「考える」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「考える」の意味や類語を紹介します。
さらに「考える」の使い方や「考える」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「考える」の意味とは?
- 「考える」の「思考」の意味
- 「考える」の「判断する」の意味
- 「考える」の「意向」の意味
- 「考える」の類語や言い換え・似た言葉
- 「考える」という言葉の使い方
- 「考える」を使った例文
「考える」の意味とは?
「考える」という言葉は、日常的に使う言葉、あるいは毎日のように使っている言葉だと思います。
誰もが意味すら「考える」事なく自然に使っている言葉ですが、あらためて「考える」という言葉の意味を説明せよと言われると、難しいと感じる人の方が多いかもしれません。
物質を分子や原子に分解する事ができても、原子をどう分解すればいいかが分からないのと同じような感じです。
そんな日常的に使いすぎてなじみが強すぎる言葉、「考える」の意味を紹介します。
「考える」の「思考」の意味
「考える」という言葉には、大きく分けて3つの意味があります。
まずひとつ目が、「思考する」という意味での「考える」です。
この場合の「考える」には、「頭の中であれこれと思いめぐらす」という意味があります。
「人間は考える葦である」という言葉がありますが、この言葉に登場する「考える」も「頭の中であれこれと思いめぐらす」という意味があります。
自由に考え事をする時などは、「思考する」という意味での「考える」という行為をしているのではないでしょうか。
小説家がアイデアを「考える」時、女子高生が自分の未来について「考える」時は、「頭の中であれこれと思いめぐらす」という意味で「考える」という言葉を使っているでしょう。
「考える」の「判断する」の意味
ふたつ目の「考える」は、「判断する」という意味があるケースです。
例えば「正しいかどうか考える」という場合の、「考える」がこのケースに当たります。
「判断する」という意味での「考える」には、深く思いを巡らして、何らかの判断を下す」という意味があります。
「正しいかどうか考える」という場合は、「正しいかどうか思いを巡らせて、何かしらの判断を下す」という意味になります。
例えば「本当に結婚していいかどうか考えてみる」と婚約者が言った場合は、「判断する」という意味で、「考える」という言葉を使っているでしょう。
また「バイトを続けるかどうか、考えさせてください」とバイトが店長に言う時も、「判断」したいから時間を下さいという意味になります。
「考える」の「意向」の意味
みっつ目の「考える」の意味は、「意向」という意味があるケースの「考える」です。
例えば「この会社で働こうと考える」という場合は、すでに「会社で働こうとしている」という「意向」が見えます。
このような場合の「考える」には「しようと思う」という一種の結論が見えます。
例えばFAになったプロ野球選手は、いくつかの球団から声をかけられます。
そしてある球団に入団しようとほとんど決めた段階で、その球団関係者と会う時に、「こちらにお世話になろうと考えています」という挨拶をします。
この場合の「考える」はほとんど確定で、「入団しようとする」強い意志を感じる事ができます。
「考える」の類語や言い換え・似た言葉
次に「考える」の類語や言い換えられる似た言葉を紹介します。
「考える」の仲間のような言葉が登場します。
- 「考え」【かんがえ】
- 「思索」【しさく】
- 「思案」【しあん】
「考え」【かんがえ】
「考え」には、「考える事」という意味があり、「考えがまとまらない」などという言葉に使います。
また「考えがある」という使い方をすると、その人の覚悟を表明する事ができます。
「思索」【しさく】
「思索」は「思考する」という意味での考えるより、理路整然としたものです。
「思索」は「しさく」と読み、「筋道を立てて考えを進める事」という意味があるからです。
理系の人は、「思索」が得意かもしれません。
「思案」【しあん】
「思案」には「どうしたらよいかと考えを巡らす」と言う意味があります。
困った状況に置かれた人は、「考える」よりも「思案する」状態になりそうです。
「考える」という言葉の使い方
「考える」という言葉の使い方は、すでにみなさん知っていると思います。
いつの間にか「考える」という言葉が口に出ているという方がほとんどでしょう。
その上で、「思考する」「判断する」「意向」という3つの傾向がある事を知っておくと、生活に役立つかもしれません。
例えば、夕飯を考える時に、「今日は思考しよう」と思いながら「考える」と、いつもより自由な発想で夕飯のメニューを考える事ができるかもしれません。
「肉を食べたら太るかも…いやでも食べたい。食べるべきかどうか…」という感じで「判断する」意味での「考える」に引っ張られる事が少なくなるかもしれないからです。
このように意識的に「考える」という行為をすると、これまで以上に素敵なアイデアが浮かんだり、良い判断ができるようになるかもしれません。
「考える」を使った例文
「考える」を使った例文を見て行きましょう。
「考える」には主に3つの意味がありますので、その意味ごとの「考える」を使った例文を紹介します。
例文を見る事で、「考える」という言葉の意味や使い方をより知る事ができるかもしれません。
- 「考える」の例文1
- 「考える」の例文2
- 「考える」の例文3
「考える」の例文1
「思考する」という場合の、「考える」を使った例文を紹介します。
「おもしろい企画を作りたいので、あれこれと『考えて』みようと思います」、「将来、自分が何になりたいか、ゆっくりと『考えて』みるといいよ」、「ボーっと『考えて』いたら、いつの間にかお昼休みが終わっていた」などです。
様々な材料を集めて、あれころと思いを巡らすような時の「考える」は、とても自由な感じがします。
例えば好きなアイドルについて「考える」時も、自由で幸せな時間ではないでしょうか。
「考える」の例文2
「判断する」という意味での「考える」を使った例文を紹介します。
「この決定でいいかどうか、迷いに迷っている。だから一晩家で『考え』させてくれないか?」、「赤い線を切断するべきか、黄色の線を切断すべきか『考えて』いる。間違ったらこのエリア一帯が爆薬で吹き飛んでしまうからだ」、「この服を買うべきかどうか、ショッピングモールを一周しながら『考えて』、それでも欲しかったら買おう」という感じです。
「判断する」という意味での「考える」は、とても真剣で、深くじっくりと「考える」必要がありそうです。
ビジネスシーンでたくさん登場する「考える」は、あるいはこの意味での「考える」かもしれません。
「考える」の例文3
「意向」の場合の、「考える」を使った例文を紹介します。
「あなたと結婚したいと『考えて』います。幸せにしてくれますか?」、「君さえよければ、課長に推薦しようと『考えて』いる。
どうだ、責任のある立場についてみないか?」などです。
すでに「判断する」という意味での「考える」工程を終えて、ある結論が出た時の「考える」は「しようと思っています」という意味があります。
そのため、プロポーズの答えが「あなたと結婚したいと『考えて』いる」だった場合は、「まだ考え中なの?」と思って落ち込む必要はありません。
「考える」という言葉には、大きく分けて3つの意味があります。
普段漠然と「考える」という言葉を使っていますが、このように分類すると、自分がどのような意味で「考える」という言葉を使っているのかが分かり楽しいかもしれません。
自由に「思考する」意味で「考える」事が多い人は楽しそうな人、真剣に「判断する」意味で「考える」事が多い人は、責任のある立場にいる人など、その人の内面が見えてくるかもしれません。