「窮地に追い込む」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画やドラマなどで「窮地に追い込む」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「窮地に追い込む」の意味
- 「窮地に追い込む」の表現の使い方
- 「窮地に追い込む」を使った例文と意味を解釈
- 「窮地に追い込む」の類語や類義語
「窮地に追い込む」の意味
「窮地に追い込む」の意味は、「相手を非常にあと一歩で敗北するまでの非常に苦しい状況にすること」です。
何かの勝負をしていて、こちらの方が優勢な状態になり、とうとう相手が万策尽きてどうしようもない状態になったことを表します。
こちらの方から攻めていき、相手をその様な状態にさせる時の表現です。
- 「窮地に追い込む」の読み方
- 「窮地に追い込む」を分解して解釈
「窮地に追い込む」の読み方
「窮地に追い込む」の読み方は、「きゅうちにおいこむ」になります。
「窮地」という読み方が難しいので覚えておきましょう。
「窮地に追い込む」を分解して解釈
「窮地に追い込む」は「窮地+に(助詞)+追い込む」で成り立っています。
「窮地」は「追いつめられて逃げ場がなくなった極めて苦しい状況」という意味です。
「窮」は「奥まで突き詰める」「最後まで極める」「身動きできない」という意味の漢字で、それに場所を表す「地」が付き、「にっちもさっちもいかない地点に立たされる」という意味になります。
「追い込む」は「広い場所にあるものを狭い場所に入れる」「相手を苦しい立場にする」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「相手を追いつめて逃げ場のない苦しい状況にする」という意味で使われています。
「窮地に追い込む」の表現の使い方
「窮地に追い込む」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 争いが続いている時の状況
文法的な使い方
「窮地に追い込む」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「窮地に追い込み」になります。
また、受け身形として「窮地に追い込まれた」と使うこともあります。
争いが続いている時の状況
「窮地に追い込む」は、相手と対立している時に、こちらから攻めたり策を講じたりして相手を困らせる時に使う表現です。
相手が自然に勢力が衰えたり敗北を認めた時には使いません。
「窮地に追い込む」を使った例文と意味を解釈
「窮地に追い込む」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「窮地に追い込む」を使った例文1
- 「窮地に追い込む」を使った例文2
「窮地に追い込む」を使った例文1
「将棋で自分よりも格上の相手を窮地に追い込んだ」
将棋で、自分よりも格上の人と対戦していて、相手が上手く駒を進められない状況にしたことを表しています。
「窮地に追い込む」を使った例文2
「彼はウソがバレて一気に窮地に追い込まれた」
彼女から浮気を疑われていたのですが、ウソをついていたことがバレてしまい、急激に立場が悪くなったことを表しています。
「窮地に追い込む」の類語や類義語
「窮地に追い込む」の類語や類義語を紹介します。
- 「崖っぷちに追いつめる」【がけっぷちにおいつめる】
- 「王手をかける」【おうてをかける】
「崖っぷちに追いつめる」【がけっぷちにおいつめる】
「あと一歩で相手が完全に終わりになる状態にすること」という意味です。
「王手をかける」【おうてをかける】
「あと一歩で相手が完全に敗北する状態にまでやり詰めること」という意味です。
「窮地に追い込む」は「相手を非常にあと一歩で敗北するまでの非常に苦しい状況にすること」という意味です。
相手を完全にやり込めたいと思っている時に使いましょう。