「集中」とは?意味や使い方!例文や解釈
「集中」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「集中」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「集中」とは?
- 「集中」の表現の使い方
- 「集中」を使った言葉と意味を解釈
- 「集中」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「集中」の反対語
- 「集中」の類語や類義語・言い換え
- 「集中」の英語と解釈
「集中」とは?
「集中」とは「一か所に集めること、集まること」を言います。
- 「集中」の読み方
「集中」の読み方
「集中」とは「しゅうちゅう」と読みます。
「集中」の表現の使い方
「集中」という言葉は、「一か所に集める、集まること」に対して使います。
「物事に対してであったり、精神的なこと」であったりとあらゆることに使える言葉です。
「集中攻撃を受ける」「精神を集中させる」「うるさくて、勉強に集中できない」「君は集中力が散漫になっている」などと使います。
「集中」を使った言葉と意味を解釈
「集中」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「集中砲火」
- 「集中治療室」
- 「集中攻撃を受ける」
「集中砲火」
「集中砲火」とはある目的、一か所に浴びせられる砲弾という意味ですが、そこから比喩的にある者、物に対して攻撃、批判を一か所に向けることにも使います。
どちらかと言えば後者の意味で使われることが多い言葉でもあります。
「マスコミからの集中砲火で、さすがの社長も落ち込んでいる」「今、姿を見せれば、集中砲火を浴びに自分から出向くようなものだ」などと使います。
「集中治療室」
「集中治療室」とは、重症の患者を収容して「集中的」な治療を行う為の病室のことを言います。
人工呼吸器、監視用の各種モニター、記録装置などを備えています。
医師、看護師のチームで常時看護が行われています。
「彼は今、集中治療室にいるらしい、回復することを祈ろう」「集中治療室から今は一般の病室に移ったそうだよ」などと使います。
「集中攻撃を受ける」
「集中攻撃を受ける」の「集中攻撃」とはある一か所、または特定の人に対して、的を絞り攻める(責める)ことを言います。
「集中攻撃を受ける」とは周りから一斉に責められるといったことに使う言い回しです。
「生徒から集中攻撃を受ける」「明日、この記事が出ればマスコミから集中攻撃を受けるのは避けようがないだろう」「仕事ができるばかりに、上司や同僚から妬まれて、集中攻撃を受けることとなった」という風に使います。
「集中」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「集中」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「集中」を使った例文1
- 「集中」を使った例文2
「集中」を使った例文1
「周りの雑音は気にしないように、仕事だけに気持ちを集中させている」
「集中」とはある一か所に集める、集まるという意味になります。
例文のように気持ちを散らさないように、仕事にだけ自分の気持ちを集めることを「集中」という言葉で言い表しているのです。
「集中」を使った例文2
「集中攻撃を受けるだけだから、あの人たちには近づかないようにしているよ」
「集中攻撃」とはよく使われる言い回しですが、自分だけが周りから一斉に責められること、標的にされて何かと批判されることを言います。
「集中」の反対語
「集中」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「分散」【ぶんさん】
- 「散漫」【さんまん】
「分散」【ぶんさん】
「分散」とは漢字の通り、分かれて散らばること、分けて散らすことという意味になります。
「うまく、敵を分散させろ」「それぞれ違う部署に異動させて、不満を言う連中を分散させるのだ」などと使います。
「散漫」【さんまん】
「散漫」とは散らばって、まとまりがないこと、焦点が定まらないことを言います。
また気が散るという意味でもあります。
「彼はこのところ注意力が散漫で危なっかしいな」「散漫な論旨で、説得力にかける」などと使います。
「集中」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「集中」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「結集」【けっしゅう】
- 「専念」【せんねん】
- 「掛かりきり」【かかりきり】
- 「専心」【せんしん】
- 「投入」【とうにゅう】
「結集」【けっしゅう】
「結集」とはばらばらになっているものが、まとまり、一つとなることを言います。
また集めて一つとすることを言います。
「我々の総力を結集した作品となっております」という風に使います。
「専念」【せんねん】
「専念」とはあることに心を「集中」させること、もっぱら、そのことだけに励むという意味で使います。
「仕事に専念したいので、サークル活動はもう参加しません」「退職して、家業に専念したいと思います」「忙しくて、勉強だけに専念したくてもできない状態だ」などと使います。
「掛かりきり」【かかりきり】
「掛かりきり」とはあることのみをして、他のことはしないことを言います。
「今は育児に掛かりきりで、他のことに気を回す余裕はないの」「彼はこのところ、仕事に掛かりきりで食事もとらない時がある」などと使います。
「専心」【せんしん】
「専心」とは研究や、勉強などに心を「集中」させて、熱心にしていることを言います。
「学問に専心している」という風に使います。
「投入」【とうにゅう】
「投入」とは投げ入れるという意味ですが、他に、資本、労力といったものをつぎ込むという意味があります。
「社長は設備を新しくする為、自分の財産を投入した」などと使います。
「集中」の英語と解釈
「集中」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“concentration”、“focus”、“centralization”という英単語を使います。
例文は“improve concentration”(集中力を高める)、“The work requires concentration”(その仕事は集中力を必要とします)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「集中」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。