「筋道を立てる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「筋道を立てる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「筋道を立てる」の意味
- 「筋道を立てる」の表現の使い方
- 「筋道を立てる」を使った例文と意味を解釈
- 「筋道を立てる」の類語や類義語
「筋道を立てる」の意味
「筋道を立てる」の意味は以下の2つです。
1つ目は「ものごとの首尾を一貫させて、理に叶う様にすること」という意味です。
ものごとの中で食い違いがない様に、一つの流れや主旨に沿って説明できる様ににすることを言います。
2つ目は「しかるべき手順を踏むこと」という意味で、複雑な手順があるものごとに対して、最初からひとつずつ順番に沿って行い、最後まで達することを言います。
- 「筋道を立てる」の読み方
- 「筋道を立てる」を分解して解釈
「筋道を立てる」の読み方
「筋道を立てる」の読み方は、「すじみちをたてる」になります。
「筋道」を「すじどう」と読み間違わない様にしましょう。
「筋道を立てる」を分解して解釈
「筋道を立てる」は「筋道+を(助詞)+立てる」で成り立っています。
「筋道」とは、「ものごとがそうなっている理由」「ものごとを行う時の正しい順序」という意味があります。
「立てる」は「ある場所にものを縦に置く」という意味の他に、「道理や順番を正しくする」「矛盾がない様に証明する」という意味もあります。
これらの言葉が組み合わさり「ものごとの理由を矛盾がないように証明する」「ものごとを正しい順序で行う」という意味で使われています。
「筋道を立てる」の表現の使い方
「筋道を立てる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスでの使い方
文法的な使い方
「筋道を立てる」は動詞を含んだ表現であり、文末のそのまま使えます。
副詞として使う時には「筋道を立てて」になります。
ビジネスでの使い方
ビジネスで「筋道を立てる」は、元々複雑であったり、いつの間にか現在の状況になってしまったことに対して、最初からきちんと順を辿って整理することを言います。
主に「どの部署の責任か」「どの様な推移でそうなったのか」を議論する場で使われます。
「筋道を立てる」を使った例文と意味を解釈
「筋道を立てる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「筋道を立てる」を使った例文1
- 「筋道を立てる」を使った例文2
「筋道を立てる」を使った例文1
「何故この様な結論になるのか筋道を立てて説明して欲しい」
相手の出した結論に納得できない時に、納得できる様に最初からきちんと説明して欲しいと言っています。
「筋道を立てる」を使った例文2
「会社を辞めるにしても筋道を立てるべきだ」
会社を辞めるに当たり、先に上司に報告をして、退職日や引き継ぎなどについて相談してから退職願いを出すべきだと言っています。
「筋道を立てる」の類語や類義語
「筋道を立てる」の類語や類義語を紹介します。
- 「筋を通す」【すじをとおす】
- 「辻褄を合わせる」【つじつまをあわせる】
「筋を通す」【すじをとおす】
「首尾を一貫させて、ものごとの道理にかなう様にすること」という意味です。
「辻褄を合わせる」【つじつまをあわせる】
「ズレのあるものごとを整理して、矛盾がない様にすること」という意味です。
「筋道を立てる」は「ものごとの首尾を一貫させて、理に叶う様にすること」「しかるべき手順を踏むこと」という意味があります。
相手が納得できる様にものごとを進める時に使いましょう。