「殺伐」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「殺伐」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「殺伐」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「殺伐」の意味
- 「殺伐」の表現の使い方
- 「殺伐」を使った例文と意味を解釈
- 「殺伐」の類語や類義語
「殺伐」の意味
「殺伐」というのは「気風が荒々しい」という意味です。
「殺気が感じられる」「潤いや温かみがない様子という意味で、「気質や様子が刺々しい」という意味になります。
例えば、インターネットでも「殺伐としたスレが立っている」「掲示板が殺伐としている」などと使われるため、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
- 「殺伐」の読み方
「殺伐」の読み方
この読み方は、「さつばつ」になります。
日常生活のみならず、インターネットやテレビ、漫画などでも使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「殺伐」の表現の使い方
「殺伐」の表現の使い方を紹介します。
「穏やかさや優しさがない」という意味であり、否定的な意味合いが含まれます。
例えば、「夫婦喧嘩によって家庭内が殺伐としている」「家庭崩壊寸前で殺伐としている」などと使われます。
ただし、マナーとして、冠婚葬祭で使うべき表現ではありません。
「殺伐」を使った例文と意味を解釈
「殺伐」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「殺伐」を使った例文1
- 「殺伐」を使った例文2
「殺伐」を使った例文1
「父が出て行ってから、家庭内は殺伐としていました」
両親のどちらかが家を出て行ってしまった場合、家庭の中が「殺伐」とすることもあるのではないでしょうか。
または、夫婦喧嘩によって両親が口を聞かず、なんだか家庭内が「殺伐」としていると悩む人もいるかもしれません。
子供としてどうしたら良いのかわからず、困ってしまう、話しかけることも難しい、などと悩んでしまうのではないでしょうか。
家庭崩壊になりかけてしまうと、家の中が「殺伐」とする可能性があります。
家庭の中は温かい雰囲気を保ちたいものです。
「殺伐」を使った例文2
「インターネットの掲示板が殺伐としていました」
インターネットでも「殺伐」という表現が使われるケースがありますが、ネットの掲示板に多くの人がいろいろ書き込むため、「掲示板が殺伐としている」ということもあるかもしれません。
また、誰かが穏やかではないスレを立てれば、「殺伐としたスレが立っている」と言われることもあります。
「殺伐」の類語や類義語
「殺伐」の類語や類義語を紹介します。
- 「地獄絵図」【じごくえず】
- 「残虐」【ざんぎゃく】
「地獄絵図」【じごくえず】
「地獄絵図」というのは「地獄で亡者が苦しむ有様を描いた地獄絵」という意味です。
「極めて惨たらしい状況」という意味で使われることもあります。
「空襲を受けた後の街中は地獄絵図でした」などと使われます。
「残虐」【ざんぎゃく】
「残虐」というのは「人や動物に対して無慈悲で残酷なこと」ということになります。
「非常に残虐な事件です」などと使われます。
「殺伐」という表現はあらゆる場で使えますのでぜひ覚えておきましょう。
「殺伐とした空気」にしないように心がけていきたいものです。