「冷静さを欠く」とは?意味!使い方
「冷静さを欠く」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
表現を使ったことがなかったとしても、冷静さを欠いた経験ならあるという人がいるかもしれません。
それならば、「冷静さを欠く」という表現にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「冷静さを欠く」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「冷静さを欠く」とは?意味
- 「冷静さを欠く」の表現の使い方
- 「冷静さを欠く」を使った例文
- 「冷静さを欠く」の類語や言い換え
「冷静さを欠く」とは?意味
「冷静さを欠く」という表現は気性が激しい、荒々しくなる、という意味になり、非常に慌てて正常な判断ができなくなる、頭が真っ白になる、しどろもどろになる、などという意味があります。
冷静さ、という表現には保たれた心、などという意味があり、理性を働かせている、落ち着いている、感情に走らない、などという意味があります。
つまり、「冷静さを欠く」という表現は理性が働かなくなる、落ち着かなくなる、感情に走る、ということになるのです。
普段は落ち着いた人であったとしても、重大な事件等が起こったら冷静さを欠いてしまうこともあるのではないでしょうか。
「冷静さを欠く」の表現の使い方
どれだけ冷静な人であったとしても、例えば家族が交通事故にあったというニュースを受けたり、大切な家族が病気になったというニュースを受けたりすれば、冷静さを失ってしまうこともあるのではないでしょうか。
重大な事件を聞いた直後は冷静な判断ができませんね。
あるいは、夫婦喧嘩をした時などは気持ちが高ぶり、「別れてやる!」などと感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、焦っているときには重大な決断をすべきではありません。
そのような場合は冷静さを欠いている可能性がありますので、しっかりとした判断ができないと考えられています。
「冷静さを欠く」を使った例文
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「冷静さを欠く」を使った例文1
- 「冷静さを欠く」を使った例文2
「冷静さを欠く」を使った例文1
「娘さんが事故に遭ったと聞き、彼女は完全に冷静さを欠いていたから、近所の人が一緒に病院に行ったんじゃないかな」
大切な子供が交通事故にあったなどと聞けば、誰もが冷静さを失うものです。
親としてすぐに病院に駆けつけなければいけないと思いながら、自分で運転して病院に行くのも大変です。
そのような時にはすでに冷静さを欠いて入る可能性が極めて高いですから、自分でしっかりと安全に運転して病院までたどり着けるとは限りません。
このような場合は周りの人が運転してあげるなど、配慮することも必要です。
「冷静さを欠く」を使った例文2
「母親が危篤だと知り、夫は冷静さを欠いていた」
家族が病気になった、家族が危篤である、などという話を聞けば、誰もがあたふたしてしまいますよね。
すぐに病院に行かなければいけない、すぐに実家に戻らなければいけない、となったとしても、冷静に判断ができない、何を持っていったら良いのかわからない、などという状態になってしまうのではないでしょうか。
例えばなくなったという知らせを受け、葬儀の準備などをしなければいけない、家族に伝えなければいけない、となったとしても、冷静さを欠いてしまったら何をすれば良いのかわからない、判断ができない、という状態になることも珍しくありません。
周りのサポートが必要な時になります。
「冷静さを欠く」の類語や言い換え
ここでは「冷静さを欠く」という表現の類義語を紹介します。
- 「理性を失う」
- 「頭が真っ白になる」
「理性を失う」
理性を失う、というのは自分の感情を抑えきれなくなる、という意味になります。
理性という表現には論理的に物事を考える能力、善悪に対して正しい判断力で道徳的な言動をする能力、などという意味があり、本能や感情に左右されずに冷静に行動できるという事は理性があるということになります。
しかし、その理性を失った場合は感情的になってしまう傾向があり、その場合はまさに冷静さを欠いた状態だと言えるでしょう。
「頭が真っ白になる」
自分をコントロールできなくなってしまった場合、それは頭が真っ白になる、という表現で表される場合もあります。
緊張のあまり頭が真っ白になるということもありますが、ストレスの値が許容範囲を超えてしまい、冷静ではなくなってしまう、ということもあります。
例えば大切なプレゼンの時に大失敗に気づき、その瞬間に正常な判断ができなくなってしまう、非常に慌てる、ということもあるのではないでしょうか。
そのような場合は頭が真っ白になる、と表現できます。
「冷静さを欠く」という表現は日常的にもビジネスでも使える言い回しですが、そのような感情もぜひ覚えておきましょう。
常に冷静さを忘れず、もしも周りに頭が真っ白になってしまった人がいたら、フォローする力も身につけたいものです。