「矛盾撞着」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「矛盾撞着」という表現は「あなたの発言は矛盾撞着していて信じることができません」などの文章で使われますが、「矛盾撞着」にはどのような意味があるのでしょうか?
「矛盾撞着」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。

目次
- 「矛盾撞着」の意味
- 「矛盾撞着」の表現の使い方
- 「矛盾撞着」を使った例文と意味を解釈
- 「矛盾撞着」の類語や類義語
「矛盾撞着」の意味
「矛盾撞着」という表現は、「二つの物事・言動などが論理的に食い違っていて、辻褄(つじつま)が合わないこと」を意味しています。
「矛盾撞着」という言葉は「矛盾」と「撞着」を組み合わせたものですが、「矛盾」には「言動に一貫性(論理的な整合性)がなくてつじつまが合わないこと」の意味があります。
「撞着」という表現も、「突き当たってぶつかること」や「矛盾してつじつまが合わないさま」の意味合いを持っているのです。
- 「矛盾撞着」の読み方
「矛盾撞着」の読み方
「矛盾撞着」の読み方は、「むじゅんどうちゃく」になります。
「矛盾撞着」の表現の使い方
「矛盾撞着」の表現の使い方を紹介します。
「矛盾撞着」という表現は、「二つの物事・言動などが論理的に食い違っていて整合性がない場合」や「辻褄(つじつま)が合わなくて二つの事柄が両立しない時」に使うという使い方になります。
例えば、「矛盾撞着した彼女の態度に振り回されっぱなしです」といった文章で使えます。
「矛盾撞着」を使った例文と意味を解釈
「矛盾撞着」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「矛盾撞着」を使った例文1
- 「矛盾撞着」を使った例文2
「矛盾撞着」を使った例文1
「矛盾撞着したアイデアに長くこだわっていても、決断して実際の行動に移せなければ意味がありません」
この「矛盾撞着」を使った例文は、「矛盾撞着」という表現を、「論理的に食い違いのある(非現実的な)アイデアに長くこだわっていても」という意味で使っています。
「矛盾撞着」を使った例文2
「彼の言い分はいつも矛盾撞着しているので、彼の話を聞いている人を納得させることができませんでした」
この「矛盾撞着」を使った例文は、「彼の言い分はいつも辻褄が合わず一貫性(論理的整合性)がないので」という意味を持つ文脈で、「矛盾撞着」の表現を使用しています。
「矛盾撞着」の類語や類義語
「矛盾撞着」の類語や類義語を紹介します。
- 「自家撞着」【じかどうちゃく】
- 「自己矛盾」【じこむじゅん】
「自家撞着」【じかどうちゃく】
「自家撞着」という表現は、「自分で自分の発言・信念に反してしまっていて矛盾しているさま」や「同じ人物の言動・文章などが前後で矛盾していて辻褄が合わないこと」を意味しています。
その意味合いから、「自家撞着」という表現を、前後の辻褄が合わずに論理的におかしいことを示す「矛盾撞着」の類語(シソーラス)として解釈できます。
「自己矛盾」【じこむじゅん】
「自己矛盾」という言葉は、「自分自身の中で行動・発言に論理的な一貫性がなくなり食い違うこと」や「自分に対して自分の言動のつじつまが合わなくなること」を意味しています。
この意味から、「二つの事柄に論理的な整合性がなくて辻褄が合わない」を示す「矛盾撞着」と良く似た類義語として、「自己矛盾」を指摘することができます。
この記事で説明した「矛盾撞着」の表現には、「二つの物事・発言などが論理的に食い違っていて一貫性がないこと」や「二つの物事が両立せず、辻褄が合わないこと」などの意味があります。
「矛盾撞着」の類語・類義語として、「自家撞着」「自己矛盾」などがあります。
「矛盾撞着」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。