「表舞台に出る」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「表舞台に出る」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「表舞台に出る」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「表舞台に出る」とは?
- 「表舞台に出る」と「表舞台に立つ」の表現の違い
- 「表舞台に出る」の表現の使い方
- 「表舞台に出る」を使った例文と意味を解釈
- 「表舞台に出る」の類語や類義語・言い換え
「表舞台に出る」とは?
「表舞台に出る」というのは物事が大勢の人に関心を持たれている、関心を集めている、という意味になります。
「表舞台」という言葉には表立って活動できる場所や状況という意味があり、例えば「俳優として表舞台に立った」ということであれば俳優として表立って活動するようになった、という意味になるのです。
不祥事などによって「表舞台から遠ざかる」などという表現もありますね。
ちなみに「裏舞台」というのはおおっぴらな場所での活動をしないという意味になります。
- 「表舞台に出る」の読み方
「表舞台に出る」の読み方
「表舞台に出る」という表現は「おもてぶたいにでる」と読みます。
よく使われる表現ですので覚えておきましょう。
「表舞台に出る」と「表舞台に立つ」の表現の違い
「表舞台に出る」という表現とよく似た言い回しで「表舞台に立つ」という表現があります。
「表舞台に立つ」というのはあくまでも人が華々しいで活躍するなどという時に使われる表現であり、「表舞台に出る」というのは人に限らず、物事が大勢の人に関心を持たれている状態を指します。
それに対し、「表舞台に立つ」というのは人が関心を集めているときに使われる表現です。
主語に応じて使い分けていかなければいけません。
「表舞台に出る」の表現の使い方
「表舞台に出る」というのは人ではなく、どちらかというと物事が多くの人の関心を集めるときに使われる言い回しです。
例えば不祥事が「表舞台に出て」しまえば、その不祥事が多くの人の関心を集めたということになります。
借金問題が表舞台に出たとなれば、その借金問題があからさまになってしまい、多くの人の知るところになったということです。
政治家の汚職問題などが表舞台に出てしまい、政治家の首を絞めることもありますよね。
「表舞台に出る」を使った例文と意味を解釈
これは例文を紹介していきます。
- 「表舞台に出る」を使った例文1
- 「表舞台に出る」を使った例文2
「表舞台に出る」を使った例文1
「不祥事が表舞台に出て、彼の人間性が試されている」
不祥事が表に出てしまった場合、その人がそれをどのように対処するか、ということこそ多くの人の関心事になるのではないでしょうか。
どれだけ失敗をしたとしても、きちんと反省して償なったらまた社会的に活躍できるということもあります。
その一方で無視をしてしまったり、なかったことにしてしまえば、そのまま社会的に抹殺されてしまう可能性もあるのです。
不祥事が表舞台に出てしまったら真摯に対応しなければいけません。
「表舞台に出る」を使った例文2
「汚職問題が表舞台に出て、あの政治家は辞任を迫られている」
隠していたつもりだった汚職問題が表舞台に出てしまったことにより、辞任を迫られたという政治家は珍しくないですよね。
悪いことをしておきながら隠していたわけですから、きちんと責任を取らなければいけません。
本人たちが隠そうとしていても、関係者たちがどこかで情報を漏らしてしまうことによって問題が表舞台に出てしまうのです。
そのような問題が起こった時にもきちんと対応するように心がけなければいけません。
この時にも反省の仕方次第ではまた政治家として活躍できる可能性もあります。
「表舞台に出る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語ご紹介していきます。
- 「耳目を集める」【じもくをあつめる】
- 「関心を集める」【かんしんをあつめる】
「耳目を集める」【じもくをあつめる】
「耳目を集める」というのは大勢の人の注目を集めて関心をもたれる、という意味になります。
人に評価される良いことであっても、非難されるような悪いことであっても、関心を集めるときに使われる表現です。
「関心を集める」【かんしんをあつめる】
「関心を集める」という表現も大勢の人に関心をもたれるということになります。
「関心」は心にかけること、気がかり、興味を持って注意すること、という意味になります。
良いことが「表舞台に出る」のであれば良いですが、問題が「表舞台に出て」しまった場合はまずいと感じる人もいるかもしれません。
そのような時はきちんと対応するように心がけていきましょう。