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「憤りを感じる」の意味とは?漢字、類語や使い方、例文を紹介!

憤りを感じるという言葉を見ることがあります。

たいていがビジネス文書、クレーム文書、あるいはニュースなどの固い文章内に登場し、怒りや悲しみを表現しています。

しかしそれを読み取る時、しっかりとした理解が無いと方向性を見誤ってしまいます。

今回は「憤りを感じる」という言葉の意味や類語、例文などの紹介を通し、正しい使い方と読み取り方をガイダンスします。

憤りを感じる

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「憤りを感じる」の意味とは?漢字、類語や使い方、例文を紹介!>


目次

  • 「憤りを感じる」の意味とは?
  • 「憤りを感じる」の類語
  • 「憤りを感じる」の言い換え
  • 「憤りを感じる」の使い方
  • 「憤りを感じる」を使った例文
  • 「憤りを感じる」を分解して解釈
  • 「憤り」を使った言葉


「憤りを感じる」の意味とは?

「憤りを感じる」の意味とは?

「憤りを感じる」とは、怒り、それもかなり強い感情の怒りを感じていることを指します。

しかし、怒りと少々異なるのは、その意味の中に若干ながら動揺、困惑といった迷いのニュアンスも含んでいることです。

そのため、純粋に「怒りの同義語」と言い切ることはできず、使用用途は分かれると言えます。

  • 「憤りを感じる」の読み方

「憤りを感じる」の読み方

「憤りを感じる」は、「イキドオリヲカンジル」と読みます。

憤りを「いきおどり」と呼んでしまうのは誤りです。

憤りは「憤怒」「憤慨」など、「フン」という音読みもあります。



「憤りを感じる」の類語

「憤りを感じる」の類語

「憤りを感じる」と言う言葉には似た言葉があります。

それはいずれも、対象のある不満や怒りです。

よく使う言葉を3つ挙げます。

  • 「怒りを感じる」
  • 「いら立ちを感じる」
  • 「フラストレーションを抱える」

「怒りを感じる」

大変近い言葉である「怒り」を使用するパターンです。

この場合、純粋に対象に対して怒りを感じ、そこに迷いのニュアンスはありません。

しかし、本来「憤り」には嘆きやいら立ちが含まれており、怒りという言葉では表せない複雑な意味合いがあります。

そのため、「怒りを感じる」と使う場合は物事が単純であり、対象に明らかな非があるときに使用しましょう。

「いら立ちを感じる」

憤りの中に含まれる「いら立ち」にフォーカスした類語です。

憤りを感じる際に、ほぼセットで感じる「いら立ち」

いら立ちも相当な割合で怒りを含むため、大変似た用途で使える言葉です。

この場合、やや対象への感情が弱い時に使うと良いでしょう。

激情を表すときは、やはり怒り、憤りといった激しい言葉の方がよく表現できます。

「フラストレーションを抱える」

モヤモヤとした憤りという意味で、「フラストレーション」という言葉が使えます。

爆発させるまでもない、自分のうちに秘められた憤りという意味でフラストレーションは的確な表現方法でしょう。

こちらは感情の強い弱いではなく、言えるか言えないか、そして言語化できているかできていないかで使い分けると効果的です。

「憤りを感じる」の言い換え

「憤りを感じる」の言い換え

「憤りを感じる」という言葉は強い感情を表すうえ、複雑さもあるためあまり言い換え方法はありません。

少々硬くなってしまいますが、言い換えられる単語2つをご紹介します。

  • 「憤慨」【ふんがい】
  • 「悲憤」【ひふん】

「憤慨」【ふんがい】

「憤慨」「ふんがい」と読みます。

よくクレーム文書などで「大変に憤慨しています」という文言を見ることがあります。

これはひどく腹をたて、憤りと嘆きを感じていることです。

そのため、「憤りを感じる」と同じように使えますが、更に固く、強い怒りを表現するため、それほどの感情の深度がある場合にのみ使用するようにしましょう。

「悲憤」【ひふん】

「悲憤」「ひふん」と読みます。

「憤り」には嘆く気持ちや困惑する気持ちが含まれていますが、更に「悲しみ」という気持ちも含めた憤りのことを言います。

「悲憤に暮れる」と言えば、悲しみ、怒りと困惑を感じて打ちひしがれているという意味です。

どちらかと言えば悲しみのニュアンスが強くはなりますが、「憤りを感じる」同様の強い怒りのイメージを持っています。



「憤りを感じる」の使い方

「憤りを感じる」の使い方

「憤りを感じる」は硬い文章であり、プライベートでの使用には適していません。

ビジネス、それも相手への怒りを直接示したいときに使うのが最良の使い方です。

「憤りを感じる」とまで書かれた文章はビジネスの文書の中でも最大級の怒りを表しています。

この言葉を受け取った場合、自らの行いを重々検討し、非があれば改める必要があります。

また、「憤りを感じる」という文書を送る場合には、相手に最大級の怒りをぶつけることであることを想定し、関係性やその後の進展などを検討する必要があります。

「憤りを感じる」を使った例文

「憤りを感じる」を使った例文

いざ「憤りを感じる」と使おうにも、例文がないとままなりません。

強い怒りや困惑を感じた時こそ、「憤りを感じる」ときちんと相手に伝えることが重要です。

例文として3文を挙げます。

  • 「憤りを感じる」の例文1
  • 「憤りを感じる」の例文2
  • 「憤りを感じる」の例文3

「憤りを感じる」の例文1

「事前確認とあまりにかけ離れた内容に、憤りを感じた」

普段起こりえない状態に、怒りと困惑を持っているという表現です。

この例文の場合、特に「事前確認をした」「内容が離れていた」というギャップにより、「怒り」よりも複雑な「憤り」を感じるという表現になります。

単にミスがあるといったことでは、「怒り」は感じるかもしれませんが「憤り」までには至りません。

事前の確認作業が無駄になったこと、内容が望んでいなかったことという二重の不満から、「憤りを感じる」までに至ったのです。

「憤りを感じる」の例文2

「憤りを感じる間もなく終了させられた」

これは「あっという間の出来事だった」と言い表すこともできます。

どちらかと言えば「あっけにとられた」という言葉の文学的表現であり、とても強い感情である「憤り」を感じることもできないほど物事が素早く終わってしまい、呆けているという状態を表しています。

もちろん、「憤りを感じる」と言う言葉が付く以上は怒りや悲しみを感じるシーンではあるのですが、それすらも感じないほどのスピード感を表現することができます。

「憤りを感じる」の例文3

「憤りを感じることを禁じ得ない」

少々回りくどい言い方になってしまいますが、文学表現として「とても強い憤り」を表現するときには「憤りを感じることを禁じ得ない」というのは誤りではありません。

「禁じ得ない」とは、「我慢ができない」「堪えられない」といった言葉の類語であり、「押さえようとしても止められない、それほどの憤り」ということを表しています。

頻繁に使うことも、使われることも少ない言葉だとは思いますが、もし使われたなら相当な怒りを感じているということです。

内容を吟味し、謝罪の必要などを検討しましょう。

「憤りを感じる」を分解して解釈

「憤りを感じる」を分解して解釈

「憤り」「感じる」を別々に切り分けることによって、意味を深く理解できます。

  • 「憤り」
  • 「感じる」

「憤り」

「憤り」とは、怒り、そして腹立ちなどを表します。

特に激しい怒りを指しますが、その中には微妙な困惑、嘆き、悲しみなども含まれます。

そのため、ただ「怒り」と言うより複雑で、より深い感情を表す時に使います。

「感じる」

「感じる」とは、感情を抱く、自らの胸から湧き上がる情動を察知することを言います。

他の意味合いとしては感覚器官を通しての「感じる」(痛みを感じる、まぶしさを感じるなど)、物事を判断することとしての「感じる」(そのように感じる、冬の訪れを感じるなど)等、幅広い意味合いを持っています。

また、性的快楽を受けている様子も表現します。

「憤り」「感じる」をセットにするときは、強い怒りに似た感情を自らの内に抱いている、という意味になります。

「憤り」を使った言葉

「憤り」を使った言葉

「憤り」という単体の言葉も、たまに見かける言葉です。

しかし、たいていが固い文書内に登場するので、前後の文脈もしっかり把握してから読むようにしましょう。

  • 「憤りの声」
  • 「やり場のない憤り」

「憤りの声」

よく目にするのが「憤りの声」という言葉です。

これはクレームや事故の現場のニュースなどでよくみられる言葉で、被害者や被災者など、不利益を被った人の発言内容のことです。

特徴的なのが、「憤りの声」ということでひとまとめにされ、個人の情報は消されてしまうことです。

「その事態に関わる人の憤り」という人格が形成され、微細な違い(例えば男性女性の違いや年齢差など)もひっくるめられてしまいます。

「憤りの声」とは便利で分かりやすい言葉ではありますが、そこに消されてしまった個人があることは頭にとどめておきましょう。

「やり場のない憤り」

「やり場がない」とは、持っていく場所がない、つまり対象がいない、あるいは分からないときに使う言葉です。

この場合は、憤りは感じているものの、その対象がいない(あるいは分からない)という状態を表しています。

icon まとめ

使う場合も、使われる場合も、大変強い怒りに駆られている「憤りを感じる」

受ける側にしろ、出す側にしろ、もしこの言葉が身近にあるようであれば、それは自らの置かれている立場を改めた方が良いかもしれません。