「駄目で元々」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「駄目で元々」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「駄目で元々」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「駄目で元々」の意味
- 「駄目で元々」の表現の使い方
- 「駄目で元々」を使った例文と意味を解釈
- 「駄目で元々」の類語や類義語
「駄目で元々」の意味
「駄目で元々」というのは「試みて失敗しても、何もしない場合と結果は同じと考えて失敗を恐れずにやってみろ」という意味です。
「仮に何かをやって失敗したとしても、何もしなかった場合と結果は同じ」という意味であり、「どうせ何もしない位ならば失敗しても良いのだから、挑戦してみたらよい」ということになります。
成功を期待するからこそ、失敗したときにがっかりするのであり、期待しなければがっかりしない、という考え方でもあります。
「ダメ元」と言われることもあります。
- 「駄目で元々」の読み方
「駄目で元々」の読み方
「駄目で元々」の読み方は、「だめでもともと」になります。
恋愛などでもよく使われますし、自己啓発でも使われますのでぜひ覚えておきましょう。
「駄目で元々」の表現の使い方
「駄目で元々」の表現の使い方を紹介します。
例えば、誰かが好きな人に告白しようとしているとしましょう。
もしも振られたらどうしようと怖くなり、告白できないでいた時、「どうせ振られても告白しなくても同じこと」と割り切り、何もしない位ならば挑戦してみよう、という時に「駄目で元々」といえます。
コンクールなどを受ける時も、もしも落ちたらコンクールに応募しなかったのと同じ結果になるわけですから、このような時にも「駄目で元々」と言えます。
「駄目で元々」を使った例文と意味を解釈
「駄目で元々」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「駄目で元々」を使った例文1
- 「駄目で元々」を使った例文2
「駄目で元々」を使った例文1
「駄目で元々なんだから、その試験を受けてみたらいいよ」
落ちるかもしれないと思い、試験が受けられないということもあるのではないでしょうか。
しかしもしも「落ちたとしても受けなかった時と同じ結果になるだけ」と思えるのであれば、落ちても怖くないと感じられるかもしれません。
合格しなければいけないような試験であれば話は別ですが、ただ単に落ちたら恥ずかしい、落ちたら怖い、だと思っている人に対しては「駄目で元々」と声をかけてあげるといいかもしれません。
「駄目で元々」を使った例文2
「駄目で元々という考え方は人生を楽にしてくれます」
何かに期待しすぎるからこそ、もしもうまくいかなかった時にショックが大きいと感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、うまくいかなくても当たり前、何もしないよりはやってみた方が良い、と割り切った生き方の方が人生は楽かもしれません。
期待しすぎてしまってがっかりすることが多いと感じたら、「駄目で元々」と考えることも大切です。
「駄目で元々」の類語や類義語
「駄目で元々」の類語や類義語を紹介します。
- 「当たって砕けろ」【あたってくだけろ】
- 「玉砕覚悟」【ぎょくさいかくご】
「当たって砕けろ」【あたってくだけろ】
「当たって砕けろ」というのは「成功するかどうかはわからないが、とにかく思い切ってやってみよう」ということです。
「失敗するにしてもとりあえず実行しろ」ということになります。
「玉砕覚悟」【ぎょくさいかくご】
「玉砕覚悟」というのは「失敗することも半ば前提とした、思い切った行動」という意味です。
「玉砕」というのは「玉が美しく砕けるように、名誉や忠義を重んじて潔く死ぬ」ということです。
「駄目で元々」という表現は他人や自分を励ます時にも使える言い回しです。
ぜひ覚えておきましょう。