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「しばしのお別れ」の意味とは?花言葉の花は?類語、使い方や例文を紹介!

「しばしのお別れ」の意味や類語を紹介します。

さらに「しばしのお別れ」の使い方や例文を紹介して行きます。

しばしのお別れ

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「しばしのお別れ」の意味とは?花言葉の花は?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「しばしのお別れ」の意味とは?
  • 「しばしのお別れ」の類語や言い換え
  • 「しばしのお別れ」の使い方
  • 「しばしのお別れ」を使った例文
  • 「しばしのお別れ」の花言葉の花「ミヤコワスレ」


「しばしのお別れ」の意味とは?

「しばしのお別れ」の意味とは?

「しばしの別れ」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

小説やドラマ、映画などを観ると、「しばしの別れ」という言葉が登場する事があります。

そこで、気になる「暫しのお別れ」の意味や読み方を紹介します。

  • 「しばしのお別れ」の読み方
  • 「しばし」の意味
  • 「しばしのお別れ」

「しばしのお別れ」の読み方

「しばしの別れ」は、「しばし」「別れ」という二つの言葉でできています。

「しばし」「暫し」と書き、「別れ」「わかれ」と読みます。

「暫しのお別れ」と書く事もありますので、読み方を間違えないようにしましょう。

「しばし」の意味

「しばし」は、短い期間を表現する言葉のひとつで、「しばし」の意味は、「少しの間」です。

似たような意味の言葉に「しばらく」という言葉があります。

漢字にすると「暫し」「暫く」と、とても似ている事が分かります。

「しばらく」も、「少しの間」という意味がありますが、「しばし」に比べると少し長い期間を意味する事が多いです。

「しばしのお別れ」

「別れ」には「一緒だった人と別れる事」という意味があります。

「しばし」「少しの間」という意味ですから、「しばしのお別れ」には、「少しの間、一緒にいた人と別れる」という意味になります。

例えば恋人同士がデートの帰り際に別れる時は、またすぐに会う事が決まっているのですから、「しばしのお別れ」と言う事ができます。

「しばし」「しばらく」という言葉に似ていて、さらに「しばらく」は比較的長い期間を意味するため、「しばしのお別れ」も、「長い間会えない事」を意味するようなイメージになります。

しかし、「しばしのお別れ」という場合は、「ちょっとだけ別れる事」「少しだけ離れる事」という意味になります。



「しばしのお別れ」の類語や言い換え

「しばしのお別れ」の類語や言い換え

「しばしのお別れ」という言葉に似ている言葉や類語を紹介します。

「しばしのお別れ」を言い換えると、どのような言葉になるのかチェックしてみましょう。

  • 「またね」【またね】
  • “See you later.”(またね)【またね】

「またね」【またね】

別れ際に「しばしのお別れ」という時には、また少ししたら会えるという確信を持っている時が多いです。

そのため、「またね」というお別れの挨拶に近い意味になります。

「またね」と言って別れる時は、早ければその日の夜、長くても一年以内に再開するめどがついている時だと思います。

それ以上長い期間会えないと感じる時は、「また会おうね」「またいつの日か会いましょう」というような別れの挨拶になるからです。

もちろん「もう会えないかもしれない」と思いながら、「またね」という事もありますが、それは例外です。

基本的には同じ大学の学生が、帰り際に「また明日ね」と挨拶する感じが「またね」の意味です。

“See you later.”(またね)【またね】

「しばしのお別れ」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。

“See you later.”(またね)や“See you soon.”(またね)が、「しばしのお別れ」に近いニュアンスではないでしょうか。

次に会う約束はしていないケースでも、数週間から数か月後に会うようなイメージの言葉です。

さらに次に会う機会がハッキリしている時は、“See you tonight.”(今夜会おうね)や“See you on Monday.”(月曜日に会おう)などと、会う日を文章に入れ込みます。

ちなみに“See you Again”というフレーズは、基本的に二度と会えないかもしれない相手に使う言葉です。

もっと軽い意味で捉えている人が多いと思いますので、注意しましょう。

「しばしのお別れ」の使い方

「しばしのお別れ」の使い方

「しばしのお別れ」という言葉の意味は「少しだけお別れする」「少しの間、離れ離れになる」という意味です。

そのため、「次回にすぐ会う事が決まっている」場合に使います。

例えば、お正月に両親に会って、帰り際に「しばしのお別れ」と言う時は、「また少ししたら遊びに来るよ」という意味が込められています。

また高校の卒業式や、大学の卒業式などに、「しばしのお別れ」という時があります。

このようなケースでは、再会する人としない人がいると思いますが、少なくとも卒業式の時点では「また会おう」と思っている人に対して「しばしのお別れ」という言葉を使います。

逆に言えば、もう絶対に会いたくないと思っている人と別れる時は、「しばしのお別れ」だとは思っていないはずです。



「しばしのお別れ」を使った例文

「しばしのお別れ」を使った例文

続いて「しばしのお別れ」を使った例文を見て行きましょう。

別れに関する様々な場面で、「しばしのお別れ」を使った文章を作ってみましょう。

  • 「しばしのお別れ」の例文1
  • 「しばしのお別れ」の例文2
  • 「しばしのお別れ」の例文3

「しばしのお別れ」の例文1

恋愛の場面では、「しばしのお別れ」という言葉を使う事が多くなるかもしれません。

恋人同士が別れる時の心情は「しばしのお別れ」という言葉の意味するところでしょう。

そこで恋人同士のデートの別れ際を「しばしのお別れ」を使った文章にしてみましょう。

「彼は駅の改札の前で、『しばしのお別れ』とばかりに、私にハグをした」とか、「彼は『しばしのお別れ』ですら寂しいのか、彼女とつないだ手を離そうとしなかった」となります。

とてもラブラブで、少しの間のお別れですらつらそうな様子が見てとれます。

「しばしのお別れ」の例文2

卒業式などのお別れのイベントでは、「しばしのお別れ」という言葉を使う機会が多そうです。

例えば高校の卒業式の後のホームルームで「先生は『しばしのお別れだ』と言って、歌を唄ってくれた」とか、「泣き出した生徒を見て、先生は『しばしのお別れじゃないか』と笑った」などという文章にする事ができます。

高校の先生と生徒、さらには高校時代のクラスメートとは、なかなか会う機会はなさそうですが、クラス会などで数年後に会うケースも多いです。

さらに上京する同級生を駅のホームで見送る場面にも、「しばしのお別れ」は似合います。

このような場面を文章にすると「『しばしのお別れだ』と彼は言って、電車に乗った。手紙を書くねとみんなが叫んだ」という感じです。

「しばしのお別れ」の例文3

旅行に出かけて、その街が最高に素敵だった時は、「またすぐに訪れよう」と思うはずです。

そのような気分を「しばしのお別れ」という言葉を使った文章にする事ができます。

「ロンドンの街とも今日で『しばしのお別れ』である。また来年、必ず来ようと思っている」とか、「パリの街で過ごす数日間は、私の宝物です。『しばしのお別れ』になりますが、絶対に戻ってきます」という感じになります。

実際にすぐに旅行先を再訪するかは別にして、その時に「絶対に近いうちに戻って来よう」と思っていたら「しばしのお別れ」という言葉が心情にしっくりくるはずです。

「しばしのお別れ」の花言葉の花「ミヤコワスレ」

「しばしのお別れ」の花言葉の花「ミヤコワスレ」

「しばしのお別れ」という花言葉を持つ花のが「ミヤコワスレ」です。

ミヤコワスレはキク科の多年草で、原産地は日本となっています。

5から6月がミヤコワスレの見頃です。

花の色は紫やピンク、白など様々です。

和名は「都忘れ」、別名「アズマギク」といい、「しばしのお別れ」の他に、「また会う日まで」という花言葉があります。

icon まとめ

「しばしのお別れ」の言葉の意味や使い方をチェックしました。

「しばしのお別れ」は、「またすぐに会える」という前提で別れる時に使う言葉です。

「しばらく」と勘違いして、長いお別れをイメージすることがありますが、「少しの間の別れ」であると再確認しておきましょう。

恋人同士や友達同士などが、少しの間会えない時に、「またね」というくらいの感じで、「しばしのお別れ」という言葉を使いましょう。