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「巨躯」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

巨躯(きょく)とは、並はずれて大きな体のことを言います。

どちらかと言えば話し言葉では「巨体」と使う方が一般的かもしれません。

それでは巨躯という言葉の意味、例文、英語、使い方などを詳しく見ていきましょう。

巨躯

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「巨躯」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「巨躯」の意味とは?
  • 「巨躯」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「巨躯」の言葉の使い方
  • 「巨躯」を使った例文
  • 「巨躯」の英語
  • 「巨躯」の対義語


「巨躯」の意味とは?

「巨躯」の意味とは?

巨躯とは並外れて大きな体、巨大な体のことを言います。

あまり聞き慣れず、巨体という方が意味がわかりやすく、よく使われているかもしれません。

ちなみに読み方は「きょく」と読みます。



「巨躯」の類語や言い換え・似た言葉

「巨躯」の類語や言い換え・似た言葉

巨躯とは巨大な体のことを言います。

それでは巨躯の類語、言い換え、似た言葉などを見ていきましょう。

  • 「巨体」【きょたい】
  • 「大きな図体」【おおきなずうたい】
  • 「大きな体躯」【おおきなたいく】
  • 「ウドの大木」【うどのたいぼく】
  • 「巨漢」【きょかん】

「巨体」【きょたい】

巨体とは体が大きいことを言います。

通常の大きさではなく、非常に大きいといった状態を表す時にも使われます。

「大きな図体」【おおきなずうたい】

「図体」はもともと「胴体」が転じた言葉とされています。

「図体」そのものに「体が大きい」といったニュアンスがあり「小さい図体」といった使い方はしません。

体の大きさを強調する時に使う言葉です。

女性に向けて使うと失礼にもなりますので注意が必要です。

「大きな体躯」【おおきなたいく】

「体躯」(たいく)とは体、または体つき、体格という意味があります。

「しなやかな体躯」といった使い方をします。

「大きな体躯」ということで巨躯と同じ意味合いになります。

話し言葉ではあまり使うことはないかと思いますが、文章では見ることがあるのではないでしょうか。

「ウドの大木」【うどのたいぼく】

「ウドの大木」とは、大きく成長したウドを人間に例えて「体ばかりが大きく役立たずな者」という意味合いのことです。

つまり体の大きな人に対する悪口として使われるわけです。

大柄な男性に面と向かって言わないように気をつけるべき言葉ですが、わりとよく使われる言葉でもあります。

「巨漢」【きょかん】

巨漢とは、並はずれて体の大きい男性、大男という意味があります。

「漢」とは男の中の男というような意味で使われます。

つまり巨漢という言葉は体の大きい女性には本来は使いません。

「巨躯」の言葉の使い方

「巨躯」の言葉の使い方

「巨躯」「並外れた大きな体」という意味ですから、「巨躯な体」といった使い方はしません。

それだと「並外れた大きな体な体」となりますので変だとわかるかと思います。

「頭痛が痛い」と同じようなことになってしまいますので気をつけておきましょう。

また女性相手に使う場合はよく考えた方がいいでしょう。

「巨躯」という言葉は女性に対しては、ほぼ使わないと思っておいた方がいいかもしれません。

「大柄」「体格に恵まれている」などと言い方を変える方が賢明です。



「巨躯」を使った例文

「巨躯」を使った例文

巨躯は「並外れて大きな体」「巨体」といった意味を持つ単語ですので「巨躯な体」「巨躯な体つきをしている」といった使い方をしないように気をつけるようにしましょう。

それでは、巨躯を使った例文をいくつか紹介します。

話し言葉で使う機会は少ないのですが、文章では見かけることがあるかと思います。

  • 「巨躯」の例文1
  • 「巨躯」の例文2
  • 「巨躯」の例文3
  • 「巨躯」の例文4

「巨躯」の例文1

「巨躯ではあるが、動きが軽い」

「巨躯」の例文2

「巨躯の男も、妻の前では小さな子供のようである」

「巨躯」の例文3

「巨躯の男がこちらに向かって走ってきた」

「巨躯」の例文4

「巨躯のわりに、力がない」

「巨躯」の英語

「巨躯」の英語

巨躯を英語で言い表す時は、主に“big body”を使うことが多いでしょう。

または“gigantic figure”でもいいでしょう。

「巨躯」の対義語

「巨躯」の対義語

巨躯の逆、小さくて頼りない体つきのことを言う言葉を集めてみました。

しかし使う人、状況を考える必要があります。

小柄で華奢な女性に使う分には褒め言葉になりえても、コンプレックスを感じている人に使えば悪口となりますし、関係性が悪くなる場合もあります。

小説などで人を描写する時に使うことはありますが、本人に面と向かって言うことは実生活においては少ないでしょう。

  • 「小躯」
  • 「矮躯」
  • 「短身」
  • 「短躯」

「小躯」

小躯とは「しょうく」と読みます。

あまり使う機会がない言葉ではないでしょうか。

意味は「小柄な体」ということになりますが、使う時は「小柄」とそのまま言い表すことの方が多いでしょう。

「矮躯」

矮躯とは「わいく」と読みます。

意味は背が小さい体のことを言います。

「短身」

短身とは「たんしん」と読みます。

背の低いこと、またはその体のことを言います。

「短躯」

短躯とは「たんく」と読みます。

意味は背丈が小さい体ということになります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「巨躯」(きょく)について詳しく解説をしました。

並外れて大きな体という意味がありますので、大柄な肉体を自慢に思っている人には使ってもいい言葉と言えるでしょう。

どちらかと言えば、文章で見る機会はあっても、話し言葉で使われることは少なくて、巨躯の代わりに「巨漢」「巨体」「大柄」「デカイ」といった言葉で表すことが多いかもしれませんが、意味としてはしっかり理解しておくようにしましょう。

また「巨躯な体」といった使い方は間違っていますので、注意してください。

「頭痛が痛い」と同じくおかしいと覚えておくと忘れないかと思います。