「惜しむらくは」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「惜しむらくは」の意味や読み方を紹介します。
さらに「惜しむらくは」を使った例文や類語を紹介します。
目次
- 「惜しむらくは」の意味とは?
- 「惜しむらくは」の似た言葉や類語・言い換え
- 「惜しむらくは」の使い方
- 「惜しむらくは」を使った例文
- 「惜しむらくは」と言いたくなる人の特徴
「惜しむらくは」の意味とは?
「惜しむらくは」という言葉を使った事があるでしょうか。
「惜しい」という言葉が使われている事から、満足できない、悔しいという思いが含まれている言葉です。
「惜しむらくは」には、「惜しい事に」とか「残念な事に」という意味があります。
例えば「彼は優秀だが、「惜しむらくは」愛嬌がない」という場合、彼は優秀な人材だから出世しそうなものだが、「惜しい事に」愛嬌が足りないから、出世は難しいかもしれない、というような意味になります。
このように「惜しむらくは」の後には、「残念な部分」「欠点」などが続く事が多いです。
身の回りに長所と欠点を併せ持つ人がいる時に、「惜しむらくは」という言葉を使って、その人の様子を表現してみましょう。
「惜しむらくは」の似た言葉や類語・言い換え
次に「惜しむらくは」に似た言葉や、類語を紹介します。
「惜しむらくは」と同じような意味のある言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「勿体ない事に」【もったいないことに】
- 「残念な事に」【ざんねんなことに】
「勿体ない事に」【もったいないことに】
「勿体ない事に」は「もったいないことに」と読みます。
「勿体ない」には「捨てるのは惜しい」という意味があります。
「勿体ない」という言葉は、「賞味期限切れのスイーツが勿体ない」などと、日常的に使用していると思います。
「勿体ない事に」と、「勿体ない」に「事に」を付けると、「惜しむらくは」と似た意味の言葉になります。
「A君は頭が良いが、「勿体ない事に」人と触れ合うのが嫌いだ」という感じで、「勿体ない事に」の後に、欠点にあたる言葉が来るからです。
「惜しむらくは」よりも、より強い欠点や、致命的ともいえるような欠点が続く事もあります。
「残念な事に」【ざんねんなことに】
「残念な事に」も、「惜しむらくは」と似た意味があり、日常的に使う言葉です。
「Aさんは可愛いが、「残念な事に」性格が悪い」という感じで使います。
「残念」には、満足できなくて悔しいという意味があります。
Aさんはあれだけ可愛いのに、性格が悪いから、一緒にいると楽しめない…そんな意味になります。
「残念な事に」の後にも、「惜しむらくは」と同じように欠点や弱点が続きます。
「惜しむらくは」の使い方
「惜しむらくは」という言葉を使う時は、「惜しむらくは」の後に続く言葉を目立たせるように使います。
「A君はルックスが抜群だが、「惜しむらくは」性格が最悪だ」という場合、A君の見た目が良い事よりも、A君の性格が悪い事が伝わりやすいからです。
そのため、誰かの事を言い表したい時に、欠点よりも長所をアピールしたい時は「惜しむらくは」を使わない方が良いかもしれません。
どちらかといえば、誰かの欠点や、何かの欠点や弱点をアピールしたい時に、「惜しむらくは」という言葉を使った文章にしましょう。
「惜しむらくは」を使った例文
続いて「惜しむらくは」を使った例文を見て行きましょう。
どのような場面で、「惜しむらくは」を使うと自然な文章になるかを見て行きましょう。
- 「惜しむらくは」の例文1
- 「惜しむらくは」の例文2
「惜しむらくは」の例文1
一見幸せに見えるが、実はそうでもない…そのような人や物事を言い表す時に「惜しむらくは」を使った文章にしてみましょう。
例えば、「Aさんは結婚の準備を楽しそうにしている。
「惜しむらくは」本当に好きな相手と結婚できない事だろう」という文章があります。
一見、Aさんは楽しそうに結婚の準備をしているので幸せに見えますが、実は好きでもない人と結婚をしなくてはならない悲しさが伝わってきます。
「惜しむらくは」をはさんだ前半と後半にギャップがあると、後半の欠点や弱点の部分をより強調する事ができます。
「惜しむらくは」の例文2
誰かの悪口を言いたい時も「惜しむらくは」を使う事ができます。
「A課長は社内の出世レースで先行している。『惜しむらくは』奥さんの尻に引かれている事だろう」という文章にすると、「結局、奥さんの尻に引かれている」というA課長の悪口になります。
また「Bさんは玉の輿に乗った。『惜しむらくは』相手の家族の性格が最悪な事だろう」とすると、Bさんが不幸な結婚を決めた事をあざ笑うような文章になります。
「惜しむらくは」は、誰かの悪口を、遠回しにする事ができますが、本人の耳に入らないように気を付けましょう。
「惜しむらくは」と言いたくなる人の特徴
「惜しむらくは」という言葉を使いたくなる人がいます。
このような人に共通する特徴を紹介します。
- 「口が悪い」【くちがわるい】
- 「ファッションセンスがない」【ふぁっしょんせんすがない】
「口が悪い」【くちがわるい】
仕事ができるのに、「口が悪い」ために社内の人間関係を壊してしまう人がいます。
仕事自体はできるし、性格も悪いわけではない場合、「もう少し言葉を選べば、大きな成功を掴めるのに」と、もったいない思いがします。
昔から「口は災いの基」と言いますが、その言葉は現代にも通用するようです。
「ファッションセンスがない」【ふぁっしょんせんすがない】
スタイルも良くイケメンな男性、またはボディラインが美しい美人な女性の中に、全く「ファッションセンスがない」人がいます。
そのため、見た目がぼやけてしまいます。
「もうちょっとファッションセンスが良ければ」と感じるタイプの人です。
「惜しむらくは」という言葉の意味や使い方をチェックしました。
ここさえなければ…と残念な部分がある人や物事を文章にしたい時に使いましょう。