「意匠」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんの中には、「意匠」という言葉を耳にしたことがある人もいるかと思います。
ビジネス業界でも、装飾系・広告系の仕事をしている人にとっては、身近な言葉でしょう。
逆に一般の人にとっては、そんなに使うことが少ないので、どのようなことも思い浮かべることができないかもしれません。
そこで今回は、この「意匠」という言葉にフォーカスしていくことにします。
目次
- 「意匠」の意味
- 「意匠」の表現の使い方
- 「意匠」を使った例文と意味を解釈
- 「意匠」の類語や類義語
「意匠」の意味
「意匠」とは、「工夫を巡らすこと」、「趣向」という意味の他に、「美術や工芸品などの物品の外観を美しくするために形・色・模様・配置などを新しく工夫を凝らすこと」という意味があります。
- 「意匠」の読み方
「意匠」の読み方
「意匠」は「いしょう」という読み方をしますが、同じ発音の言葉に「衣装」があるので、混同しないように注意しましょう。
「意匠」の表現の使い方
「意匠」は「工夫を巡らすこと」という意味になりますが、主にデザインに関する分野で使われることが多く、その装飾的考案やデザインで「意匠に凝った」というような言い回しで活用されています。
「意匠」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「意匠」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「意匠」を使った例文1
- 「意匠」を使った例文2
「意匠」を使った例文1
「今回のコンサートでは、ステージの意匠を凝らしており、まるでミュージカルな要素がちりばめられている」
「意匠が凝っている」という言い回しがよくされていますが、ステージの「意匠」が凝っているコンサートが、今では当たり前になっています。
音楽性重視であり、且つ、エンターテイメント性の高いステージを演出するために、「意匠」が凝ることになるのでしょう。
「意匠」を使った例文2
「今回の新製品は、斬新な意匠で新しい利用者を取り込むことに成功した」
「意匠」は装飾だけでなく、製品などのハードでも使うことができるでしょう。
例えば、家電製品でも使い勝手の良さや機能性重視だけでなく、「意匠」でも人気を呼ぶことがあります。
「意匠」の類語や類義語
「意匠」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「デザイン」
- 「設計」【せっけい】
「デザイン」
「デザイン」が「意匠」の類義語になります。
「審美性をベースにした計画的な活動」という定義がありますが、「設計」、「創意工夫」というような解釈ができます。
また、ハードの世界において、「オブジェクト・システム・設計図・回路・パターンを構築するための計画」や「その作成行為」を示す場合もあります。
「設計」【せっけい】
「設計」も「衣装」の類義語になり、「スケッチや略図を描き、プランを立てて、ある形を生み出す行為」という解釈ができます。
「意匠」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、このような言葉は、物事を作る段階で用いられる言葉でもあります。
一般的な生活シーンでは使われることが少ないために、このような場面で使われることを、ここでよく理解しておいてください。