「窮地を乗り越える」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画や小説などで「窮地を乗り越える」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「窮地を乗り越える」の意味
- 「窮地を乗り越える」の表現の使い方
- 「窮地を乗り越える」を使った例文と意味を解釈
- 「窮地を乗り越える」の類語や類義語
「窮地を乗り越える」の意味
「窮地を乗り越える」の意味は、「絶体絶命の困り果てた状態を克服すること」です。
あらゆる手段を講じてもどうにもならない時に、それでも更に努力をして何らかの方法を見出して、それにより状況が好転することを言います。
もうダメだと思っても最後まで諦めずに力を尽くして何とかなった時の表現です。
- 「窮地を乗り越える」の読み方
- 「窮地を乗り越える」を分解して解釈
「窮地を乗り越える」の読み方
「窮地を乗り越える」の読み方は、「きゅうちをのりこえる」になります。
「窮地」は平仮名にすると意味が分かりにくくなるので、漢字でも読める様にしておきましょう。
「窮地を乗り越える」を分解して解釈
「窮地を乗り越える」は「窮地+を(助詞)+乗り越える」で成り立っています。
「窮地」は「非常に苦しく逃れようのない立場」という意味です。
「乗り越える」は「目の前にあるものの上を超えて向こう側へ行く」「苦しい状況でも止まらずに打ち勝つこと」「前例よりも優れた結果を出す」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「非常に苦しくて逃れ様のない状態でも諦めずに打ち勝つこと」という意味で使われています。
「窮地を乗り越える」の表現の使い方
「窮地を乗り越える」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 成功した訳ではない
文法的な使い方
「窮地を乗り越える」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「窮地を乗り越えて」になり、可能の意味で「窮地を乗り越えられる」として使われることもあります。
成功した訳ではない
「窮地を乗り越える」は「非常に苦しくどうしようもない状態を克服する」という意味です。
厳しい状況に打ち勝ったことを表しますが、そこで成功する訳ではありません。
最も悪い状況から脱しただけであり、まだ厳しい状況が続いていることを表しています。
その後成功したという意味で使う時には「窮地を乗り越えて成功を収めた」などと表現します。
「窮地を乗り越える」を使った例文と意味を解釈
「窮地を乗り越える」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「窮地を乗り越える」を使った例文1
- 「窮地を乗り越える」を使った例文2
「窮地を乗り越える」を使った例文1
「強力な助っ人が現れて何とか窮地を乗り越えた」
困っている時に頼りになる人が現れてアドバイスしてくれたので、最悪の状況を脱したことを表しています。
「窮地を乗り越える」を使った例文2
「少ない人数でこの窮地を乗り越えなければならない」
中小企業で経営が悪化した時に、社長が社員に対してはっぱをかける時の言葉です。
「窮地を乗り越える」の類語や類義語
「窮地を乗り越える」の類語や類義語を紹介します。
- 「ピンチを切り抜ける」
- 「虎口を脱する」【ここうをだっする】
「ピンチを切り抜ける」
「絶体絶命の状態を様々な手段で克服すること」という意味です。
「虎口を脱する」【ここうをだっする】
「危険な場所や状況から逃れること」という意味で、「虎に食われそうな危機から逃れること」からきています。
「窮地を乗り越える」は「絶体絶命の困り果てた状態を克服すること」という意味です。
厳しい状況を脱したと思った時に使いましょう。