「闇雲」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは、「闇雲」という言葉を色々な場面で聞いたことがあるかと思います。
この言葉のフレーズには、何やらがむしゃらな印象を覚えるのですが、どのような意味があるのでしょうか?
そこで今回は、この「闇雲」フォーカスして考えていくことにします。
目次
- 「闇雲」とは?
- 「闇雲」の語源
- 「闇雲」の表現の使い方
- 「闇雲」を使った例文と意味を解釈
- 「闇雲」の類語や類義語
「闇雲」とは?
「闇雲」とは、「めくらめっぽう」、「無暗」、「見通しもなく行動すること」といったような意味がある言葉です。
- 「闇雲」の読み方
「闇雲」の読み方
「闇雲」は「やみくも」という読み方をしますが、難しい漢字が使われているわけではありませんので、ここでしっかり正確に読めるように覚えておきましょう。
「闇雲」の語源
「闇雲」の語源としては、「闇で雲を掴む」という意味で、本来は「掴みどどころがない」のに、これに増して「さらに真っ暗な環境の中で」といういう意味合いが転じて、「闇雲」という言葉になっていったと考えられています。
「闇雲」の表現の使い方
「闇雲」は「見通しもなく行動すること」という意味となりますので、物事の詳細や状況を深く考えずに、行き当りばったりに行動するような場面で使われることになります。
「闇雲」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「闇雲」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンを見ていくことにしましょう。
- 「闇雲」を使った例文1
- 「闇雲」を使った例文2
「闇雲」を使った例文1
「今すぐにやらならければと必死に考えることは大切だけど、闇雲に突っ走っていると、いつか行き詰まってしまうぞ」
自分の目の前にある問題を解決しようと思うことは非常に大切ですが、深く考えずに「闇雲」に行動することは、非常に危険がつきまといます。
そして、いつか行き詰って壁にぶつかってしまうので、まずじっくりと冷静に考えることが大切です。
「闇雲」を使った例文2
「身体の調子が悪くなったからといって、闇雲に薬を飲んでも決していい効果が得られるとは言えない。むしろ副作用が怖い」
病気をしたり、身体に偏重をきたしたからと言って、すぐに薬を服用することは、非常に危険です。
しっかりと病院で診察してもらい、正しい処方箋のもとに薬を飲むようにすることが重要です。
その前に、日頃の体調管理も必要です。
「闇雲」の類語や類義語
「闇雲」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「手当たり次第」【てあたりしだい】
- 「ランダム」【らんだむ】
「手当たり次第」【てあたりしだい】
「手当たり次第」という言葉が「闇雲」の類義語の1つとなりますが、「あるものをよく検討せずに、とりあえずある物から使用するさま」という意味で使われています。
「手当たり次第」という言葉を聞くと、「思いつくままに行動して、後から後悔することが増えていくばかり」というマイナスイメージがつきまといますので、あまりいい意味で使われることはありません。
「ランダム」【らんだむ】
「ランダム」という言葉も「闇雲」に近い意味がある言葉です。
「事象の発生に法則性・規則性がなく、予測が不可能な状態」、「無作為性」という意味で使われます。
「闇雲」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、もしかすると、この記事を見て、自分の日頃の行動でも、同じようなことがあると思った人もいるかもしれません。
特にビジネス業界に身を置いている人にとっては、「闇雲」に行動することは、控えるようにしなくてはならないでしょう。
現代社会では、スピーディーなアクションが重視される傾向があるので、何か仕事で大きな問題が発生すると、早急に解決しなくてはならない風潮が広がっています。
その問題をすぐに解決しようと、「闇雲」の動くことで、さらに問題を大きくさせてしまうリスクもありますので、慎重に行動する必要があります。