「絶賛喧嘩中」の意味とは!類語や言い換え
「絶賛喧嘩中」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
ここでは「絶賛喧嘩中」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「絶賛喧嘩中」とは?
- 「絶賛喧嘩中」の表現の使い方と注意点
- 「絶賛喧嘩中」を使った例文と意味を解釈
- 「絶賛喧嘩中」の類語や類義語・言い換え
「絶賛喧嘩中」とは?
「絶賛喧嘩中」というのは喧嘩していることを自虐的に、あるいは皮肉的に表現した言い回しになります。
「絶賛」という表現には絶大の賛美、この上ない位に褒めること、べた褒め、という意味があります。
つまり、例えば「絶賛販売中」ということであれば好評ながら販売しています、という意味になります。
「絶賛放映中」などと言われることもありますね。
しかし、「絶賛◯◯中」などと言う表現の中には褒めているわけではなく、自虐的な表現になります。
- 「絶賛喧嘩中」の読み方
「絶賛喧嘩中」の読み方
「絶賛喧嘩中」は「ぜっさんけんかちゅう」になります。
これ以外にも「絶賛遅刻中」などという表現がありますが、ぜひ覚えておきましょう。
「絶賛喧嘩中」の表現の使い方と注意点
「絶賛喧嘩中」というのは文法的には正しい表現ではありません。
先ほども述べた通り、「絶賛」という表現にはこの上なく素晴らしい、などという意味がありますので、この表現と「喧嘩中」は組み合わせられません。
しかし、喧嘩しているということを自虐的に表現して「絶賛喧嘩中」などという表現が使われるようになりました。
広告のパロディーなのでも現在進行形の行いに対して「絶賛◯◯中」と使われることがあります。
例えば「絶賛育児中」などと言われることもありますね。
「メンタルズタボロ絶賛中」などと言われることもあります。
これらには褒めるという意味はありません。
「絶賛喧嘩中」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「絶賛喧嘩中」を使った例文1
- 「絶賛喧嘩中」を使った例文2
「絶賛喧嘩中」を使った例文1
「今、彼氏と絶賛喧嘩中です」
パートナーと喧嘩するという事は珍しくないですよね。
今喧嘩している、喧嘩の真っ只中である、という時に「絶賛喧嘩中」という表現を使う人もいるのではないでしょうか。
喧嘩しているということを自虐的に表現した言い方ともいえます。
喧嘩している状態を喜んでいるということではなく、あくまでも喧嘩しているという事を皮肉った言い回しになります。
また、喧嘩があまりにも辛い時、それをごまかすためにわざと面白く表現することもあります。
「絶賛喧嘩中」を使った例文2
「あそこのご夫婦、今絶賛喧嘩中みたいよ」
「絶賛喧嘩中」という表現は他人に対しても使えます。
誰かの夫婦喧嘩などは話のネタになりやすく、そのような話をしながら茶飲み話に盛り上がる人もいるのではないでしょうか。
そのような時、「喧嘩中みたい」という表現ではなく「今絶賛喧嘩中みたい」と表現することも可能です。
喧嘩を応援しているなどということではなく、あくまでも喧嘩を皮肉っている、ということになります。
「絶賛喧嘩中」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「言い争い」【いいあらそい】
- 「衝突」【しょうとつ】
「言い争い」【いいあらそい】
「言い争い」というのは互いに自分の意見を主張したり相手を非難したりして言葉で争うという意味になります。
簡単に言えば「口げんか」といえます。
「衝突」【しょうとつ】
「衝突」というのは移動中に他のものとぶつかる、あるいはぶつかり合う、という意味です。
相反する立場や利害等がぶつかって争いとなる場合にもこの表現が使われます。
「絶賛喧嘩中」という表現は文法的には誤った言い回しですが、わざと面白おかしくいう人もいるかもしれませんね。
これ以外にも「絶賛寝不足中」などといった表現もありますので、覚えておきましょう。