「心底」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「心底」という表現は「先輩のことを心底から尊敬しています」などの文章で使われますが、「心底」にはどのような意味があるのでしょうか?
「心底」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「心底」の意味
- 「心底」の表現の使い方
- 「心底」を使った例文と意味を解釈
- 「心底」の類語や類義語
「心底」の意味
「心底」という表現は、「心の奥底(おくそこ)・自分の本当の心」のことを意味しています。
また「心底」というのは、「物事のいちばん深いところ・事象のいちばんの奥底」という意味合いも持っています。
「心底」を副詞的に使う時には、「心底、敬服する」のように「心から・本当に」という意味になります。
「心底」を「しんてい」と読む時には、「心臓の上部で大血管が出入りする部分」や「心の奥底で思っていること」を意味します。
- 「心底」の読み方
「心底」の読み方
「心底」の読み方は、「しんそこ」あるいは「しんてい」になります。
「心底」の表現の使い方
「心底」の表現の使い方を紹介します。
「心底」という表現は、「心の奥底・心の奥底(いちばん深いところ)で思っていること」を指し示して使うという使い方になります。
例えば、「友人が事故で亡くなったという連絡を受け、彼は心底から悲しんでいました」といった文章で使えます。
また「心底、嫌気が差した」のように、「心底」は「心から・本当に」という意味で副詞的に使うという使い方もあります。
「心底」を使った例文と意味を解釈
「心底」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「心底」を使った例文1
- 「心底」を使った例文2
「心底」を使った例文1
「2年付き合ってきた彼氏ですが、あまりに無責任な振る舞いを繰り返すので今度ばかりは心底、愛想が尽きました」
この「心底」を使った例文は、「心底」という表現を、「今度ばかりは本当に(本心から)愛想が尽きました」という意味を持つ文脈で使用しています。
「心底」を使った例文2
「交渉している相手から自分の心底を見透かされているような気持ちになって、どうも落ち着きませんでした」
この「心底」を使った例文は、「交渉している相手から自分の心のいちばん奥深いところ(本心で考えていること)を見透かされているような気持ちになって」という意味を持つ文章で、「心底」の表現を使っています。
「心底」の類語や類義語
「心底」の類語や類義語を紹介します。
- 「内心・肺腑」
- 「本心・本気」
「内心・肺腑」
「内心」という言葉は、「表に出していない内面の心・本当の気持ち」を意味しています。
「肺腑」とは、「心の奥底・心底・心の奥深い部分」を意味している表現です。
その意味合いから、心の奥底を示す「心底」とほぼ同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「内心・肺腑」を上げられます。
「本心・本気」
「心底、嫌いになった」や「心底、惚れている」のように、「心底」という表現を副詞的に用いる時には、「本心から・本気で・本当に」という意味合いを持つことになります。
この意味から、「心底」と類似の意味を持つ類義語として、「本心・本気」という表現を指摘できるのです。
「心底」の表現には、「心の奥底・自分の本心・物事のいちばん深いところ」や「本当に・本心から(副詞的用法)」などの意味があります。
「心底」の類語・類義語として、「内心・肺腑」「本心・本気」などがあります。
「心底」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。