「座右の書」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
入社面接や自己PRの場面で「座右の書」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「座右の書」の意味
- 「座右の書」の表現の使い方
- 「座右の書」を使った例文と意味を解釈
- 「座右の書」の類語や類義語
「座右の書」の意味
「座右の書」の意味は以下の2つです。
1つ目は「いつでも内容が参照できる様に、手元に置いておく本のこと」という意味で、その本に深く感動して、お気に入りのあまりに旅行先などに持ち込むこともあります。
2つ目は「自分にとって人生の参考になったり、悩んだ時に励みになる本のこと」という意味で、何かあった時にその内容が頭に浮かび、自分を勇気づける本のことを言います。
- 「座右の書」の読み方
- 「座右の書」の語源・由来
「座右の書」の読み方
「座右の書」の読み方は、「ざゆうのしょ」になります。
「座右」は「ざう」と読むこともありますが、一般的には「ざゆう」と読むことが多くなります。
「座右の書」の語源・由来
「座右の書」は元々「座右の銘」という言葉でした。
「座右」とは、「皇帝など権力者が、自分の右手側の席に最も信頼できる部下を座らせたこと」からきていて、「重要な席」という意味になります。
昔の偉い人や知識人などが、自らを戒める言葉を板に刻み、自分の席の右側に置いていつでも見られる様にしたことを「座右の銘」と言ったのです。
その「銘」が「書物」に変わり、「座右の書」として使われる様になりました。
「座右の書」の表現の使い方
「座右の書」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 真面目な本に対して使う
文法的な使い方
「座右の書」は名詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「座右の書だ・である」になります。
主に「私の座右の書は〇〇です」と本のタイトルを続けて使います。
真面目な本に対して使う
「座右の書」は、その人の自己啓発に役立つ本に対して使われます。
ラノベやマンガ本などは含まれず、歴史書や文学書、成功した人の書いたビジネス書など、真面目な本に対して使われます。
「座右の書」を使った例文と意味を解釈
「座右の書」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「座右の書」を使った例文1
- 「座右の書」を使った例文2
「座右の書」を使った例文1
「面接で『座右の書は三国志です』と言ったら、面接官と話が盛り上がり採用になった」
面接で「座右の書」を訊かれて「三国志」と答えたところ、面接官も大好きで、一気に話が盛り上がり採用になったことを表しています。
「座右の書」を使った例文2
「彼の『座右の書』は『チーズはどこへ消えた』だそうだ」
人生で最も影響を受けた本がビジネス書の「チーズはどこへ消えた」だと言っています。
「座右の書」の類語や類義語
「座右の書」の類語や類義語を紹介します。
- 「愛読書」【あいどくしょ】
- 「必読書」【ひつどくしょ】
「愛読書」【あいどくしょ】
「自分が気に入ってよく読んでいる本」という意味です。
「必読書」【ひつどくしょ】
「必ず読まなくてはならない本」という意味です。
「座右の書」とは「いつでも内容が参照できる様に、手元に置いておく本のこと」「自分にとって人生の参考になったり、悩んだ時に励みになる本のこと」という意味です。
人に話して恥ずかしくない本を選びましょう。