「秀麗」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
世の中には、色々な言葉があります。
その中には、言葉のフレースを聞いただけで、すごく気持ちを良くさせてくれるものもあります。
それだけに言葉には、非常に大きな影響力を持っているかもしません。
そのような心地良い響きを持っているような言葉の種類の中で、「秀麗」という言葉があります。
目次
- 「秀麗」の意味とは?
- 「秀麗」の類語や言い換え・似た言葉
- 「秀麗」の言葉の使い方
- 「秀麗」を使った例文
- 秀麗の英語
- 秀麗の反対語
- 「秀麗」を使った四文字熟語や言葉・解説
「秀麗」の意味とは?
「秀麗」という言葉を聞くと、リンゴを思いう浮かべる人もいるかもしれません。
リンゴの品種の1種ですが、とても美しい姿をしている果物です。
このリンゴのように「秀麗」という言葉には、「他より優れていてすっきりと美しいこと」や「他のものと比べて、さらに一段と立派で美しいこと」、あるいは「そのようなさま」を指しています。
「富士山の秀麗な姿に心から感動しました」
「クラスメートのA君は、眉目秀麗な人」
このような使い方をするような言葉です。
- 「秀麗」の読み方
- 「秀麗」分解して解釈
「秀麗」の読み方
「秀麗」は「しゅうれい」と読みますが、特に難しい発音ではありませんので、間違えた理解をすることはないでしょう。
「秀麗」分解して解釈
「秀麗」の「秀」は、「優秀」でも使われる漢字で、「より抜きん出る優れている」、「秀でる(ひいでる)」、「秀でているもの(ひいでているもの」という意味を持っています。
「麗」は「うるわしい」と読み、「形が整っていて美しい様」や「立派」、「華麗なまでに美しい」という意味を含んでいます。
「秀麗」の類語や言い換え・似た言葉
「秀麗」と同じか近い意味を持つ類義語としては、次のような言葉が挙げられます。
- 「容姿端麗」
- 「才色兼備」
「容姿端麗」
「容姿端麗(ようしたんれい)」という言葉が、「秀麗」の類義語として扱うことができるでしょう。
言葉の意味としては、「顔や姿が整っており、美しいさま」ということになります。
男性でも、女性でも「すらりとして美しいさま」や「整って美しいさま」の人を「容姿端麗な人」と表現することがあります。
また、この言葉には外見上の美しいさまだけではなく、内面的な美しさも感じさせてくれるような気もします。
上品な家柄の出身で育ちの良いふるまいは言動ができる人も、「容姿端麗」が当てはまるのではないでしょうか。
「才色兼備」
「才色兼備(さいしょくけんび)」も、類義語して理解することができるでしょう。
「才色兼備」とは、「勉強が出来て容姿も美しい女性」を指して使われます。
ただ、「秀麗」や「容姿端麗」とは異なり、「勉強ができる広く学問に通じている」という意味を含まれていることが、大きな違いです。
尚、「勉強ができる」という点では、この意味だけで表現するなら、「博学多才」という言い方もあります。
「秀麗」の言葉の使い方
「秀麗」を使う表現としては、
「秀麗で完璧な形をしている」
「彼の秀麗な姿については、決して嫌いな気はしなかった」
「秀麗な趣きのある男性」などの言い方ができるでしょう。
「秀麗」を使った例文
「秀麗」という言葉は、普段の生活の中での会話や、ビジネスの商談、ミーティングなどの会話の中で、あまり使われる場面はないかもしれません。
例文を見ることで、どのようなシーンで活用できるか参考にしてください。
- 「秀麗」の例文1
- 「秀麗」の例文2
- 「秀麗」の例文3
「秀麗」の例文1
「眉目秀麗で明晰な話し方ができる男性に育って、行儀の上品な姿に感動した」
非常に美して凛とした姿勢の男性が、世の中にはいるのものです。
今風に言うと、「イケメン」と解釈することができるかもれいませんが、この例文に出てくる男性は、単なるハンサムボーイではなく、気品さも備えているのかもしれません。
「秀麗」の例文2
雑誌「月刊明星」では、秀麗な女性タレントばかりが掲載されていましたが、今では、個性派美女と呼ばれるタレントが増えてきました」
昔の女性アイドル、歌手、タレントと言えば、外見の美しさが映えていたと思います。
しかし、今では個性的なパーソナリティーをしている女性タレントも人気がありますね。
「秀麗」の例文3
「彼の秀麗に対しては決して嫌いな気はしなかった」
女性にとっては、美しいオーラをまとっている男性には、つい心が動くものですが、何時の時代でも、「秀麗な男性」は、多くの女性の注目を集めてしまう力があります。
秀麗の英語
「秀麗」を英語で例えると、“beautiful”=「美しい」です。
誰でも知っている英語ですが、日本語では、「秀麗」というフレースには、高貴さえ感じさせてくれるので、やはり日本語には、奥深い趣きがあります。
秀麗の反対語
「非常に美しい」という意味を持つ「秀麗」の反対の意味を持つ言葉としては、次のような言葉があります。
- 「見苦しい」
- 「不器量」
- 「醜悪」
「見苦しい」
「見苦しい」には、「見た感じが不愉快である」、「みっともない」、「醜い8みにくい)」、「見るのに難渋する」、「見づらい」などの意味があります。
「見苦しい身なり」、「見苦しい真似は止めなさい」というような使い方があります。
「不器量」
「不器量」とは、「容貌(ようぼう)が醜いこと」という意味があります。
「醜悪」
「醜悪」は、「顔形や心、行いが醜くて、きわめて不快なこと」という意味になります。
「秀麗」を使った四文字熟語や言葉・解説
- 「眉目秀麗」
- 「胸襟秀麗」
- 「容姿端麗」
「眉目秀麗」
「秀麗」を含んだ代表的な四字熟語として、有名な言葉です。
この言葉の意味は、「顔立ちが美しく整っている様子」となりますが、主に男性に対して使う言葉として知られています。
「眉目」とは、「眉と目のことから顔立ち」という意味があり、「秀麗」は「他よりも優れていて美しく整っている様子」を指しています。
「秀麗」単体より、さらに美しさグレードアップしているような気がしますね。
「秀麗」の同義語として「容姿端麗」を紹介しましたが、「眉目秀麗」との違いは、簡単に言うと、整っている部位の違うことでしょう。
容姿端麗の「容姿」というのは、「顔つきと姿」という意味です。
「姿」はその人のスタイルや服装、雰囲気なども含んでいます。
「目鼻立ちがしっかりしていて彫りに深い、硬派っぽい男性」をイメージさせてしまうでしょうか。
「胸襟秀麗」
「胸襟秀麗(きょうきんしゅうれい)」という言葉もあります。
「胸襟秀麗」とは、「考え方や心構えが正しく立派なさま」や「心の中打ち明ける」、「打ち解ける」というい意味があります。
「胸襟(きょうきん)」は、「胸のうち」、「心の中」という意味があり、「襟(きん)」は「首回り」という意味があります。
このことから転じて、「胸のうち」や「心」を表すようになりました。
「襟懐(きんかい)」や「襟度(きんど)」、「宸襟(しんきん)」などもそうですね。
「容姿端麗」
「容姿端麗」は、主に「女性」に使われることが多いのです。
「容姿」は顔はもちろん、立ち姿や雰囲気も含まれており、「端麗」には「すらりとして美しい」、「整っている」という意味があるので、「眉目秀麗」とは異なり、「容姿端麗」は、スタイルの良さや、肌の美しさ、髪の美しさなども対象となっていることになります。
まさに、「容姿端麗」とは、どこか静かで高貴な美しさという意味合いがあります。
「容姿端麗」は、女性に使われることが多いのですが、男性に使われることも少なくありません。
「容姿端麗」と言われる男性は、「美少年」、「美青年」と言われるようタイプではないかと思います。
「秀麗」の言葉の意味や使えるシーンを理解できると、やはり人は美しい人や物に心を動くことが分かるような気がしてなりません。
日頃の生活の中でも、「秀麗」という言葉が当てはまることが身近なところにたくさんあるのではないでしょうか。