「明らかに違う」の意味とは!類語や言い換え
「明らかに違う」という表現を使ったことがあるでしょうか。
ここでは「明らかに違う」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「明らかに違う」とは?
- 「明らかに違う」の表現の使い方
- 「明らかに違う」を使った例文と意味を解釈
- 「明らかに違う」の類語や類義語・言い換え
「明らかに違う」とは?
「明らかに違う」というのは大違い、似てもにつかない、という意味です。
「明らかに」という表現には明白で証明が可能な、明らかに認められるように、確かに、という意味があり、「違う」という表現はそれとこれとの間に食い違いがある、意向や予定と合わない、基準に外れる、という意味があります。
この2つの表現を組み合わせて「明らかに違う」というのは誰がどう見ても分かるほど異なる、という意味になるのです。
- 「明らかに違う」の読み方
「明らかに違う」の読み方
「明らかに違う」という表現は「あきらかにちがう」と読みます。
難しい表現ではありませんのでぜひ知っておきたいものです。
「明らかに違う」の表現の使い方
誰かが「これとこれが似ている」と言ったとしても、あなたにとっては雲泥の差だった、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
例えば、人によっては正方形と長方形は似ていると思うかもしれません。
しかし他の人が見れば正方形と長方形は「明らかに違う」形になります。
よく似た花だと思ったとしても、他の人が見れば「明らかに違う」と感じることがあるかもしれません。
よく似たケーキだと思っても、人によっては「明らかに違う」ということがありますよね。
「違う」というのは主観的な感覚でもありますので、人によって「明らかに違う」かどうか異なる場合があります。
「明らかに違う」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「明らかに違う」を使った例文1
- 「明らかに違う」を使った例文2
「明らかに違う」を使った例文1
「このお寺とあのお寺は明らかに違うが、彼女にとってはあまり違わないらしい」
人によっては全然違ったとしても、他の人が見たらよく似ているということがあるかもしれません。
例えば、金閣寺と銀閣寺は全然違うお寺ですが、日本の風情を感じさせるという点ではよく似ています。
両方とも室町時代を代表する文化であり、日本人にとっては欠かせない存在で、外国人からも人気がありますよね。
そのため、どこをポイントとするかによって違うか違わないか意見が分かれることもあります。
「明らかに違う」を使った例文2
「このビールとあのビールは明らかに違うと思います」
ビールと一言で言っても、世の中には様々な種類のビールがあります。
よく似ていると思っても、人が飲んだら全然違うと思うこともあるかもしれません。
また、ビールをよく知る人が飲んだらさらにその違いを明らかにすることが可能になります。
例えば、ビールと言えばベルギーやドイツのビールが有名ですが、そこで一般的とされるビールは日本で有名なビールとも違うかもしれませんね。
「明らかに違う」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「雲泥の差」【うんでいのさ】
- 「月と鼈」【つきとすっぽん】
「雲泥の差」【うんでいのさ】
「雲泥の差」というのは天と地の差、という意味になります。
雲は天空にあり、泥は地上にありますよね。
これほどまでに違う場所にあり、それぞれの違いが大きいという意味を持っています。
「月と鼈」【つきとすっぽん】
「月と鼈」という表現は比較にならないほど2つの物の違いが大きい、という意味になります。
月は満月で丸く、すっぽんも同じように河原が丸いため、丸いという上ではよく似ています。
しかし、次は美しい象徴であり、すっぽんは汚い泥の中にいて顔も醜いということで、比較になりません。
ここからこの表現が生まれたと考えられています。
「明らかに違う」という表現は日常的にも使われますのでぜひ知っておきましょう。
ただし、違うか違わないかという感覚は人によって異なるということも忘れてはいけません。