「前哨」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
前哨とは、戦いの前などにこのように表現されることが多い言葉となっています。
前哨は、会話でそれほど使うことはありませんが、ビジネスだったり、何かゲームなどでも使うこともあります。
前哨戦という形で、さまざまなシーンで使うこともあります。
そこで、前哨とはどのような使い方をするのでしょうか。
具体的に、その意味だったり、読み方や、その使い方を知っておくようにしましょう。
目次
- 「前哨」の意味とは?
- 「前哨」の類語や言い換え・似た言葉
- 「前哨」の言葉の使い方
- 「前哨」を使った例文と解釈
- 「前哨」の対義語
- 「前哨」の英語
- 「前哨」を使った言葉と解釈
「前哨」の意味とは?
前哨とは、どのような意味なのでしょうか。
前哨は、軍隊が敵地の近くに停止するときだったり、また、警戒のために停止地点の前方に配置する部隊のことを指します。
また、その勤務そのものについても言います。
見張りだとか、本格的な戦いの前に警戒のために敵地にいくことを意味しています。
手始めの行動だったり、本格的な戦の前という意味があります。
このため、前哨戦という言葉もあります。
- 「前哨」の読み方
「前哨」の読み方
「前哨」の読み方ですが、「ぜんしょう」と読みます。
有名な言葉ですので、間違う可能性は低いですが、言葉を知らなければ、「まえ」を読むことが出来ても「ぜんしょう」と読めないこともあるので、知っておくようにしましょう。
「前哨」の類語や言い換え・似た言葉
前哨の類語だったり、言い換えにはどのような言葉があるのでしょうか。
具体的にどのような言葉があるのかみていきましょう。
- 「分隊」
- 「別働隊」
- 「先遣」
「分隊」
前哨は、戦の前に軍隊が前方に敵地の近くに停止しているということもありますので、本隊とは別であることを示しています。
このため、「分隊」とは類語となっていて、言い換えることもあります。
しかし、分隊は前哨とは異なり、分かれた部隊を指しますので、必ずしも敵地の近くに行くということはありません。
従って、シチュエーションによって使い分ける必要があります。
「別働隊」
前哨は、本格的な戦争の前に、敵地に赴くことを指しますので、別働隊は同義語であり、似た言葉として言い換えることも出来ます。
しかし、この別働隊は、必ずしも、このような動きをするとは限らず、別の動きをしている別の部隊という意味があります。
従って、場面では使えないこともあるので、注意をしましょう。
「先遣」
先遣とは、全員が移動するに当たって、少数の者を先に派遣するという意味があります。
従って、前哨と同じような意味になります。
先やりは少数が先に敵地に派遣される場合にも使われるので、同じような意味合いとして使われることになります。
しかし、先遣は、戦いの敵地にいくとは限らず、あくまでも準備するための要員として使われることもありますので、その違いを知っておきましょう。
「前哨」の言葉の使い方
前哨は、どこかに、前もって敵地へと送り込むという意味がああります。
従って、前哨の〜という形で、名詞と一緒に使うことになります。
敵の前哨は〜と使うこともありますし、前哨へ送ったという意味で使います。
また、前哨は部隊や少数精鋭の部隊を指しますので、あくまでも人間に使う言葉になります。
しかし、時には前哨ならば、場所や、位置づけ、ポイントなども示すこともあります。
「前哨」を使った例文と解釈
前哨を使った例文にはどういった物があるのでしょうか。
最近では、前哨を使うことはそれほど会話ではありませんが、ちょっとした試合でも使うことがありますので、間違えないように使い方を知っておきましょう。
- 「前哨」の例文1
- 「前哨」の例文2
- 「前哨」の例文3
「前哨」の例文1
「前哨の面前に顔を突き出して笑っている」
これは前哨にいくことを示しており、前哨の〜という形で使う例文となっています。
このように、前哨へ顔を出すという意味合いでも使うことが出来ます。
これは、敵と味方がはっきりとした例文であり、あまり日常で使うことはないですが覚えておきましょう。
「前哨」の例文2
「彼らを前哨へ送った」
前哨へ送ったという意味で使われる例文になります。
敵地などの前哨へ送られることになり、そして、今後行動を起こすことを意味する例文になります。
一般的には前哨という言葉はこのように使うことが多いので、一般的な使い方として覚えておきましょう。
「前哨」の例文3
「前哨の店と連絡をとる」
このように前哨という言葉は、前哨の位置にある店ということでも使うことが出来ます。
前哨のポイント、前哨の位置などを示すような例文でも使いますので、こういった例文もチェックしておきましょう。
「前哨」の対義語
前哨の対義語というのは、はっきりとした対義語はありません。
しかし、前哨は前の方へ別に敵地へ送られる部隊という意味合いがありますので、前哨の対義語は、後方支援、また後続部隊などが対義語と考えられています。
また、前哨は、前哨戦という言葉も使い、最初の戦いという意味もあり、この対義語になるとさらに異なってきます。
「前哨」の英語
前哨の英語は、単語がしっかりと決まっているわけではありませんが、似たような意味の英語として、“Outpost”だったり、“anadvance(d)post. ”などが主に前哨という意味合いで使われることが多くなります。
英語になった場合は、特殊な使われ方になりますので、間違えないように注意をしましょう。
「前哨」を使った言葉と解釈
前哨という言葉はそのまま使われることもありますが、前哨を使った別の言葉で表現されることも多いです。
どちらかというと、前哨だけで使われるよりも組み合わせた言葉のほうが知られているとも言えるでしょう。
そこで、前哨を使った言葉、そしてその解釈についてみていきましょう。
- 「前哨戦」
- 「前哨狙撃兵」
- 「前哨基地」
「前哨戦」
前哨戦は、前哨を使った言葉として最も有名であり、前哨という言葉よりも、この前哨戦のほうが使われるシーンが現代では多いとも言えるでしょう。
前哨戦の意味についてですが、本隊同士の戦いではなく、前哨の兵隊間で行われることになる戦闘をいいます。
比喩的に、本格的な活動をする前に行われる、手はじめの行動などを指します。
前哨は敵地へ送り込むことを意味しますが、これは実際に戦になっているという状況を表しているので、少々意味が異なります。
また、試合などで、前哨戦と表現されることも多く、本格的な試合の手始めの試合という形でこの言葉が使われることが多いです。
「前哨狙撃兵」
現代ではそれほど使われることは多くないですが、海外のミリタリー用語として使われたり、ゲームでも使われることが多い言葉となっています。
アメリカの海兵隊の一つであり、狙撃任務以外に、偵察・斥候・観測なども目的とした狙撃兵の一つとなっています。
名前のとおり、前哨の場所において、狙撃するための兵力、兵士を指します。
「前哨基地」
前哨基地は、そのままの意味であり、戦の前などに、基地とする場所になります。
しかし、争いだけではなく、じつは、防衛・研究を含む活動を行うというのがその特徴となっています。
このように、あらゆる目的のために最小限度の規模によって、設置される前線の基地となっているのが特徴です。
いかがでしたでしょうか。
このように前哨にはさまざまな意味があります。
もともとは、戦いで使われてきた言葉ですが、現代の日本でも戦ではなくても試合の前などにこれを比喩して使われることが多くなってきています。
また、意味は少々言葉によって異なるので、その意味や使い方などを把握しておいて間違えないようにしましょう。
前哨戦などは有名ですが、その他の言葉も知っておくと役に立ちます。