「童心に帰る」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
童心に帰るとは、一体どんな意味があるのでしょう。
実は大人にとって童心に帰るのは、とても大切なことなのです。
その意味から使い方、そして童心に戻るコツまでをも見ていきましょう。
目次
- 「童心に帰る」の意味とは?
- 「童心に帰る」の類語や言い換え
- 「童心に帰る」の使い方
- 「童心に帰る」を使った例文
- 童心に帰る遊びとは参考
- 童心に帰るコツ
「童心に帰る」の意味とは?
大人になっても子供の頃と同じような純粋で無邪気な心を持ち続けることは、困難なものです。
童心に帰るとは、そんな大人が子供の時のような気持ちに戻るという意味があります。
例え一時の事であったとしても、子供の時の気持ちを思い出し、その子供時代と同じような純粋で無邪気な気持ちへ帰る事を指しているのです。
また、大人気なく子供のようにはしゃいだり楽しむ行為のこと意味する場合もあります。
- 「童心に帰る」の読み方
「童心に帰る」の読み方
童心に帰るは、通常どうしんにかえると読むのが一般的です。
ただし、童心はどうしんだけではなく、わらべごころやわらわごころと読む事もあります。
そのため、わらべごころにかえる、といった読み方も間違いとは言い切れません。
ただやはり、童心に帰るという熟語になった場合は、どうしんにかえるという読み方の方が、世の中に浸透していると言えるでしょう。
「童心に帰る」の類語や言い換え
子供の頃のような気持ちに戻るという意味のある童心に帰るには、他にも同じような表現の仕方があるのでしょうか。
ニュアンスから何から全く同じという言葉とはいきませんが、言い換えをしても意味が通じる言葉をいくつかあげてみましょう。
- 子供に戻る
- 純粋さを取り戻す
- 幼心に返る
子供に戻る
子供に戻るといっても、実際にタイムスリップをしたかのように子供の姿に戻るわけではありません。
これも童心に帰ると同じように、子供の頃の気持ちになるといった意味合いで使用されます。
例えば子供に戻って遊ぶとは、子供の頃のように無邪気に遊んだり、夢中になって遊ぶことを意味するでしょう。
そのため童心に帰ると似たような意味を持つと言えます。
純粋さを取り戻す
童心というのは、純粋な心のことになります。
ですから、童心に帰るとは純粋さを取り戻すと同じような意味を持っていると言えるでしょう。
もちろん純粋さを取り戻すという言葉と童心に帰るは、完全に意味が一致する言葉ではありません。
しかし、前後の言葉によって同じような意味として使用することが出来るでしょう。
幼心に返る
幼心とは幼い子供の気持ちということです。
そのため童心と幼心は似た意味を持つ言葉と言えるでしょう。
ただし、童心が純粋という意味合いが強いのに対して、幼心とはまだ小さくて判断力がないという意味合いが強くなります。
また、童心とは大人が思い返す子供の頃の気持ちですが、幼心とはそのまま子供の気持ちを表します。
幼心に返るという、返るをつける事で言い換えに使用する事は可能でしょう。
「童心に帰る」の使い方
子供の頃の気持ちに戻るということが童心に帰るという意味ですから、この言葉を使用する場合の主語は大人という事になります。
大人が何かをきっかけに子供の頃の純粋な気持ちを思い出し、子供のように無邪気に行動したり振る舞う際に使います。
そのため、子供が子供らしく振る舞う際は、童心に帰るとは言いません。
また、今でも子供である小学生が幼稚園の頃の気持ちに戻る事も童心に帰るという言葉を使う事はないのです。
「童心に帰る」を使った例文
童心に帰るという言葉は、比較的文章の中でよく見かけることが出来るる言葉だと言えます。
身近にある言葉の分、その使用方法を理解している人は多いでしょう。
ここでは、その意味や用法を分かりやすく説明していきます。
- 「童心に帰る」の例文1
- 「童心に帰る」の例文2
- 「童心に帰る」の例文3
「童心に帰る」の例文1
「幼なじみと再開し童心に帰って語り尽くした」
子供時代をよく知る友人と再開をした事で、幼い子供時代が鮮明に蘇り、その頃と同じ気持ちで話をしたという事が分かります。
童心に帰ってという言葉が使われる事で、ただ楽しく盛り上がるのではなく、気持ちまで子供頃に戻っているという事が想像出来るでしょう。
「童心に帰る」の例文2
「子供と一緒に童心に帰って公園で遊ぶ」
この例文からは、子供と一緒になって自分も公園で無邪気にはしゃいで遊ぶ様子がうかがえます。
大人の目線で遊ぶ子供に付き合っているのではなく、子供の頃に戻ったかのように一緒になって遊ぶ際には、例文のように童心に帰るという言葉を使います。
「童心に帰る」の例文3
「地元は童心に帰れる場所だ」
幼い頃を過ごした地元は、子供の時の気持ちになれる場所だという意味になります。
現実的な考えをしたり、妥協する事を覚えた大人になっても子供の頃と同じような純粋で無邪気なキラキラとした気持ちを取り戻す際に、童心に帰るという使い方をするのです。
童心に帰る遊びとは参考
童心に帰るには、なにかきっかけが必要になる事が多いものです。
その中でも、遊びは童心に帰る為に有効となります。
しかし、どんな遊びであっても童心に帰れる訳ではありません。
童心に帰りやすい遊びをあげてみましょう。
- 鬼ごっこやかけっこ
- 泥あそび
鬼ごっこやかけっこ
多くの人が子供の頃は、大人の今よりもずっと走り回っていたでしょう。
学校の校庭や公園で、鬼ごっこやかけっこ等の走り回る遊びは、道具も使用せず大勢が参加出来る子供の代表的な遊びです。
大人になるとこうした鬼ごっこをしたり、ただ全速力で走り回るという行動をする事はなくなってしまいます。
それだけに鬼ごっこやかけっこは、子供の気持ちになりやすく童心に帰る為に適した遊びなのです。
虫取りなど
男性なら子供の頃に虫取りやザリガニ釣りなどに夢中になった経験がある人も多いでしょう。
何か特別な目的があるからではなく、無心になって虫を追いかける時の気持ちが子供の頃の気持ちを取り戻させてくれます。
また、虫などが生息する自然の多い環境も、童心を取り戻すのに一役かってくれるのです。
泥あそび
子供の頃、泥で靴や洋服を汚して親に怒られた事はありませんか?
汚れてしまうと分かっているのに、泥遊びをしてしまうのは、まさに後先を考えない子供の無邪気さや天真爛漫さがあるから出来ることです。
大人になると汚れるのがイヤだと感じたり、洗濯するのが大変だな等と考えてしまうものです。
だからこそ泥遊びは、童心に帰るにはぴったりの遊びとなります。
子供の頃のように、ある意味無鉄砲に後先考えずに泥遊びをしてみましょう。
泥を触る事は、リフレッシュ効果もあるので大人特有のストレスをも解消出来て童心に帰りやすくなります。
童心に帰るコツ
童心に帰るコツのひとつは、子供の頃と同じような環境に身をおくことになります。
全てを同じ環境にする事は出来なくても、何かひとつでも子供時代が鮮明に甦る環境に触れる事で童心に帰りやすくなるでしょう。
また、子供の頃に熱中していた物に触れるのもおすすめです。
年月は経っても、幼い頃に夢中になっていたものには、大人になっても熱中しやすいものです。
まわりの目を気にしない事も童心に帰るコツですが、子供の頃に夢中になっていたものには、まわりの視線を忘れさせる力があります。
その他、一人よりも複数で何かをする事が、童心に帰るコツだと言えるでしょう。
一人でも童心に帰る事は可能ですが、お互いに触発される事で子供の頃の気持ちに戻りやすくなるのです。
中には童心に帰るなんて恥ずかしいという人もいますが、そんな事はありません。
童心に帰ることで、大人は心のリフレッシュをしたり、大切か何かを取り戻す事が出来るのです。
時には童心に帰って、目の前の事をただ楽しむだけという時間も大切となります。