「携わる」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「携わる」の意味や類語を紹介します。
さらに「携わる」の使い方や例文を紹介して行きます。
目次
- 「携わる」の意味とは?
- 「携わる」の類語や言い換え・似た言葉
- 「携わる」の言葉の使い方
- 「携わる」を使った例文
- 「携わる」と「関わる」の違い
「携わる」の意味とは?
「携わる」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
仕事をしている人なら、日常的に「携わる」という言葉を使っているかもしれません。
一方で学生の方などは「携わる」という言葉に触れた経験がないかもしれません。
そこで、知っておきたい仕事に関係が深い言葉「携わる」の読み方や、言葉の意味を紹介します。
- 「携わる」の読み方
- 「携わる」の意味
「携わる」の読み方
「携わる」は「たずさわる」と読みます。
「携わる」の「携(けい)」は、「携帯電話」でも使われています。
「携」には「手と手をつなぐ」という意味があります。
何かと握手をしているようなイメージで「携」という感じを覚えておくと、意味を間違えにくいかもしれません。
また正しい読み方を覚えた場合でも、送り仮名を間違える可能性がある言葉です。
「携る」ではなく「携わる」ですので、読み方と送り仮名を一緒に覚えておきましょう。
「携わる」の意味
「携わる」は、「ある仕事に従事する、あるいは関係する」という意味があります。
「携わる」はビジネスシーンで使う事が多い言葉です。
「仕事を通じて関係がある」または「働いている」「勤めている」という意味になります。
「輸入雑貨の仕入れに『携わって』います」という場合は、輸入雑貨の仕入れ関係の会社に勤めている、あるいは個人で輸入業務をしているという説明ができます。
初めて会った人や、自分の職業を理解できそうにない人に、自分の仕事を説明する時、「携わる」という言葉は便利に使えます。
「携わる」の類語や言い換え・似た言葉
次に「携わる」と同じような意味を持つ言葉や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介していきます。
- 「服する」【ふくする】
- 「従事する」【じゅうじする】
- 「就労する」【しゅうろうする】
「服する」【ふくする】
「服する」という言葉も、ビジネスシーンでは良く使う言葉です。
「業務に『服する』」などと使います。
「服する」は、誰かの指示通りに仕事をするという意味があります。
会社に所属しているサラリーマンの方々の多くは、職場で指示される業務に「服している」のではないでしょうか。
「携わる」という言葉を使う時も、指示通りに業務をしているケースがありますので、言い換えられる場面が多い言葉です。
「従事する」【じゅうじする】
「従事する」という言葉も、「携わる」に似た意味を持つ言葉です。
例えば「飲食業に『従事する』」という時、「飲食業に『携わる』」と言い換えても同じ意味の文章になるからです。
「従事する」には、その仕事に関わる事という意味があります。
「飲食業に『従事する』」という例の場合は、飲食業の仕事に関わっているという意味になります。
自分のしている仕事に「従事する」を付ける事で、おおよその仕事内容を説明できますので、とても便利な言葉です。
「就労する」【しゅうろうする】
「就労する」という言葉も、「携わる」に似ています。
「就労する」には「仕事に就く事」という意味があります。
「就労ビザ」や「就労手帳」「就労日数」など、他の単語とあわせて使うケースも多いです。
「携わる」の言葉の使い方
「携わる」はビジネスシーンで良く使われる言葉です。
また自分の仕事について誰かに話をする時に、「携わる」という言葉を使うと便利です。
特に専門性の強い仕事をしている人は、自分の仕事を同じ業界以外の人に説明するのが難しい時があるかもしれません。
そのような時に「テレビ番組の制作に『携わって』います」とか、「企業のシステム開発に『携わって』います」などと説明すると、相手は納得してくれるでしょう。
また初対面の人などに、自分の詳しい職業を話すのが嫌だという人もいるでしょう。
そのような時も「アパレル関連の仕事に『携わって』います」などと、ざっくりした説明をすると、細かい仕事内容や職場などを説明せずに済むので便利かもしれません。
「携わる」を使った例文
「携わる」を使った例文を見て行きましょう。
例文を見る事で「携わる」の意味や使い方が、より分かりやすくなるかもしれません。
- 「携わる」の例文1
- 「携わる」の例文2
- 「携わる」の例文3
「携わる」の例文1
自分の仕事を誰かに話す時の「携わる」を使った例文です。
「私はゲーム関係の仕事に『携わって』います」「最近は転職をして、出版関係の仕事に『携わって』います」「子育てが終わり、最近は医療関係の仕事に『携わって』います」という感じです。
自分の職業を短時間で相手に伝える事は意外と難しいですが、「携わる」という言葉を使えばザックリ説明する事は可能です。
「携わる」の例文2
自分の仕事を詳しく話したくないという時も、「携わる」という言葉は便利です。
例えば、小説家を目指している人なら「文学に『携わる』仕事をしています」「出版関係の仕事に『携わって』います」、「文字に『携わる』仕事をしています」などと言う事ができます。
「小説家を目指して…」と説明して、周囲の人に面白がられたくない時などに有効です。
また引越しのバイトをしている人は、「バイト」と言いたくないかもしれません。
そのような時も「運送関係の仕事に『携わって』います」、「引っ越し業に『携わっています』」とか、あるいは「人を助ける仕事に『携わっています』」などと、ザックリ自分の仕事を説明する事ができます。
「携わる」の例文3
ビジネスシーンでの「携わる」を使った例文を紹介します。
「将来的には、営業職に『携わる』という希望があります」、「街に貢献できるプロジェクトに『携わる』のが夢です」、「今は営業職をしていますが、将来的には企画開発に『携わる』事を希望します」などという感じです。
現在の仕事ではなく、将来の夢を語る時も「携わる」という言葉は便利に使う事ができます。
例えば上司との面談などで自分の希望を話す時、「営業部に異動したいです」と言うとリアルな異動届のようになりますが、「営業職に『携わりたい』です」と言うと、軽い感じで自分の方向性をアピールする事ができます。
「携わる」と「関わる」の違い
「携わる」と似た言葉に「関わる」があります。
同じような場面で使う事が多いので、違いが分かりにくいかもしれません。
そこで二つの言葉の違いを見て行きましょう。
- 「携わる」は「仕事を通じて関係する」
- 「関係する」の意味
「携わる」は「仕事を通じて関係する」
「携わる」も「関わる」も、「何かに関係する」という意味では同じです。
ただし「携わる」の場合は、「仕事を通じて関係する」という意味が加わります。
「Aという商品の開発に『携わる』」という場合は、何かしらの仕事を通じて関わり、その事により報酬が出るなど、関係性が強いイメージになります。
「関係する」の意味
「Aという商品に開発に『関わる』」という場合は、仕事を通じて関係している必要はありません。
もっと広い意味での関わりも、「関わる」という言葉には含まれています。
例えば、スーパーで新商品の試食をして感想を言ったり、まだ発売前の商品の試作品などを使って、感想を言うようなケースがあります。
このような場合でも「商品開発に『関わる』」と言えなくはありません。
このように「携わる」と「関わる」には、「仕事を通じている事」「関係が密接である事」という違いがあります。
「携わる」という言葉には、「仕事を通じて関係する」という意味があります。
そのためビジネスシーンや、自分の仕事を説明する場面、または将来の仕事に関する夢を語る時に使う機会が多い言葉です。
また「携わる」という言葉を使えば、自分の職業や仕事を詳しく説明する手間が省けるので便利です。