「協調性」とは?意味や使い方!例文や解釈
「協調性」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「協調性」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「協調性」とは?
- 「協調性」の表現の使い方
- 「協調性」を使った言葉と意味を解釈
- 「協調性」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「協調性」の反対語
- 「協調性」の類語や類義語・言い換え
- 「協調性」の英語と解釈
「協調性」とは?
「協調性」とは他の人と物事を上手くやっていける傾向、性質のことを言います。
- 「協調性」の読み方
「協調性」の読み方
「協調性」とは「きょうちょうせい」と読みます。
「協調性」の表現の使い方
「協調性」とは他の人と物事を上手くやっていける傾向、性質という意味で、使い方としては「協調性がある」「協調性がない」という風になります。
職場、組織など、人と協力してやっていくことを求められる場においては「協調性がない」「協調性に欠ける」と言われることはいいことではないでしょう。
「協調性がある」と言われること自体褒め言葉としても使うことができます。
「彼は協調性があるから、どこに行っても大丈夫」「彼女は協調性に欠けるので、長続きしないの」「お願いだから、協調性を持つように努力しておくれ」などと使います。
「協調性」を使った言葉と意味を解釈
「協調性」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「協調性に欠ける人」
- 「協調性を重視」
- 「協調性が求められる」
「協調性に欠ける人」
「協調性に欠ける人」とは他の人と上手くやっていく性質に問題がある、難しいところがある人という意味になります。
「協調性に欠ける人」という言葉自体が、その人の性格を批判することにもなりますので、使い方には注意も必要です。
面と向かって言うことはできれば避けたい言葉でもあります。
「彼は協調性に欠ける人だから今度のプロジェクトには入れないことにした」「あなたは協調性に欠ける人よ、もう一緒にはやっていけない」などと使います。
「協調性を重視」
「協調性を重視」とは、複数の人で集まって何かをする時、誰かを選ぶ時などに、才能、能力といったものより、人と上手くやっていけるかどうかの性質の方を重く見るということになります。
「うちは、大人数で協力して作り上げる仕事なので、協調性を重視して採用を決めることにしている」「それほど経験が多いようではないのですが、協調性を重視して、素直な子を選びました」「問題を起こされたら困るので協調性を重視してグループ分けをしてくれ」などと使います。
「協調性が求められる」
「協調性が求められる」とは、他の人と上手く合わせる、やっていくことを要求されることを言います。
「この仕事は、協調性が求められるのよ、勝手なことはしたら駄目よ」「協調性が求められるのは、自由人の彼には辛いことだったみたいね」などと使います。
「協調性」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「協調性」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「協調性」を使った例文1
- 「協調性」を使った例文2
「協調性」を使った例文1
「協調性がない人と、一緒に暮らしていくのはかなり厳しいものがある」
「協調性がない人」とは他の人と物事を上手くやっていけない、自分勝手をする人という意味で使います。
「協調性」を使った例文2
「僕は協調性に欠けるタイプなので、一人で仕事をしている方が向いているんだ」
他の人と物事を上手くやっていけるタイプではないことを「協調性に欠けるタイプ」と言います。
単独行動が向いている人のことでもあります。
「協調性」の反対語
「協調性」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「排他的」【はいたてき】
- 「対立関係」【たいりつかんけい】
「排他的」【はいたてき】
「排他的」とは自分や仲間以外の者は排斥する傾向にあることを言います。
「執行部は排他的だから、新しいメンバーなど入れる気はないよ」「排他的な性格」などと使います。
「対立関係」【たいりつかんけい】
「対立関係」とはお互いに相容れない関係のことを言います。
「姉妹は長いこと対立関係のままだ」「あの会社と我が社は対立関係だからなあ」などと使います。
「協調性」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「協調性」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「同調」【どうちょう】
- 「連携」【れんけい】
- 「提携」【ていけい】
- 「団結」【だんけつ】
- 「調和」【ちょうわ】
「同調」【どうちょう】
「同調」とは他の者と調子を合わせること、賛成して同じ行動をとることを言います。
「彼の意見に同調する者は多かった」「同調者を集めているらしい」などと使います。
「連携」【れんけい】
「連携」とは連絡を取り合って、一つの目的の為に一緒に物事をすることを言います。
「連携がとれていない」「見事な連携プレー」「連携を密にする」などと使います。
「提携」【ていけい】
「提携」とはお互いに助け合い、協同で事業などをすることを言います。
「新たに提携することになった」「技術提携」などと使います。
「団結」【だんけつ】
「団結」とは心を同じくする多くの人が目的の達成の為にまとまることを言います。
「団結力を高める」「全員、団結して事に当たればきっと勝てる」などと使います。
「調和」【ちょうわ】
「調和」とは物事の間につり合いがとれていることを言います。
お互いに和合しているという意味でもあります。
「この調和を保つ為に、問題を早々に解決しなければ」「家具とカーテンの雰囲気が良くて、部屋に調和されている」という風に使います。
「協調性」の英語と解釈
「協調性」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“cooperation”(協力)、“harmony”(調和)という単語を使います。
例文は“cooperation between labor and management”(労使間の協調)、“lack cooperation”(協調性に欠く)、“He is very cooperative”(彼は非常に協調的だ)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「協調性」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。