「冷静に見る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「冷静に見る」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「冷静に見る」の意味
- 「冷静に見る」の表現の使い方
- 「冷静に見る」を使った例文と意味を解釈
- 「冷静に見る」の類語や類義語
「冷静に見る」の意味
「冷静に見る」の意味は「感情に左右されずにものごとを考えること」です。
現在目の前で問題が起きていて、周囲が慌てていたり焦っていたりする時に、感情的にならずに理論的にものごとを考えられる状態を言います。
問題の内容と自分の気持ちとを切り離して考えれば「好き嫌い」で偏った判断をせずに済みます。
焦って分らなくなったり、見えなくなるものでも、落ち着いて理解できる時の表現です。
- 「冷静に見る」の読み方
- 「冷静に見る」を分解して解釈
「冷静に見る」の読み方
「冷静に見る」の読み方は、「れいせいにみる」になります。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「冷静に見る」を分解して解釈
「冷静に見る」は「冷静+に(助詞)+見る」で成り立っています。
「冷静」は「感情に振り回されずに落ち着いて思いを巡らすこと」という意味です。
「見る」は「目でものごとの存在を認識すること」という意味の他に「調べる・確かめる」「観察して判断する」「評価する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「感情に振り回されずに、落ち着いて観察して判断する」という意味で使われています。
「冷静に見る」の表現の使い方
「冷静に見る」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ものごとを正しく判断できる時に使う
文法的な使い方
「冷静に見る」は動詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「冷静に見て」になります。
ものごとを正しく判断できる時に使う
「冷静に見る」は、中立的な立場でものごとを客観的に判断できる時に使われます。
「見る」はただ見るだけではなく、そのものごとに対して理論的に考えて自分なりに結論を導き出すという意味も含みます。
「冷静に見る」を使った例文と意味を解釈
「冷静に見る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「冷静に見る」を使った例文1
- 「冷静に見る」を使った例文2
「冷静に見る」を使った例文1
「冷静に見て今回の討論は部長の方が有利だった」
会議で討論をしたのですが、客観的に判断しても部長の意見の方が筋は通っていたことを表しています。
「冷静に見る」を使った例文2
「今回の対応が正しかったか冷静に見る必要がある」
ミスをした時に、本当にこの対応で良かったのか、落ち着いて考える必要があると言っています。
「冷静に見る」の類語や類義語
「冷静に見る」の類語や類義語を紹介します。
- 「頭を冷やした状態で」【あたまをひやしたじょうたいで】
- 「常識的に考える」【じょうしきてきにかんがえる】
「頭を冷やした状態で」【あたまをひやしたじょうたいで】
「興奮した気持ちが治まった状態で」という意味です。
「常識的に考える」【じょうしきてきにかんがえる】
「世間一般的に誰もが知っていることや納得できる様に考えること」という意味です。
「冷静に見る」は「感情に左右されずにものごとを考えること」という意味です。
自分の気持ちと切り離してものごとを考える時に使いましょう。