「算段」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「算段」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「算段」の意味
- 「算段」の表現の使い方
- 「算段」を使った例文と意味を解釈
- 「算段」の類語や類義語
「算段」の意味
「算段」の意味は以下の2つです。
1つ目は「苦労して良い方法を考え出すこと」です。
何か解決したい問題があった時に、あれこれ考えを巡らせて最も効果的なやり方を考え出すことを言います。
2つ目は「工夫してお金の都合をつけること」です。
どうしてもお金が必要だけれども手持ち分では足りない時に、人に借りたり高価なものを売り払うなど、様々な方法でお金を作ることを言います。
- 「算段」の読み方
- 「算段」の漢字の成り立ち
「算段」の読み方
「算段」の読み方は、「さんだん」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「算段」の漢字の成り立ち
「算段」の「算」は「昔の計算道具」「木でできた占い用具」「勘定・計算」「はかりごと」という意味があります。
「段」は「上り下りする台」「文章のひと区切り」「ものごとの局面」「方法・手だて」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「はかりごとや方法を考える」という意味で使われています。
「算段」の表現の使い方
「算段」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味・悪い意味両方に使われる
- 「遣り繰り算段」とは
文法的な使い方
「算段」は名詞で、文末に使う時には「算段をする」と動詞を伴います。
非常に使い方が限られていて、余程特徴のある文章を除き、副詞や形容詞、形容動詞として使われることは滅多にありません。
良い意味・悪い意味両方に使われる
「算段」は悪いことを計画する意味に使われるだけでありません。
良い計画を一生懸命考える時にも使われます。
あれこれと考えをめぐらせて目的を達成しようとする時の表現です。
「遣り繰り算段」とは
「遣り繰り算段」とは「やりくりさんだん」と読み、「お金に関していろいろと工夫して使い回すこと」という意味で使われる表現です。
生活費が少なくて困っている時に、節約やプチ副業などをしてお金を工面する時に使います。
「算段」を使った例文と意味を解釈
「算段」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「算段」を使った例文1
- 「算段」を使った例文2
「算段」を使った例文1
「何とかうまく行く方法を算段中だ」
現在うまくいかないことがあり、何とかして最終段階まで持って行こうと、あれこれ方法や対策を考えていることを表します。
「算段」を使った例文2
「1週間休暇を取る為に色々算段している」
会社で1週間休暇を取る為には、休んでいる間になるべく人に迷惑をかけないことが大切です。
先にできることをやってしまったり、締切日を伸ばして貰うなど、あれこれと方法を考えていることを表しています。
「算段」の類語や類義語
「算段」の類語や類義語を紹介します。
- 「目論見」【もくろみ】
- 「シナリオ」【しなりお】
「目論見」【もくろみ】
「ものごとを実行する為の計画」という意味で、あまり良くないことに使われます。
「シナリオ」【しなりお】
「計画を実行する為に自分で作った筋書き」という意味です。
「算段」は「苦労して良い方法を考え出すこと」「工夫してお金の都合をつけること」という意味です。
あれこれと考えて方法を探す時に使いましょう。