「直接」とは?意味や使い方!例文や解釈
「直接」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「直接」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「直接」とは?
- 「直接」の表現の使い方
- 「直接」を使った言葉と意味を解釈
- 「直接」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「直接」の反対語
- 「直接」の類語や類義語・言い換え
- 「直接」の英語と解釈
「直接」とは?
「直接」とは間に何も介在させずに、じかに接するという意味になります。
また副詞的に使う場合は、間に何も挟まない、じかに、という意味であったり、回り道、寄り道をしないで目的地に行くということに使う言葉です。
- 「直接」の読み方
「直接」の読み方
「直接」とは「ちょくせつ」と読みます。
「直接」の表現の使い方
「直接」とは大きく分けて二通りの意味があります。
まず名詞としての「直接」の場合は、間に何も介在しない、じかに接するという意味ですから「直接の知り合いにお願いする」などと使います。
これは間に他の人を入れない、自分がじかに接することができる人という意味となります。
もう一つの意味は副詞として使う場合です。
日常的な会話、文章においてはこちらの意味で使うことの方が多いのではないでしょうか。
「学校から直接塾に行く」と言えば、学校から、回り道、寄り道をせずにまっすぐに塾へ行くという意味になります。
他には「社長と直接話す」「外気に直接当てるのは良くありません」「彼から直接聞いた話だが」などと使います。
どれも間に何も挟まない、じかに、そのままという意味になります。
「直接」を使った言葉と意味を解釈
「直接」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「直接談判」
- 「直接取引」
- 「直接証拠」
「直接談判」
「直接談判」とは、他人による仲介を経ることをせず、相手側と「直接」話をすることを言います。
似た言葉に「直談判」があります。
「こじれるだけだから、直接談判は避けた方がいい」「直接談判しても駄目なものは駄目だ」「夫は息子の喧嘩の件について、学校には任せておけないので相手の親と直接談判すると怒っている」などと使います。
「直接取引」
「直接取引」とは、仲介人を介さずに、当事者で「直接」に行う取引のことを言います。
メリットとしては仲介料といったものが発生しない点ですが、デメリットとしてはトラブルになった時に自分たちで解決しなくてはならないことです。
上手く解決できればさほど問題とはなりませんが、悪化してトラブルが大きくなる恐れもありますので「直接取引」はしない方が無難という場合もあるのです。
「当社では、社員の直接取引は認めておりません」「会員同士の直接取引は禁止行為です」「直接取引によるトラブルは、当事者同士で話し合ってください」などと使います。
「直接証拠」
「直接証拠」とは、訴訟において要証事実を「直接」証明することができる証拠のことを言います。
「間接証拠じゃなく、直接証拠がこれだけあるのだから自信を持っていい」「こちらには直接証拠があるのだから、不利なのは向こうだ」などと使います。
「直接」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「直接」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「直接」を使った例文1
- 「直接」を使った例文2
「直接」を使った例文1
「間に人を入れると話が変わるから、その場で直接話したい」
話し合いなど、間に第三者を入れますと感情的にならずお互いの言い分を調整してもらえるというメリットはあります。
しかし自分の意図が上手く伝わらない可能性もあります。
また話の内容が変えられてしまうといった心配もあるでしょう。
ですから、間に人を入れずにじかに接したいということを「直接話したい」と言うのです。
「直接」を使った例文2
「彼女は私の直接の知り合いですから、信用して大丈夫です」
例文の意味は、彼女と私の間柄は、誰かを介在させた関係性ではなくじかに接している関係性だということになります。
「直接の知り合い」とはもともと知っている、関係性があるという意味になりますから信用度も高いというニュアンスがあります。
「直接」の反対語
「直接」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「間接」【かんせつ】
- 「遠まわし」【とおまわし】
「間接」【かんせつ】
「間接」とは間に他の者、物を置き事を行うという意味になります。
「友達を使って間接的な告白をする」「同じコップを使うと間接キスになると、からかわれた」などと使います。
「遠まわし」【とおまわし】
「遠まわし」とは「直接」には示さずに、それとなくにおわせることを言います。
「彼は、遠まわしな表現が好きだ」「遠まわしに嫌味を言っている」という風に使います。
「直接」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「直接」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「仲介せずに」【ちゅうかいせずに】
- 「ダイレクト」【だいれくと】
- 「直」【じか】
「仲介せずに」【ちゅうかいせずに】
「仲介」とは話をまとめること、その役のことを言います。
つまり「仲介せずに」は間に人を入れないという意味ですから「直接」と同じ意味合いとなります。
「仲介せずに、家を売る」「奴らのことは、誰も仲介せずに放っておけ」などと使います。
「ダイレクト」【だいれくと】
「ダイレクト」とは「直接」的なさまのことを言います。
途中に何も介さないという意味になります。
「ダイレクトな反応が返ってきた」という風に使います。
「直」【じか】
「直」とは間に他のものを挟まないことで、他の言葉と併せて使うことが多い言葉です。
「直談判」「直火」などと使います。
「直接」の英語と解釈
「直接」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“direct”という単語を使います。
例文は“direct action”(直接行動)、“a direct tax”(直接税)、“a derect election”(直接選挙)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「直接」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。