「成り立たない」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「成り立たない」の意味とは?

「成り立たない」とは、同じ漢字を使って「成立しない」と置き換えると分かりやすい言葉です。

つまり、「そうとはならない」という意味で使います。

使う対象によっては「実現しない」、「そのような結果にはならない」などと幅のある解釈ができる言葉で、この表現が使われている時には、それが無理だと表していると考えればいいでしょう。

• 「成り立たない」の読み方

「成り立たない」の読み方

「成り立たない」の読み方は、「なりたたない」になります。

「成りたたない」とする場合も多く、どちらで使われていても特に違和感はない言葉です。

見ての通り、「成り立つ」の否定形となる表現の為、そちらにすると「成立する」、「実現できる」といった全く逆の意味になります。

「成り立たない」の表現の使い方

「成り立たない」の表現の使い方を紹介します。

この言葉は上のように、否定形として使う言葉なので、「そうとはならない」ことに対して使います。

「その予算では成り立たない」などといった用い方が多く、予算が足りなくて成立しない、実現できないことの表現になります。

よって、逆の意味の「成り立つ」(成立する)ことがない場合には、この「成り立たない」と使えそうなものですが、まだどちらになるかという時にはどちらも使うことはできません。

「成り立たない」を使った例文と意味を解釈

「成り立たない」を使った例文と、その意味の解釈です。

「成り立つ」か「成り立たない」かまだ分からないという時にも使うことがある言葉です。

• 「成り立たない」を使った例文1
• 「成り立たない」を使った例文2

「成り立たない」を使った例文1

「さすがにそれでは成り立たないかも知れない」

成り立たない可能性が高いと表現している使い方です。

逆に「成り立つかも知れない」とすると、成り立つ可能性が高いと解釈していいでしょう。

どちらに近い(と考えるか)によって、これらを使い分けるといいでしょう。

「成り立たない」を使った例文2

「その程度の計画では恐らく成り立たない」

提示された計画が甘い為に、最後まで完遂する(行う、完成させる)ことは難しいだろうと言っています。

このような使い方をされる場合も多い言葉で、「無理だ」などと直接的に表現するより柔らかくそれが表されています。

「成り立たない」の類語や類義語

「成り立たない」の類語や類義語を紹介します。

こちらを使っても意味はほぼ一緒です。

• 「立ち行かない」【たちゆかない】

「立ち行かない」【たちゆかない】

「成り立たない」とほとんど同じの意味の言葉で、「生活が成り立たない」は、この言葉で「生活が立ち行かない」と言い換えることができます。

注意点は、「たちゆかない」と読む点です。

そのままだと「たちいかない」と読んでしまいそうですが、それでは間違いなので気を付けてください。

それを防ぐ為に、「立ちゆかない」と平仮名にすることも多いです。