「不幸」とは?意味や使い方!例文や解釈
「不幸」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「不幸」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「不幸」とは?
- 「不幸」の表現の使い方
- 「不幸」を使った言葉と意味を解釈
- 「不幸」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「不幸」の反対語
- 「不幸」の類語や類義語・言い換え
- 「不幸」の英語と解釈
「不幸」とは?
「不幸」とは幸福ではないこと、恵まれていないこと、またその様子を言います。
それとは別に身内の死などを婉曲に言う場合も「不幸」という言葉を使います。
- 「不幸」の読み方
「不幸」の読み方
「不幸」とは「ふこう」と読みます。
「不幸」の表現の使い方
「不幸」とは、幸せではないこと、状況が恵まれていないこと、またその様子を言います。
しかし、感じ方で幸せや「不幸」は違いますので、人から見れば恵まれておらず「不幸」と思われても、当事者はそれほど「不幸」などと感じていないこともありますし、場合によっては「幸せ」だとすら思うこともあります。
ですから他人の状態を決めつけて言うのではなく、自分自身に対して使ったり、自分がどう思ったかを表す時に使うようにしましょう。
例えば大嫌いな人と再会した時などは「こんな不幸なめぐり合わせってない」「ああ、私は不幸だ」などと使います。
また身内などが死亡したことを「不幸があった」「不幸ごと」などと言ったりもします。
「不幸」を使った言葉と意味を解釈
「不幸」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不幸中の幸い」
- 「他人の不幸は密の味」
- 「不幸が続く」
「不幸中の幸い」
「不幸中の幸い」とは「不幸」が起こったが、その中でも慰めとなるような幸運のことを言います。
例えば色々と失敗をして大変だったが、それが他の人に迷惑をかけることには繋がらなかったといった場合などは「不幸中の幸い」という言い回しをするのです。
「事故を起こしたが、自分の車が傷ついただけで済んだことは不幸中の幸いだった」などと使います。
「他人の不幸は密の味」
「他人の不幸は蜜の味」とは、人に失敗、「不幸」などを喜ぶこと、ネット用語で言うならば「メシウマ」ということになります。
人の「不幸」が嬉しくてごはんが美味しいというわけです。
このような心理状態になるのは、日頃から嫌いだった人、悪い事をしている人に対して「ざまあみろ」という気持ちからと、単純に人の幸せが面白くないという気持ちとあります。
いずれにしましても、あまり前面には出さない方がいい感情と言えるでしょう。
「他人の不幸は蜜の味と言うけれど、ああまで喜ぶなんて彼女も性格が悪いわ」「他人の不幸は蜜の味とばかりに、同僚の失脚をネタにして酒を飲んだ」などと使います。
「不幸が続く」
「不幸が続く」とは、悪いことが立て続けに起こるとか、身内の死が続くといった時に使う言い回しとなります。
「2年前ぐらいから、あの家は不幸が続いている」などと言いますのは、亡くなる人が多いといった意味合いなのです。
「不幸」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「不幸」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不幸」を使った例文1
- 「不幸」を使った例文2
「不幸」を使った例文1
「人の不幸を喜ぶなんて、彼女は性格に問題がある」
他人が恵まれていないこと、困った状態になっていることを「人の不幸」と言いますが、例文はそのような状況を喜ぶとは、性格に難があると言っているのです。
「不幸」を使った例文2
「身内に不幸がありまして、しばらく仕事を休んでおりました」
近親者などが亡くなることを「不幸」という言葉で言い表します。
「身内に不幸があった」とは、通常、誰かが亡くなったことなのです。
「不幸」の反対語
「不幸」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「幸福」【こうふく】
「幸福」【こうふく】
「幸福」とは不自由、不満がなく、心が満ち足りた状態であることを言います。
幸せと同じ意味になります。
「人がどう言おうと、私は幸福な人生だったと思います」「子どもの幸福を願うのは親ならば当然だ」などと使います。
「不幸」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「不幸」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「不幸せ」【ふしあわせ】
- 「災難」【さいなん】
- 「不運」【ふうん】
- 「悲運」【ひうん】
- 「不遇」【ふぐう】
「不幸せ」【ふしあわせ】
「不幸せ」とは幸福ではないという意味になります。
「彼女ほど不幸せな人もいない」「不幸せな一生だったと、同情する」という風に使います。
「災難」【さいなん】
「災難」とは思ってもいない、「不幸」な出来事のことを言います。
「とんだ、災難だった」「彼女、災難続きで気の毒だな」などと使います。
「不運」【ふうん】
「不運」とは運が悪いことを言います。
「不運な出来事ばかり起こって可哀そうに」「不運に泣く」などと使います。
「悲運」【ひうん】
「悲運」とは不幸せな運命、不幸せという意味になります。
「不遇」【ふぐう】
「不遇」とは才能、能力はありながらも、運が悪いことで認められないことを言います。
「僕の祖父は、不遇な一生を送ったと聞いた」「不遇をかこつ」などと使います。
「不幸」の英語と解釈
「不幸」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“unhappiness”(恵まれない状態)、“misery”(みじめさ)、“bad luck”(不運)、“misfortune”(ひどい不運)という英単語を使います。
「不幸」の意味合いに合わせて英単語を選ぶといいでしょう。
例文は“suffer various misfortunes”(色々な不幸にあう)、“be in the depths of misery”(不幸のどん底にある)、“find pleasure in another's misfortune”(人の不幸を喜ぶ)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「不幸」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。