「才媛」の意味とは?類語、使い方や例文、対義語を紹介!
女性に向けた褒め言葉のひとつ、「才媛」の意味や読み方を紹介します。
さらに「才媛」の類語や対義語、「才媛」の使い方や例文を紹介して行きます。
目次
- 「才媛」の意味とは?
- 「才媛」の類語や言い換え
- 「才媛」の使い方
- 「才媛」を使った例文
- 「才媛」の対義語
「才媛」の意味とは?
「才媛」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
女性に向けらえる言葉で、褒め言葉として使われます。
「才媛」という言葉の意味を覚えると、女性と上手にコミュニケーションをしやすくなるかもしれません。
- 「才媛」の読み方
- 「才媛」の意味
「才媛」の読み方
「才媛」は「さいえん」と読みます。
「才媛」の「才」は「才能」という言葉にも使います。
また「才媛」の「媛」は、「美しい女性」という意味があります。
つまり「才媛」とは直訳すると「才能があり、美しい女性」という意味があります。
「才媛」の意味
「才媛」は、組み合わされた漢字から「才能があり、美しい女性」という意味を読み取る事ができます。
そこから転じて、「学問や趣味の才能、スポーツの才能がある女性」という意味になっています。
平安時代からの伝統で、女性の才能といえば、「文学の才能」という面があり、それは今でも残っています。
そのため「才媛」と言った時に、「文学の才能」や「文章を操る才能」を思い浮かべる人は今でも多いです。
「才媛」という言葉で女性を褒める時は、どちらかといえば体育系よりも文化系、アウトドア派よりもインドア派のタイプの女性を褒めた方が、しっくりくるかもしれません。
「才媛」の類語や言い換え
次に「才媛」の類語や、似た意味を持つ、「才媛」に言い換えられる言葉を見ていきましょう。
身近にいる女性を褒める時に使う言葉は、どの言葉がピッタリなのか、考えながら見て行くと楽しいかもしれません。
- 「才女」
- 「賢女」
- 「才子」
- 「秀才」
- 「天才」
- 「麒麟児」
- 「奇才」
- 「インテリ」
「才女」
「才媛」と隣り合った似た意味を持つ言葉といえば「才女」です。
「才女」は「さいじょ」と読みます。
「才能のある女性」という意味を持つ言葉です。
「才女」という言葉を使った場合も、「才媛」という言葉と同様に、特に文才に優れた女性に向けて使われる事が多いです。
小説家になるような女性は「才女」というイメージにピッタリです。
文学を読むのが好きな人、そこから広がって漫画や映画など文化的な作品を読んだり観たりするのが好きな人、勉強ができる女性などに「才女」という言葉を掛けましょう。
「賢女」
賢い女性の事を「賢女」と呼びます。
家庭を守れるタイプの女性や、仕事ができるタイプの女性は、「賢女」という褒め言葉がぴったりでしょう。
例えば、経営者の家に嫁いだ女性が、旦那よりも経営に対する才能を発揮した時は、「賢女」と呼びたいイメージ通りの女性になります。
節約が上手にできて、予算内に切り盛りする事ができる女性も「賢女」のイメージ通りの女性です。
「才子」
「才子」は「さいし」と読みます。
「才女」の男子版で、優秀な人の事を意味します。
「才子」は女性に向かって言っても間違いにはなりませんが、基本的には男性に向けて使う言葉です。
「秀才」
勉強ができる人、学歴が高い人などは「秀才」と呼ばれます。
優れた才能の持ち主です。
学力試験をした時に、クラスや学年で1位の成績を取る生徒は「秀才」と呼ばれるはずです。
それ以上のレベルで1位を取れる人の場合は、「天才」と呼ばれる事が多いです。
「天才」
「秀才」の上を行くかもしれないのが「天才」です。
また「天性の才能」という意味があり、「生まれつき能力が高い」人の事を「天才」といいます。
ほとんど練習をした事が無いのに、剣道の試合で優勝してしまったり、家で勉強をしていないのに全国模試で1位を取るような人は、「天才」と称されます。
このように一般的に見ると、なぜ高い成績を出せるのか理解不能な時に、「天才」と称されるケースが多いです。
「麒麟児」
「麒麟児」は「きりんじ」と読みます。
小さな頃から才能にあふれている人の事を「麒麟児」と呼びます。
「麒麟児」と呼ばれるのはせいぜい青年時代までで、中年以降になった「麒麟児」は、別の呼び方で呼ばれる事となります。
「奇才」
「奇才」と呼ばれる人もいます。
才能豊かな女性の中にも「奇才」と呼ばれる人がいます。
「奇才」は珍しい才能の持ち主の事です。
普通の人が目を付けないようなジャンルで、大活躍をしたり、一般的なやり方以外で大きな成果を出す人は「奇才」と呼ばれやすいです。
また天才をも上回るような、溢れる才能の持ち主を「奇才」と呼ぶ事があります。
人の才能を褒める時に、ほめ過ぎてインフレを起こしてしまうと「奇才」という言葉しか、残っていないケースがあります。
また「奇才」を持つ人は、その才能を見出す能力がある人が必要になり、ビジネスシーンでそのような上司がいないと、日の目を浴びずに終わるケースもあります。
「インテリ」
頭のいい人、知識が豊富な人の事を「インテリ」と呼びます。
また学歴の高い人の事も「インテリ」と呼ぶ事があります。
「才女」や「才媛」と似た意味の言葉です。
「才媛」の使い方
「才媛」という言葉を使う場面を探すと、実はそれほど多くない事が分かります。
「才媛」という言葉は、ほとんどの場合、結婚がらみの場面で耳にする事になります。
いちばん多いのが「披露宴」です。
披露宴で新婦を紹介する時の褒め言葉として、「才媛」という言葉を使います。
もし披露宴や二次会など、結婚がらみの式典で、新婦を褒める必要がある時は、ぜひ「才媛」という言葉を使いましょう。
「才媛」を使った例文
次に「才媛」を使った例文を見て、具体的に「才媛」という言葉をどう使うか見て行きましょう。
文章に組み込まれた「才媛」という言葉を通じて、より言葉の意味が理解できるようになるかもしれません。
「才媛」という言葉を使う場面でいちばん多いのが、披露宴です。
披露宴で司会者が新婦を紹介する時に、「才媛」という言葉を使って褒める事になります。
そこで披露宴の司会者目線で、「才媛」を使った例文を作ってみましょう。
「新婦の○○さんは、○○女子大学を卒業した「才媛」で、現在の趣味も読書や和歌を詠む事だそうです」とか、「新婦の○○さんは、みなさんがご存知のように美貌の持ち主です。
それだけでなく、休日には小説を書く「才媛」なんです」などとなります。
「文学的な才能があり、きれいな女性」を「才媛」と言いますが、披露宴では新婦の事をきれいでなくてもきれいと呼ぶのが礼儀です。
そのため読書が趣味、学歴が高いなどの特徴があれば、「才媛」という言葉がしっくりきます。
「才媛」の対義語
最後に「才媛」の対義語を見て行きましょう。
「才媛」と言われた時と180度違う感想を持つような言葉ばかりです。
- 「愚か者」
- 「痴人」
- 「間抜け」
「愚か者」
バカな人の事を「愚か者」と呼びます。
「愚か者」と呼ばれる女性は、「才媛」と呼ばれる女性と、180度違う位置にいる女性といえるでしょう。
「痴人」
「痴人」は「ちじん」と読みます。
愚かな人や、バカな人を意味する言葉です。
こちらも「才媛」とはまるで違うタイプの言葉になります。
「間抜け」
どこか抜けた事がある人の事を「間抜け」と呼びます。
知的なイメージの「才媛」とは、イメージが異なる言葉です。
「才媛」という言葉は、知的で文学的才能がある美しい女性の事を表現したい時、あるいはそのような女性だと誰かを褒める時に使います。
実際に「才媛」にふさわしい女性はそれほど多くありませんが、「披露宴」という特別な場面では、どの女性でも「才媛」になる事ができます。