肉がたっぷりでした」

詮無きことというのは、それを評価する言葉の無駄をいう意味があり、つまり、先方を表現するのは控えましょうという意味になります。

これは、かえって争う必要も無いでしょうという意味です。

つまり、闘うまでもないという意味です。

「詮無きこと」の例文2

「詮無き噂話は、時間の無駄になります」

うわさ話を詮無きこととするのは、得策と言えます。

これは、そんなくだらない事の為に自分の時間を使用するのは無駄だという意見になり、自分の時間を有効に使用しようという意味になります。

そして、人と無駄に時間調整をするよりは、自分自身でためになったり得になる勉強をしようというイメージに繋がります。

「詮無きこと」の例文3

「詮無き情報は、文字にする価値がありません」

詮無き情報は、自分自身の尊厳として、扱う意味がないとするイメージがあります。

これは、詮無きという意味で、書く情報は無いとする、価値がないとあしらう程度のはなしです。

世間では、つまらない情報に噂話であると、大衆芸能ではささやかれる側面もあります。

ただし、親戚のつまらない話よりも、ステージアップされた陳腐さでよくある話のえぐさが、興味をそそるのも事実です。

「思うて詮なきことは思わず」の名言について解釈

「思うて詮なきことは思わず」の名言について解釈

詮無きことは思わずというのは、「仕方のないこと」をくよくよ考えてもしょうがないという意味です。

これは、対策として処方のないことは、意識の外に出しておきましょうという意味でもあります。

また、方策の思いつかないときは寝るのに限るという方法があり、あえて、苦境のときに、じたばたあがかないという意味です。

詮無きこととして、あらゆる方面に対策を考えないのは得策とは思えませんが、実は、窮策のときには、家で寝ているのが一番という考え方があります。

icon まとめ

詮無きことは、仕方なしと言われます。

仕方がないというのは、方策が思い当たらないという意になります。

詮無きことでは、その悩んでも仕方のないことを、熟慮する期間と捉え、方策がでなければ、しばらく休んでおこうと、一旦休符をおきましょう。

そのあいだに、なにかプランが生まれることもあるでしょうし、ひらめいて、良いことが見つかるかもしれません。