「壊滅」とは?意味や使い方!例文や解釈
「壊滅」とは、「組織・機構などがすっかりダメになって総崩れになること」を意味する言葉です。
「壊滅」の「意味・読み方・使い方・壊滅を使った言葉・例文と解釈・壊滅と全滅の意味の違い・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「壊滅」とは?
- 「壊滅」の表現の使い方
- 「壊滅」を使った言葉と意味を解釈
- 「壊滅」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「壊滅」と「全滅」の意味の違い
- 「壊滅」の類語や類義語・言い換え
- 「壊滅」の英語と解釈
「壊滅」とは?
「壊滅」という表現は、「組織・機構などがすっかりダメになってしまうこと」や「組織だったものが総崩れになること」を意味しています。
「壊滅」というのは、「組織・機構などの全体が壊れてすっかりダメになってしまうこと」を意味している表現なのです。
- 「壊滅」の読み方
「壊滅」の読み方
「壊滅」の読み方は、「かいめつ」になります。
「壊滅」の表現の使い方
「壊滅」の表現の使い方は、「組織・都市・機構などの全体がすっかり壊れてダメになってしまった場合」に使うという使い方になります。
「壊滅」というのは、「全体が壊れて機能しなくなった場合」や「組織的なものが総崩れになってしまった場合」に使うことができる表現なのです。
例えば、「戦争で歴史的な建造物が壊滅する被害を受けました」といった文章で、「壊滅」の表現を正しく使えます。
「壊滅」を使った言葉と意味を解釈
「壊滅」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「壊滅的な打撃」【かいめつてきなだげき】
- 「都市の壊滅」【としのかいめつ】
- 「組織の壊滅」【そしきのかいめつ】
「壊滅的な打撃」【かいめつてきなだげき】
「壊滅的な打撃」という表現は、「組織・機構・都市などの全体が総崩れになるような激しい攻撃・ダメージ」のことを意味しています。
例えば、「東京大空襲によって戦時下の東京は焼け野原になるほどの壊滅的な打撃を受けました」といった文章で使えます。
「都市の壊滅」【としのかいめつ】
「都市の壊滅」という言葉は、「都市機能が喪失するほどに全体が破壊されること」や「攻撃を受けて都市がすっかりダメになってしまうさま」を意味しています。
例えば、「第二次世界大戦では世界の都市の壊滅を、多くの人が目前にしました」などの文章で使用されます。
「組織の壊滅」【そしきのかいめつ】
「組織の壊滅」という表現は、「複数の人・部署などで構成されている組織が総崩れになること」を意味しています。
例えば、「リーダーシップと誇りを失ってしまうと、組織の壊滅は思っているよりも簡単に起こってしまうのです」といった文章で使用することができます。
「壊滅」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「壊滅」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「壊滅」を使った例文1
- 「壊滅」を使った例文2
「壊滅」を使った例文1
「歴史的な自然災害や大戦争では、多くの都市・村落が壊滅的な被害を被ることになりました」
この「壊滅」を使った例文は、「歴史的な自然災害や大戦争では、多くの都市・村落が完全にすっかり破壊されてしまうような被害を被ることになった」ということを意味しています。
「壊滅」を使った例文2
「会社組織が壊滅する前に、危機的な経営状態と従業員のモチベーションの立て直しを図っていかなければなりません」
この「壊滅」を使った例文は、「会社組織の全体が総崩れになって機能しなくなる前に、危機的な経営状態と従業員のモチベーションの立て直しを図っていかなければならない」ということを意味しています。
「壊滅」と「全滅」の意味の違い
「壊滅」と「全滅」の意味の違いは、「壊滅」の表現は「組織・機構・都市(共同体)などの全体がすっかり機能しなくなってしまうこと」を意味していますが、「全滅」の表現は「集団を構成している全員が死んでしまうこと・全体を構成している部分のすべてが滅びること」を意味しているという違いがあります。
そのため、「会社の壊滅」という表現は使われますが、「会社の全滅」という表現は通常使われません。
「部隊の壊滅」という場合には「部隊全体は機能しなくなったが生存者がいる可能性がある」という意味のニュアンスになります。
一方で、「部隊の全滅」という場合には「その部隊を構成していた全員が死んでしまい生存者がいない」という意味のニュアンスになる違いがあるのです。
「壊滅」の類語や類義語・言い換え
「壊滅」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「全滅・絶滅」
- 「撲滅・殲滅」
- 「総崩れ・根絶やし」
「全滅・絶滅」
「壊滅」の類義語・言い換えとして、「全滅・絶滅」があります。
「全滅」という表現は「全てが滅びること(死ぬこと)・残らずに滅びること」を意味していて、「絶滅」という表現は「生物種などが滅びて絶えること・残らずに絶やすこと」を意味しています。
それらの意味から、全体がすっかりダメになるを示す「壊滅」と良く似た意味を持つ類義語(シソーラス)として、「全滅・絶滅」を指摘できます。
「撲滅・殲滅」
「壊滅」の類語・言い換えには、「撲滅・殲滅」があります。
「撲滅」という表現は「完全に(徹底的に)打ち滅ぼすこと」を意味していて、「殲滅」という表現は「完全に滅ぼすこと・根絶やしにすること」を意味しています。
それらの意味から、組織だったものが総崩れになってダメになることを示す「壊滅」の表現は、「撲滅・殲滅」という表現で言い換えられることもあるのです。
「総崩れ・根絶やし」
「壊滅」の類義語・言い換えとして、「総崩れ・根絶やし」があります。
「壊滅」という表現は、「組織・機構・共同体などが総崩れになって機能しなくなること」や「根絶やしに近い状態になってすっかりダメになること」を意味しています。
それらの意味から、「壊滅」に近しい似た意味を持つ類義語として、「総崩れ・根絶やし」の表現を上げられるのです。
「壊滅」の英語と解釈
「壊滅」という言葉を英語で書き表すと、以下のようになります。
“destroy, destruction”(破壊する・壊滅させる・破壊・壊滅)
“annihilate, annihilation”(全滅させる・壊滅させる・全滅・壊滅)
“devastate, devastation”(徹底的に破壊する・壊滅させる・壊滅・荒廃)
- “A large number of soldiers devastated the city in 10days.”
“A large number of soldiers devastated the city in 10days.”
「壊滅」という言葉を使ったこの英語の論文は、「大勢の兵士たちが、10日間でその都市を壊滅させました」ということを意味しています。
「壊滅」という言葉について徹底的に解説しましたが、「壊滅」には「組織・機構・都市などがすっかりダメになってしまい総崩れになること」などの意味があります。
「壊滅」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「全滅・絶滅」「撲滅・殲滅」「総崩れ・根絶やし」などがあります。
「壊滅」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。