「突飛」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語を読んでいると「突飛」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「突飛」の意味
- 「突飛」の表現の使い方
- 「突飛」を使った例文と意味を解釈
- 「突飛」の類語や類義語
「突飛」の意味
「突飛」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「並外れて風変わりなこと」という意味で、その人の見た目や言動が普通の人とは全く違うことを言います。
2つ目は、「思いもよらないこと」という意味で、人の考え方や意見、ものごとなどが、通常の概念にとらわれず、創造性が高いことを言います。
どちらもただ変わっているだけではなく、常識の範囲を超えているというニュアンスを含みます。
- 「突飛」の読み方
- 「突飛」の言葉の成り立ち
「突飛」の読み方
「突飛」の読み方は、「とっぴ」になります。
「とつひ」と読み間違わない様にしましょう。
「突飛」の言葉の成り立ち
「突飛」の「突」は、「出しぬけである」「つき出ている」「ぶつかる」という意味があります。
「飛」は「空中を浮いて移動する」「素早く行く」「空中に上がる様に高い」「架空の」という意味があります。
「突飛」は慣用的な表現で、「つき出て空を移動すること」という意味から、「人やものごとの状態が常識を遥かに超えている様子」という意味で使われる様になったのです。
「突飛」の表現の使い方
「突飛」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味・悪い意味両方で使われる
文法的な使い方
「突飛」は名詞ですので、文末に使う時には形容動詞として「突飛だ・である」と使われることが多くなります。
形容詞として「突飛な〇〇」と使われたり、派生語として「突飛さ」と使われることもあります。
良い意味・悪い意味両方で使われる
「突飛」は「並外れていること」を表す言葉ですが、良い意味でも悪い意味でも使われます。
格式を重んじる場面で「突飛な行動」をするというのは悪い意味になります。
ビジネスで創造性が求められる場合には、「突飛なアイデア」と言えば「常識を覆す様な斬新なアイデア」という良い意味で使われます。
「突飛」を使った例文と意味を解釈
「突飛」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「突飛」を使った例文1
「突飛」を使った例文1
「彼女は芸術家であるせいか、パーティなどにはいつも突飛なファッションで現れる」
芸術家で人と違った感性を持っているのか、人が集まる場所に非常に変わった服装でやってくる女性のことを言っています。
「突飛」を使った例文2
「彼の突飛な発想により、注目度ナンバーワンの商品になった」
意表を突いたデザインや機能を持たせた商品を発案したところ、若い人に人気が出て売れ筋商品になったことを表しています。
「突飛」の類語や類義語
「突飛」の類語や類義語を紹介します。
- 「奇抜」【きばつ】
- 「奇をてらう」【きをてらう】
「奇抜」【きばつ】
「極めて風変りなこと」「変わっていて素晴らしいこと」という意味です。
「奇をてらう」【きをてらう】
「目立つ為にわざと普通の人と違うことをする人のこと」という意味です。
「突飛」は「並外れて風変わりなこと」「思いもよらないこと」という2つの意味があります。
良い意味でも悪い意味でも使える様にしておきましょう。