「悪影響を及ぼす」とは?意味や語源や言い換え!例文と解釈
日常会話で「悪影響を及ぼす」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、由来や具体例などもあわせて紹介します。
目次
- 「悪影響を及ぼす」とは?
- 「悪影響を及ぼす」人とはどんな人?
- 「悪影響を及ぼす」の類語や類似表現や似た言葉
- 「悪影響を及ぼす」を使った例文や短文など
「悪影響を及ぼす」とは?
「悪影響を及ぼす」の概要について紹介します。
- 「悪影響を及ぼす」の読み方
- 「悪影響を及ぼす」の意味
- 「悪影響を及ぼす」の由来
「悪影響を及ぼす」の読み方
「悪影響を及ぼす」は「あくえいきょうをおよぼす」と読みます。
長い言葉ですが使われている漢字はたいして難しくないので、落ち着いて読む様にしましょう。
「悪影響を及ぼす」の意味
「悪影響を及ぼす」の意味は、「あるものの悪い作用が他のものや人に及んでしまうこと」です。
ある人が何かの行動をした時やものごとが進んだ時に、他のことや人に良くない変化や反応が起きてしまうことを言います。
今までスムーズにいっていたことがいかなくなったり、精神的に引っ張られてしまいうまく行動できなくなってしまう時の表現です。
「悪影響を及ぼす」の由来
「悪影響を及ぼす」の由来は、言葉を分解して解釈すると理解し易くなります。
「悪影響」は、「悪+影響」で、「悪」は「よくないこと」「不道徳なこと」「違法なこと」「不快なこと」「不適切なこと」など、あらゆるネガティブなことを表します。
「影響」は、「ものの形が変わり影の形が変わること・音が変化して響きが変わること」という語源があります。
ここから「形と影の関係」「音と響きの関係」の様に、お互いが反応し合うことや作用し合うことを比喩した表現として使われています。
「及ぼす」は「ある作用や影響などが達する様にすること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「よくない反応や作用が起きてしまうこと」という意味で使われる様になったのです。
「悪影響を及ぼす」人とはどんな人?
ビジネスで「悪影響を及ぼす」人について紹介します。
- 遅刻が多い人
- サービス残業をする人
遅刻が多い人
いつも遅刻ばかりしている人がいると、周囲の人の士気が下がってしまいます。
真面目にやらない人がいることで部署の雰囲気が悪くなり、人間関係がぎくしゃくしてしまうのです。
サービス残業をする人
「私は忙しい」というアピールをする為に、サービス残業をする人がいます。
周囲の人が定時で帰りにくくなり、必要のない残業を慢性化させてしまう可能性があります。
「悪影響を及ぼす」の類語や類似表現や似た言葉
「悪影響を及ぼす」の類語を紹介します。
- 「マイナス効果」【まいなすこうか】
- 「藪蛇」【やぶへび】
「マイナス効果」【まいなすこうか】
「そのものごとや人が、順調にいっていることや人を不調に至らしめること」という意味です。
今迄順調に積み上げてきたことがそのことや人のお蔭で損なわれたり失われたりすることを表します。
「藪蛇」【やぶへび】
「余計なことをして返って悪い結果になってしまうこと」という意味です。
「藪をつついてヘビを出す」ということわざを省略した言葉で「わざわざ藪などつつく必要がないのにしてしまい、その結果ヘビが出て逃げ惑う羽目になる」ということに由来しています。
「悪影響を及ぼす」を使った例文や短文など
「悪影響を及ぼす」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「悪影響を及ぼす」を使った例文1
- 「悪影響を及ぼす」を使った例文2
「悪影響を及ぼす」を使った例文1
「このままだと他のセルに悪影響を及ぼす」
エクセルで、どうしても計算式がうまくいかないのでそのセルだけ手入力をしていましたが、他のセルと整合性がなくなってしまい、エラーが出てしまう可能性があることを表しています。
「悪影響を及ぼす」を使った例文2
「ライバル会社の倒産は我が社にも悪影響を及ぼすかも知れない」
ライバル会社が倒産すると、その商品に対するイメージが悪くなり、自社の商品も売れなくなる可能性があることを表しています。
「悪影響を及ぼす」は「あるものの悪い作用が他のものや人に及んでしまうこと」というです。
良くない影響を受けそうだと思った時に使ってみましょう。