「戦巧者」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「戦巧者」とは、敵勢力と戦う戦(いくさ)が上手い人のことで、戦に様々な戦術・戦略で勝てる人のことです。
戦巧者の「類語・言い換え・反対語・使い方・例文」にはどのようなものがあるのでしょうか?戦巧者について詳しく解説します。
目次
- 「戦巧者」の意味とは?
- 「戦巧者」の似た言葉や類語・言い換え
- 「戦巧者」の使い方
- 「戦巧者」を使った例文
- 「戦巧者」の反対語
「戦巧者」の意味とは?
「戦巧者」の意味は、「敵勢力と戦う戦(いくさ)・戦争が得意な人」や「敵に打ち勝つための戦が上手い人・戦で勝利するための戦術戦略に優れている人」になります。
戦巧者は、近代以前の過去の戦に強かった将軍・武将のことを指して言うことが多いのですが、現代では「他者と勝ち負けを決める勝負事が得意な人+他者と競い合う競争に強い人」のことを戦巧者と呼ぶこともあります。
戦巧者は「戦(いくさ)=戦い・戦闘」と「巧者(こうしゃ)=上手な人・得意な人」を組み合わせた言葉になっています。
他者(敵)との戦いに勝てるだけの戦術戦略がある人が「戦巧者」であり、戦巧者であることによって、近代以前では「戦争・戦の勝者」になって様々な利益・恩恵を得ることができる可能性が高かったのです。
現代においても、企業間のビジネスの競争や個人間の色々な勝負事に勝てる可能性が高い「戦巧者」は、戦い・競争が苦手な人よりも人生を楽しく謳歌しやすいでしょう。
- 「戦巧者」の読み方
「戦巧者」の読み方
「戦巧者」の読み方は、「いくさこうしゃ」になります。
「戦巧者」の似た言葉や類語・言い換え
「戦巧者」の似た言葉や類語・言い換えとして考えることができるのは、「試合巧者」「戦略家・戦術家」「戦上手」などになります。
「試合巧者(しあいこうしゃ)」というのは、野球やサッカー、テニス、ボクシングなど各種のスポーツで敵(敵チーム)に勝つための戦術戦略が優れている人に対して使う言葉です。
試合巧者な人は必ずしも「個人としての力量・才覚」が圧倒的に優れているわけではないのですが、「各スポーツ・各勝負に勝つためのポイント」を抑えているので、いざ試合になると高確率で勝利を収めることができます。
- 「戦巧者」の類語・言い換えとしての「戦略家・戦術家」
「戦巧者」の類語・言い換えとしての「戦略家・戦術家」
「戦略家」というのは、戦争や勝負事、競争に勝つための大局的な方法論である戦略を持っている人のことです。
「戦術家」というのは、各戦闘・各勝負における個別の状況で勝利するためのノウハウを持っている人のことです。
戦術家よりも戦略家の方がレベルが高い(戦略家の方が戦況の俯瞰・分析を必要とするより大きな勝負事で力を発揮できる)とする見方が一般的にありますが、「戦術家・戦略家」はいずれも「戦巧者」と見ることができます。
「戦巧者」の使い方
「戦巧者」という言葉は、「実際に過去の戦で多くの勝利を収めてきた実績がある将軍・武将・隊長」に使われることが多くなっています。
近代以前の過去の時代であれば、「戦・戦闘が上手くて得意な人」や「複数回の戦に勝利したという戦上手の実績がある人」に対して戦巧者という言葉を使います。
現代において「戦巧者」という言葉を使う時には、「ビジネス・スポーツ・各種の競争・利害の争いなどの場面」において勝利を獲得するために力を発揮した人(発揮できる人)に対して使うことが多くなっています。
「戦巧者」を使った例文
「戦巧者」を使った例文には、以下のようなものがあります。
「戦巧者」を使った例文を紹介していきます。
- 「戦巧者」の例文1
- 「戦巧者」の例文2
- 「戦巧者」の例文3
「戦巧者」の例文1
織田信長は武田信玄や上杉謙信、松平元信などの名だたる武将に対して必ずしも「戦巧者」ではなかったが、戦国時代において「天下布武(戦乱の時代の終焉)・新政権樹立」を目指す巨大な野心が突き抜けていたのである。
「戦巧者」の例文2
過去の歴史において天下・国家を統一した皇帝(国王)や歴史に名を残している将軍には、劉邦に韓信・張良、源頼朝に源義経・源範頼、劉備に諸葛亮孔明、徳川家康に本多忠勝がいたように、必ずといっていいほど「戦巧者」の側近の武将や軍師が近くに付いていた。
「戦巧者」の例文3
サッカー日本代表の本田圭佑選手は、個人のサッカー選手としての能力も優れてはいるが、フィジカルやテクニックでは世界トップレベルの選手と渡り合えるほどではない。
それでも本田選手は過去のいくつかのサッカーの重要な試合で、勝利を掴み取るだけの「戦巧者」としての天性の資質を発揮してきた。
「戦巧者」の反対語
「戦巧者」の反対語には、「戦下手(いくさべた)」「負け癖がついた者」などがあります。
戦巧者は「戦が得意な人(戦で勝つ可能性が高い人)・戦で勝利する戦略を持っている人」のことを意味していますから、その反対語は「戦が苦手な人(戦で負ける可能性が高い人・戦で勝利する戦略など持っていない人」になってきます。
戦が下手な人や勝負事が苦手な人を指す言葉として、「戦下手」があります。
戦で負け続けている人や勝負事で負ける習慣が付いてしまった人を指す言葉として、「負け癖がついた人」があるのです。
いったん負け癖がつくと勝負事や競争で再び勝利するためのメンタルを鍛えることが難しくなり、「戦巧者」とは正反対の特徴が増えやすくなってしまうのです。
「戦巧者」という言葉について徹底的に解説しましたが、戦巧者というのは戦(いくさ)や勝負事が得意で上手な人のことです。
戦巧者の類語・言い換えには、「試合巧者」「戦略家・戦術家」「戦上手」などがあります。
戦巧者の反対語には、「戦下手」「負け癖がついた者」などがあります。
「戦巧者」という言葉について詳しく調べたい時には、ぜひこの記事を参考にして下さい。