「果報者」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「果報者」の意味や類語を紹介します。
さらに「果報者」の使い方や例文を紹介して行きます。
目次
- 「果報者」の意味とは?
- 「果報者」の言い換えや類語
- 「果報者」の使い方
- 「果報者」を使った例文
- 「果報者」の特徴
「果報者」の意味とは?
「果報者」という言葉があります。
結婚をして素敵な奥さんをもらった時などに、「果報者」というお祝いの言葉をもらう事があります。
そのため、何となくめでたい言葉だという印象があるかもしれません。
そんな「果報者」の読み方や意味を紹介します。
- 「果報者」の読み方
- 「果報者」の意味
「果報者」の読み方
「果報者」は「かほうもの」と読みます。
「果報者」の「果報」は「かほう」と読みます。
あまり他では見ない言葉ですので、読み方を覚えておきましょう。
また「者」は「もの」と読みます。
「かほうしゃ」などと読み間違えないよう、これを機会に読み方をしっかりと覚えておきましょう。
「果報者」の意味
「果報者」は「果報」と「者」が合体してできた言葉です。
「果報」には、「因果の応報」や「報い」という意味があります。
「果報」はもともと仏教用語ですので、このような意味が含まれています。
一方で「果報」には、「幸せ」という分かりやすい意味もあります。
さらに「果報者」という単語もあり、「運の良い人、時勢にあった人」という意味もあります。
乗っている人や、運に恵まれている人、幸せな人の事を「果報者」といいます。
冒頭で紹介しましたが、素敵な奥さんをもらって「果報者」とお祝いの言葉をかけられるのもそのためです。
男女の出会いは運によるものも大きいためです。
素敵な出会いを果した幸せな人は、「果報者」と呼ばれます。
「果報者」の言い換えや類語
続いて「果報者」と似た意味の言葉や類語を紹介します。
「果報者」に似た言葉を見て、「果報者」の言葉の意味を、さらに詳しく知りましょう。
- 「幸せ者」【しあわせもの】
- 「当たり屋」【あたりや】
- 「幸運児」【こううんじ】
「幸せ者」【しあわせもの】
「果報者」の「果報」には「幸せ」という意味があります。
そのため、「果報者」を分かりやすい表現にすると「幸せ者」になるでしょう。
新婚ホヤホヤの人や、仕事が絶好調な人、宝くじなどに当選した人は「幸せ者」と呼ぶのにぴったりな人です。
「果報者」と言っても、意味が通じなさそうな人には「幸せ者」と言ってあげましょう。
「当たり屋」【あたりや】
「当たり屋」という言葉があります。
ヒット曲を連発する歌手や、シュートを決めまくるサッカー選手などを「当たり屋」と表現する事があります。
他にも、ギャンブルなどで当せんを引きまくる人を「当たり屋」と呼びます。
ヒット曲を作ったり、得点を決めるのはスキルや才能も必要ですが、運も必要です。
そのため、「果報者」「幸せ者」と言い換える事もできるでしょう。
「幸運児」【こううんじ】
運の良い人や、時流に乗っている人の事を「幸運児」と呼びます。
例えば、大きな事故が起きて、死傷者が多数出てしまったのに、この人だけはケガひとつなかった…そんなドキュメンタリー番組を見たことがあるかもしれません。
このような、ちょっと普通では考えられないような幸運に恵まれる人の事を、「幸運児」と呼びます。
単なる「果報者」「幸せ者」を超えた、スピリチュアルな要素を持ったような、特別な幸運を持った人と捉えても良いかもしれません。
「果報者」の使い方
「果報者」という言葉は、幸せな状況にある人に、祝福の意味で使う事が多いです。
結婚を決めた人に対して「この果報者!」と声をかけるのは、「おめでとう」と言っているのとほとんど同じ意味です。
さらに結婚生活が続き、二人が本当に幸せそうに見えたら、「お前は「果報者」だな」としみじみと声をかけたくなるかもしれません。
そしてこの男性が亡くなる直前に、自分の人生を振り返って良い奥さんをもらえた時に感謝する時、「俺は本当に「果報者」だ」とつぶやくかもしれません。
このように、「果報者」は祝福の言葉であり、「幸せ」を実感してつぶやく言葉でもあります。
誰かが結婚した時、仕事がうまく行った時、昇進した時などに「果報者」と声をかけ、幸せを感じる時は、「果報者」とつぶやいてみましょう。
「果報者」を使った例文
続いて「果報者」を使った例文をチェックしてみましょう。
誰かが詩汗な瞬間を迎えた時、あるいは自分で自分の事を幸せだと思う時に、「果報者」という言葉を使った文章にしてみましょう。
- 「果報者」の例文1
- 「果報者」の例文2
「果報者」の例文1
誰かが幸せを迎えた時に「果報者」という言葉を使って声をかけましょう。
そしてその様子を「果報者」を使った文章にしましょう。
「あんなに美人な奥さんをもらって、A君は『果報者』だ」、「30代で部長に昇進するなんて、○○課長は『果報者』ですね」、「こんなに大きな契約を取るなんて、お前は『果報者』だな」という感じです。
「果報者」は縁起が良いイメージがある言葉ですので、どんどん使って行きましょう。
「果報者」の例文2
自分の幸せに対して、「果報者」という言葉を使う事もできます。
そこで例文1を、当事者目線で例文にしてみましょう。
「こんなに美人な妻と結婚できると思わなかった…。俺は『果報者』だな」、「まさか僕が30代で部長になれるなんて…。僕は『果報者』だよ」、「やった!すごく大きな契約を取った。私は間違いなく『果報者』だ」という感じです。
「幸せだな」と自分で自分の境遇をつぶやく人に対しては、何となく反感を持ってしまいそうですが、「果報者」ならそれほど悪い感じがしません。
もともと「果報」が仏教用語だからかもしれません。
「これも運命だな」という感想に近いため、自慢のように取られないところが、「果報者」という言葉を使うメリットでしょう。
「果報者」の特徴
「果報者」と呼ばれる人には、どのような特徴があるでしょうか。
共通する特徴を紹介していきます。
意外と日頃の行いが大切になるかもしれません。
- 「付き合う人を選んでいる」【つきあうひとをえらんでいる】
- 「徳を積んでいる」【とくをつんでいる】
- 「運がいいと思っている」【うんがいいとおもっている】
「付き合う人を選んでいる」【つきあうひとをえらんでいる】
「果報者」と呼ばれる人は、友達や仕事関係者に恵まれる傾向があります。
逆に言えば、自分で付き合う人を選んでいるといえます。
「人の幸せは、一緒にいる人によって決まる」と言われる事があります。
人は一緒にいる人から強い影響を受けるため、良い人と付き合えば、良い人になり、運がいい人と付き合えば、運が良くなります。
「果報者」と呼ばれる人は、無意識に自分の運が良くなるような人を選んでいるのかもしれません。
「徳を積んでいる」【とくをつんでいる】
「果報者」と呼ばれる人は、幸せな人生を歩んでいる人です。
幸せになるためのコツに、「徳を積む」という行為があります。
例えば誰も見ていない場所で、落ちているゴミを披露と「徳を積む」事になります。
その人がゴミを拾ってくれたおかげで、地域に住んでいる人が、スッキリした気持ちで暮らす事ができるようになるからです。
このような小さな徳を積むと、その影響が自分に帰ってくると言われています。
結果的に「果報者」になる事ができるのです。
「運がいいと思っている」【うんがいいとおもっている】
「果報者」とされる人は、運がいい人です。
そして運がいい人は「運がいいと思っている」という特徴があります。
人は思っているような人物になると言われますが、まさにこの説通りといえるでしょう。
運がいいと思えば、早い決断ができますし、逆にじっくりと時期が来るのを待つ事ができます。
「果報者」になりたい人は、今すぐ「自分は運がいい」と思い込んでみましょう。
「果報者」の意味や使い方を見てきました。
「果報者」は幸せな人、または幸せな自分に使う事ができる素敵な言葉です。
また「果報者」になれるように、「果報者」に共通する特徴を見て、自分の生き方の参考にして欲しいと思います。