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「歯止めが効かない」の意味や類語、使い方や例文

「歯止めが効かない」の意味や類語を紹介します。

さらに「歯止めが効かない」の使い方や例文を紹介して行きます。

歯止めが効かない

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「歯止めが効かない」の意味や類語、使い方や例文>


目次

  • 「歯止めが効かない」の意味とは?
  • 「歯止めが効かない」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「歯止めが効かない」の言葉の使い方
  • 「歯止めが効かない」を使った例文
  • 「歯止めが効かない」を使った言葉


「歯止めが効かない」の意味とは?

「歯止めが効かない」の意味とは?

「歯止めが効かない」という言葉を聞いた事があるかもしれません。

もしかしたら恋愛経験が豊富な方の中には、「歯止めが効かない」という体験をした事がある人もいるかもしれません。

このように自分の気持ちを制御できなくなる時に、「歯止めが効かない」という言葉を使います。

また職場などでも、「歯止めが効かない」状態に陥る事があるかもしれません。

そんな知っておくと自分の気持ちを表現しやすくなる、「歯止めが効かない」という言葉の意味を紹介します。

  • 「歯止めが効かない」の読み方
  • 「歯止めが効かない」の意味

「歯止めが効かない」の読み方

「歯止めが効かない」「はどめがきかない」と読みます。

特に難しい漢字が使われていませんので、読み間違える事はないと思います。

ただし、「効かない」という部分を「聞かない」「利かない」などと間違えてしまう人がいます。

「歯止めが効かない」「効かない」という漢字を覚えておきましょう。

「歯止めが効かない」の意味

「歯止めが効かない」という言葉の「歯止め」とは何か、分からない人が多いと思います。

歯止めとは「機械の一部」の事です。

自動車などの車輪に付けて、回転を止める仕掛けの事を「歯止め」と言います。

簡単にいえば「ブレーキ」の事です。

またそこから意味が広がって、物事の行き過ぎを防ぐための手立てという意味もあります。

そのため「歯止めが効かない」とは、「行き過ぎを防ぐ事ができない」という意味になります。

物事が進みすぎる時、感情がほとばしってしまう時、本来なら「歯止めをかける」必要があります。

しかしその手立てがみつからずに、暴走モードに入ってしまうと、「歯止めが効かない」状態になります。



「歯止めが効かない」の類語や言い換え・似た言葉

「歯止めが効かない」の類語や言い換え・似た言葉

「歯止めが効かない」の類語や言い換えられる、似た意味の言葉をチェックしてみましょう。

似た意味の言葉を並べる事で、「歯止めが効かない」の意味が立体的に見えてくるかもしれません。

  • 「コントロール不能」【こんとろーるふのう】
  • 「誰も止められない」【だれにもとめられない】
  • 「ブレーキがきかない」【ぶれーきがきかない】

「コントロール不能」【こんとろーるふのう】

「歯止めが効かない」と似た意味の言葉に、「コントロール不能」という言葉があります。

「コントロール」には、操縦する、操るという意味があります。

それができなくなった状態を「コントロール不能」といいます。

感情の「コントロール不能」な状態は、感情の「歯止めが効かない」状態と、ほとんど同じです。

野球の投手のコントロールが定まらなくて四球を連発するような状態、またはラジコンの操縦ができず、車が勝手に走り出すような状態を「コントロール不能」という言葉で表現する事ができます。

「誰も止められない」【だれにもとめられない】

「歯止めが効かない」は、事態が進みすぎる事を止める手立てがみつからない様子を言葉にしたものです。

その様子を簡単な言葉にすると「誰も止められない」という言葉になるかもしれません。

「歯止めが効かなくなった人」を止める事は、ほとんどの場合、不可能です。

まさに「誰も止められない」という言葉がぴったりきます。

「ブレーキがきかない」【ぶれーきがきかない】

「ブレーキがきかない」という言葉も良く使われます。

「歯止め」「ブレーキ」に置き換える事ができますので、「歯止めが効かない」「ブレーキがきかない」は兄弟のような言葉といえるでしょう。

「ブレーキ」は日本語にすると「制動機」となります。

何かを止めるためには、「ブレーキ」が必要です。

自動車を運転したり、自転車を運転している時に、もし「ブレーキがきかない」としたら、運転するのを止めるでしょう。

「ブレーキがきかない」状態は、それくらい危険な状態です。

「歯止めが効かない」の言葉の使い方

「歯止めが効かない」の言葉の使い方

「歯止めが効かない」という言葉は、どのような場面で使えば良いでしょうか。

まず「感情が止まらない」場面で、「歯止めが効かない」という言葉を使ってみましょう。

特に何かを我慢している時には、感情のブレーキを掛けている事が多いです。

ダイエットをしている時は、食欲のブレーキを掛けているはずですし、誰かを好きになる気持ちにもブレーキを掛ける事があるでしょう。

このようなブレーキが外れた瞬間、我慢していた分もあり、暴走モードに入る事があります。

ダイエットの反動で食べ過ぎてしまうのは、あまりにも良くある状況です。

このような時に「食欲に『歯止めが効かない』」などと、「歯止めが効かない」という言葉を使ってみましょう。

「ブレーキがきかなくなった」そんな状態をイメージすると、「歯止めが効かない」という言葉を使いやすくなるでしょう。



「歯止めが効かない」を使った例文

「歯止めが効かない」を使った例文

「歯止めが効かない」を使って文章を作ってみましょう。

いくつかの例文を見る事で、「歯止めが効かない」という言葉の使い方のコツが見えてくるかもしれません。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

「歯止めが効かない」は恋愛シーンで使う事が多い言葉です。

また感情のブレーキが効かなくなった状態が、好きな気持ちが止まらない状態が「恋愛」と呼べるかもしれません。

そんな恋愛シーンの様子を「歯止めが効かない」を使った文章にしてみましょう。

「彼の事が好きな気持ちに『歯止めが効かなくなった』ので、彼に告白してみようと思う」「ずっと好きじゃないと思おうとしていたけど、エレベーターの中で彼女と二人きりになり、ついに『歯止めが効かなくなった』」などという感じです。

仕事の関係者などに恋愛感情を持たないように気を付けている人は、自分の好きという感情にブレーキをかける事があります。

そのブレーキが効かなくなるほど好きになると、「歯止めが効かない」状態になります。

例文2

ダイエットなど、何か我慢をしている事がある人は、現在は「歯止めをかける」事に成功しているかもしれません。

しかし、何かのタイミングで「歯止めが効かない」状態になる事があります。

その様子を「歯止めが効かない」を使った文章にしてみましょう。

「糖質制限ダイエットをしていたので、白米を食べないようにしていた。

しかし、ご飯をひと口食べたら『歯止めが効かない』状態になり、一気に三合分の白米を食べてしまった」
とか、「お酒で失敗をした経験があります。

ずっと禁酒をしていたのですが、一杯だけと思いビールを口にしたら、『歯止めが効かなく』なりました。

結局、朝まではしご酒をしてしまいました」
という感じです。

我慢していると、必ず反動が出てしまいますので、何かを止める時は、我慢せずに止める方法を探しましょう。

「歯止めが効かない」を使った言葉

「歯止めが効かない」を使った言葉

最後に「歯止めが効かない」を使った言葉を見て行きましょう。

定型句のようになっていて、良く使われる言葉を覚えておくと、実際に「歯止めが効かない」という言葉を使う時に便利です。

  • 「噂に歯止めが効かなくなる」【うわさにはどめがきかなくなる】
  • 「感情に歯止めが効かなくなる」【かんじょうにはどめがきかなくなる】

「噂に歯止めが効かなくなる」【うわさにはどめがきかなくなる】

噂というものは、出始めると止まらなくなり、加速して拡散して行くものです。

そのような状態を「噂に歯止めが効かなくなる」という言葉で表現する事ができます。

最近はSNSを通じて、一気に噂が広まる傾向があり、「噂に歯止めが効かなくなる」現実が身近になっています。

「感情に歯止めが効かなくなる」【かんじょうにはどめがきかなくなる】

「歯止めが効かない」という言葉を使う時、ブレーキが効かなくものの代表的なものが、「人間の感情」です。

「感情に歯止めが効かなくなる」という言葉には、好きな気持ちや、怒る気持ち、我慢する気持ちなど、すべての感情が含まれています。

覚えておくと便利な言葉といえるでしょう。

icon まとめ

「歯止めが効かない」という言葉の意味や使い方を見てきました。

日常生活でも、恋愛の場面でも「歯止めが効かない」というシーンは良くあります。

そんな様子を見た時や体験した時、「歯止めが効かない」という言葉を使って文章にしてみましょう。